ステーションピアノが流行っていますね [U3の独白]
ところで、先週ですが東京藝大のクラシック音楽の発表会があったので上野まで行って来ました。知り合いのお嬢さんが東京藝術大学音楽部の器楽科の大学院生で、ある弦楽器を専攻しているものですから。
ピアノ伴奏でヴァイオリンとチェロとビオラの四重奏での発表会でした。一音もぶれず表現力も素晴らしいものでした。また機会があったら行きたいと思います。
先々週は春風亭小朝の落語を聞きに津田沼の文化ホールに行きまして、先週は上記の音楽会です。
わたくしめ、厳つい面相に似合わず絵画や音楽など好きでありまして、小中は美術部で、高校の時には落研に籍を置いておりました。特に絵画は得意でありまして、東京都のコンクールで賞を頂いたことも何度かあります。
しかし、何事も突き詰めてやるということが苦手でございまして、飽きっぽい性格なものですからある程度出来てしまうとそれ以上先に進まない、俗に言う『器用貧乏』でございます。従って突出した才能がある訳でもなく、生きるために選んだのは父親の職業とも絡む建築の世界でありました。そんな訳で、芸術とは疎遠になってしまった訳であります。
しかし歳を重ねるに従って、持ち前の「中途半端な芸術肌」がムズムズ致しまして、還暦を前に本業を放り出し、文筆業であることを自称しだしてから人生波瀾万丈、と〜ても生活も懐具合も不安定になりまして本日に至っております(笑)
ところで昨今TVやネットを見ますとフラッシュモブなど街頭が突然何かのパフォーマンスの舞台になり、その場に出くわしたりすると何だか得をした気分になってしまいます。その他にも昨今の流行りとして、空港とか駅とかにピアノが置いてあり誰でも自由に弾いても良い場が増えてきたようにも思います。しかし現実に見る演奏者というのはお世辞にも上手とは言えず、足を止めることもなく行き過ぎるのが常でありました。
そして我が街船橋にも、駅前のFACEビルの京成船橋駅側にステーションピアノがありまして、そこを通る度に演奏している方がいらっしゃいました。しかし殆どの方が、耳の肥えたわたくしめが数音聞いただけで行き過ぎてしまうような腕前でありまして、そこを通ってもやがて気にも留めなくなっておりました。
ところが、今朝10時頃急用があって駅に急いでいたところ、そのピアノの前に一人の若い女性が座ってピアノを弾き始めたのです。その時私は気にも留めませんでした。確か近くの柱に寄り掛かって聞いている一人の男性がいたように思います。
私が近くで用事を済ませていると、ふと気がつくと聞き覚えのあるピアノの調べが聞こえて来ました。その旋律は余りにも懐かしく素敵なものでした。背後から聞こえる演奏は一音の狂いも淀みもなく、流れる様に、しかもエモーショナルに心に響いてきました。しかし残念なことにその曲を最後まで聞くことは出来ませんでした。私には次の用事があったのです。
曲はショパンのバラード第一番、作品23でした。
2019.10.07.21:50追記
YOUTUBEでバラード第一番のURL見つけました。ヴァイオリンのソロも入った特別なものですが素晴らしい出来です。このURLの映像はアニメ『四月は君の嘘』のものです。始まりから四分過ぎまでは静止画ですが、その後は動画となります。見れば必ず感激すると思います。よろしければココをクリックして下さい。
そうやってピアノが弾けたらいいですね。
子供の頃、習ってたのを止めたことをちょっと後悔。
続けててもたいした腕前にはならなかったでしょうが…^^;
いずれにしても、憧れます。
by かずのこ (2019-10-07 14:38)
音楽はまるっきり駄目ですね。
オタマジャクシすらまともに読めません。
by 拳客 (2019-10-07 19:36)
自分は音楽会等での演奏を聴くとなると、年に1回あるか無いかですね。
by まるたろう (2019-10-07 21:12)
私も音楽三昧の真っ最中です。 秋ですねぇ。
by たいへー (2019-10-08 08:36)
ステーションピアノ・・・富山では見かけたことはありませんが、いいですね ^^
ただでさえピアノの曲が聴こえてくると気持ち良くなるのに、それが駅でなんて、いいなぁ(^^;
by なかちゃん (2019-10-09 06:25)
ピアノも弾けませんが、今回のブログ移行は
地獄でした(知識0)悶々として10日経ち友人のお陰で
移行・こうして訪問が出来ました令和=冷話な一時
by 侘び助 (2019-10-10 17:57)
そうなのですか
落研だったのですね。
道理で、風刺精神があるわけですね。
by 八犬伝 (2019-10-12 10:55)