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悪夢そのものの自公政権をそのままにして措いて良いのか? [正論!]

ご近所の三番瀬海苔業者のお店.jpg

<私め、東京湾三番瀬の海苔と言えばJR船橋駅北口の市場通りにある『森傳』オンリーで、この業者から海苔を買ったことはありません。然るに、ご近所の誼(よしみ)と、社名のデザインが気に入ったので、敢えて写真を掲載しました。因(ちな)みに手前の白チャリは私の最新の愛車です。ところでもう一つの愛車は、この7月末でCROWN HYBRID 3.5L から、12年ぶりにYARIS CROSS HYBRID Z 1.5L 2WDに代替わりしました>

 結構長い記事となります。宜しければノンフィクション短編小説か、ちょっとしたドキュメンタリー小説だと思って読んで下さい。そう思うと結構面白い読み物になると筆者は確信しています。

 ・・・・・

 これはたとえ話だ。

 街灯もあり、駅へ向かうのにも便利な緑多いその小径は、朝晩と昼前後は案外と人通りが多い。大規模な新興住宅地から駅前に出るのにショートカットになるし、車は通らず舗道(ペーブメント)として整備もされていたからとても利便性が高いのだ。

 だが盛夏を迎えた7月半ば、安心して通れる筈のその小径に異変が起こった。

 そのペーブメントの途中にある樹木に覆われた廃屋の前を、朝の通勤で駅に急いでいた女性が通過しかけた時、突如複数のオオスズメバチに襲われたのだ。

 たまたまそこを通りかかってそれを目撃した男性が、その女性への攻撃を防ごうと、果敢に持っていた鞄で蜂を追い払おうとしたところ、今度はその女性ではなく、自身が複数のオオスズメバチに襲われた。

 女性は背中に焼き付くような強烈な痛みを感じたが、幸い一カ所刺されただけで、しかも何故か軽症で済んだ。だが助けに入った男性は背中数カ所と後頭部も二カ所刺されてその場に倒れ込んだ。しかも悪いことに蜂に刺されたのは二度目だったために、アナフィラキシーショックを起こしてしまったのだった。

 その直後に通りかかって119番通報をした若い男性は、倒れている男性を介抱しようと屈み込んだ。見れば体が小刻みに震えている。しかも熱いと言ったにも関わらず、すぐその後で急に悪寒がすると言いだした。そう訴えたあとの男性の顔に精彩はなく、唇は紫色で舌の根があっていないように思われた。

 去年まで飼っていた愛犬の最期が脳裏に浮かんだ。直感的にこれは危ないと思ったが、介抱しようとした男性には応急処置のしようもなく、上半身を抱きかかえたまま、ただ救急車が来るのを待つしかなかった。蜂に刺された男性はチアノーゼを起こしていた。

 まもなく通報で駆けつけたドクターカーの隊員の処置が迅速だったせいか、点滴を受けた女性はすぐに快方に向かったし、重症にならずに済んだという。チアノーゼを起こしていた男性はより重症であったが、救急隊員と病院での救急医療が適切であったために、二日入院しただけで三日目の午前中に退院することができた。

 何ごとも、初期の段階で適切な処置をすることが、大切だということをこの事実は物語っている。

 後で分かったのだが、どうも女性がつけていた香水にスズメバチが強く反応したらしい。しかし男性の方は、女性を庇った行動がオオスズメバチからは威嚇とも攻撃されたとも捉えられたために、それで執拗に波状攻撃を受けて、女性よりも被害が大きくなったものと思われる。

 そういえば女性が襲われる2分ほど前に、一匹の大きな蜂が周りを何度も行ったり来たり旋回していた。それがいなくなって一安心して、駅に向かって脚を早めたところ、今度は複数で現れて直近を旋回し始めたと思うまもなく、一気に襲われたのだという。

 救急搬送の車中で「死ぬかと思い、とても怖かった」と、その女性は救急隊員に語った。その頃にはあの焼け付くような強烈な痛みと、悪寒で止まらなかった体の震えは収まっていた。何だか急に眠気を感じた。

 それまでバイタルなどを確認していた隊員が、「眠っちゃ駄目ですよ」と、ストレッチャーに横たわる女性に優しく声を掛けた。その間反対側のストレッチャの上でじっとその様子を眺めていた、もう一人の男性の意識はそこで途絶えた。病院の救急医療の主任医師の話では、もう少し対応遅かったら、心不全を起こして危なかったかもしれないとのことであった。

 よく考えてみれば、去年も春先に僅かに被害が発生していたし、その後もやはり盛夏を迎える辺りから秋口まで被害が出ていた事を、人々は今さらのように思い出した。冬も被害が出ていたが、その原因は今以(もっ)て分からない。

 確か去年の被害はキイロスズメバチに因るもので、あの時は新興住宅地に隣接する昔からの農家の軒裏に大きな巣があったのだが、被害が出始めてすぐに、その農家が知り合いの伝手(ツテ)を頼って、専門の業者に頼んで駆除して貰ったと聞き及んでいる。

 しかし今度というか今年は去年とは様子が違う気がした。それに去年はキイロスズメバチだったけど、今年の被害はあのオオスズメバチなのだ。

 これを聞いて思った。人々が慢心し忘れた頃に災厄はやって来る。

 その被害は瞬く間に広がり、スズメバチに刺されたという人が、毎日の様に救急車で遠くの病院に搬送されるようになると、その駆除を町内会では早急(さっきゅう)に検討しなければならなくなった。

 住民になってまだ日が浅いせいか、何故か市役所は動きが遅かった。

 新興住宅地は昨年春に分譲が始まり、今は半数あまりの真新しい住戸が立ち並んでいる。それで住人は一気に多くなった感があるが、市役所は庁舎も古く職員数も少なく思えて、新たな住人の目には頼りなく見えた。現実にも、その規模(住人の数)に見合った組織と、体制ができている様には思えなかった。

 町内会の主だった者を集めた会合では、スズメバチの駆除を専門業者に頼もうという案が大勢(たいせい)を占めた。だが町内会の発起人の一人で、この会合の司会進行役でもある初老の男性が、皆の発言を抑える様に両手を広げて次の言葉を述べると、今まで喧(かまびす)しかった集会所の、手狭でエアコンもない集会室は一気に静まり返った。

「そんな予算が、まだ出来て間もないこの町の一体どこにあるのか?」

 窓を開け放していても実際には暑かった。だが初老の男性のこの一言で、室温がほんの僅かの間ではあったが、3℃は下がった気がした。

 町内会とは名ばかりで、出来て1年半しか経っていないこの大規模新興分譲住宅地では、小さな子どもを抱えた若夫婦世帯も多く、それゆえに地域自治に無関心な者が多かった。

 それに、否(いな)、それだからこそ皆てんでバラバラで全く纏まりもないから、町内会費の徴収さえ儘ならない有りさまで、ここに集まってきた有志の人達も、皆手弁当で集まって来ているのが現実だ。

 だが今回ばかりは若い人もこの会合に参加していた。現実に自分たちの子どもにも被害が及んでいたからだ。つまり初めて自分たちの問題として、若い人たちも捉え始めていた。

 しばらくして、一人の中年の男性が颯爽と手を挙げ、自然発生的に議長と司会進行役を務めていた、先ほどの初老の男性に発言の機会を求めた。

 初老の男性はどうぞと言う様に、発言を求めた中年の男に手を差し伸べ、発言を了承した。

 中年男性は勢い込んでこう言った。

「隣町のホームセンターでスズメバチ駆除スプレーを買って、自分たちで駆除すればいいんじゃないでしょうか。そうしましょうよ!」

 即座に別の老人が反論した。

「一体誰が駆除すんの? それにあの廃屋辺りにスズメバチの巣があるのは間違いないと思うけど、その場所は誰一人特定できていないし、実際、あることすら確認していないでしょ。それに昼間は皆仕事を持ってるから夜間に駆除するしかないけど、そんな暗い中で蜂の巣を探し出して駆除するなんて素人が出来っこないでしょう。一人では出来ないし大勢でも無理でしょ。下手すりゃ死人が出るよ」

「じゃあ市役所に相談してみるか?」

 もう一人の壮年男性が呟くように言った。

 すかさず先ほどの老人が発言した。

「いや、市はスズメバチの駆除の相談になんか乗ってくれないよ。第一市役所と言っても名ばかりで、実質は村役場だからね。職員も足りなければ専門知識もない。実は二週間前に市役所に相談に行ったんです。でも散々たらい回しにされた挙げ句、回答は後日すると言われて帰って来たけど一向に返事がない。それで一週間前に電話を入れたけどそこでも電話をたらい回しにされて、結局結論は出ずじまい。ありゃ駄目だね、自分たちで解決するしか手はないよ」

 そこで皆は再び黙り込んだ。議論は完全に暗礁に乗り上げた格好だ。

 長い沈黙の後、今度は別の壮年の男性が立ち上がり発言を求めた。

「ではここで新たに有志を募って、その人たちで昼間に蜂の巣の在処(ありか)を探して、夜は怖いし危険性も高まるから、昼間にその巣の近くに立って、攻撃して来るスズメバチを駆除スプレーで各個撃退という感じで退治するしかないんじゃないでしょうか。もちろん自作の防護マスクと防護服を着てですよ。テレビで見たことあるけど、ホームセンターにあるもので自作できるみたいです。もしそれで良ければ、私はスプレーやゴム長などの防護服の材料の買い出しも率先してする覚悟だし、駆除を買って出てもいい!」

「簡単ではないようだけど、それしかないか・・・」

 三々五々それを肯定する声が挙がった。

 一人の若者が独り言のように呟(つぶや)いた。呟きなのに案外通る声だ。

「それでオオスズメバチは根絶できるんだろうか? 下手すりゃ有志の中から死人が出るし、たぶん完全駆除なんて女王蜂(大本)を殺さなきゃ意味ないし。それにオレ怖いし・・・やりたくないんだよね」

 みな、再び黙り込んでしまった。

 ・・・さあ、あなたならどうする?

 ちなみに、この話は譬(たと)え話だ。何にたとえたかは言う迄もないだろう。

 ところで、この譬えの答えと現実の解決策を、具体的に記事の終盤に示しています。ですから(長文ですが)最後まで読み進めることをお勧めいたします。

 具体的には、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した後に、同じクリニックで二ヶ月後に、高齢者肺炎球菌ワクチンを接種したエピソード(実話)を記して以降の文章です。

 自分で言うのも何ですが、示唆に富んでいるどころか、現状を明解に解析しており、しかもエビデンスに則った具体的で有益なお話です。

 どこぞの首相の何ら具体性のない対策とかお願いの100倍は(ちょっとオーバーかな)、具体的で有効性の高い対策です。たぶん皆さん眼からウロコが落ちる思いがするでしょう。←これは個人的かつ希望的感想でありんす。

 それでも最後まで読んで頂ければ幸いに存じます。

 クドいようですが何も読後に残らないなんてことは、絶対にないことだけは保証します。一銭も金銭的保証はないけど(*´∀`*)

 菅総理は、先月末の記者会見で「今回の(緊急事態)宣言が最後となるような覚悟で云々」話されたと記憶していますが、案の定、結局は緊急事態宣言もまん防も、都府県の範囲を更に拡大しただけでなく、延長せざるを得なくなりました。

 しかもまたもや宣言の地域を8つも追加するらしい。呆れたね、これで二度目だよ。だらだらと今までのように中身のない対策なんかしていたら、9月12日に緊急事態宣言の解除なんか出来っこないんじゃない。

 まあそれでも総裁選が控えているから、訳の分からない理由をこじつけて宣言解除しちゃうという荒技を繰り出すこともあり得るかもね。何しろ師匠である安倍元総理のありもしない国難を捏造しての解散総選挙強行ってなことが、過去にはありましたから。

 それに安倍以降の自民党は、党利党略に基づいた政局絡みでしか選挙をしない政党です。国民のことを第一に考えて解散した、なんてことは一度たりとも御座んせん! 虚偽答弁はするし、公私混同は甚だしいし、失言暴言雨あられ。

 でもね、国会の審議中答弁であれ、記者会見での質疑であれ、都合の悪い質問には一切答えないっていうのは、誰が見ても正当性なんか感じられないよ。だってすぐカッとくる狭量な態度と、言葉知らず(言葉足らずではない)と、無能そのものを曝け出している訳ですから。

 こんな状態であれば、無責任政党なら納得だけど、安倍元総理が堂々と公衆の前で宣わった、「自民党こそ責任政党だ」、、、、なんてことは、私は口が裂けても言えません。恥も知っているし、良心という確としたものがありますから。

 あ、そうか。嘘をついても平気で恥も知らないし、言葉に責任持たない政党だものね。口だけ説明責任を果たすといいながら、安倍晋三さんはとうとうせその責任を果たさなかったものね。それを後継者は踏襲しているという、加計(カケ)ぢゃなかった、訳(ワケ)ですな。納得しました。

 ところで菅総理って、朝令暮改と言うか、見通しが甘いっていうか、総理率いる日本政府がまったく機能していないというか、とどのつまり無能そのものって事だよね。

 つまりいつもの様に言葉だけで、そこに根拠、つまりエビデンスもなく、覚悟も責任政党という自覚も、根本的に足りなかったということですよね。

 言葉を放った途端、すぐに結末が分かる様なお粗末な希望的観測など、どうしてこの宰相は口にするのか甚だ理解に苦しみます。

 しかも相変わらず説得力ゼロというか、訴求能力まるでナッシング!!!

 これで一体ぜんたい、感染症対策は何連敗なのでしょう。というか、お言葉とは裏腹に、一度たりとも勝利したことなどないよね(^_-)-☆

 世界も含めて新型コロナウイルスに勝てた例しはないのに、よくぞまあオリンピックを前に、あの悪名高きバッハ会長と世界に向けて「東京オリ・パラ2020を、新型コロナに打ち勝った証とする大会としたい」と宣(のたま)われたものだ。

 現実にはそのオリンピックの最中に感染は一気に拡大して、連日日本のどこかで、感染数の最高値を更新している有りさまです。つまり打ち勝つどころかボロ負けでスガな。この2ヶ月弱の間に一体何度、期間延長や宣言地域とまん防地域を追加したの? 行き当たりばったり?? 見識はあるの? 無いよね!

 これほど成果が伴わない『口だけ内閣』は今までなかったのではないでしょうか。

 という訳で、安倍、菅と続いた自公政権は、新型コロナウイルス禍において、1年半以上経った今なお、何一つ有効な法案も政策も対策も打ち出せず、当然ながらめぼしい成果と呼べるものは、いまだ何一つないのが現状です。

 毎回毎回、国民へ負担を強いるお願いばかりでは国民は納得しないし、エビデンスもないのであれば、言うことを聞かなくなるのも道理であろう。

『自助・共助・公助、そして絆』が菅義偉個人の政治理念であるならば(驚いたことにそうなんだって!)、大多数の国民や、新型コロナウイルスの陽性者が『公』から『絆』を断ち切られている今こそ、あなたのその理念を具体的に示すべきなのではないですか。

 それなのに、いつまで具体性もない自助ばかり求める発言を、十年一日のように繰り返しているのですか?

 そんなあなたにモノを考える力があるとはとても思えないし、一国を任せられる能力があるとも思えません。

 息子は別人格だとして、自らの子息の放送権を巡る接待疑惑を覆い隠したままで、その後の数々の疑念に答えることすら今までなかった菅総理です。だからまったく期待はしていないのですが、エビデンスのない感染対策の失敗の責任を、これからどう取るのかその覚悟の程を、すべての国民の前で一度は示して欲しいものです。

 いつも前屈みでヨタヨタと歩き、些かも毅然としたところのない宰相を、それでも国民の過半が支持すると思っているのだとしたら、それは幻影・幻想でしかありません。いい加減夢から覚めて下さい。そしてあなたに全ての国民を率いるだけの能力があるのだとしたら、それを今すぐ示して下さい。当然ながら明確な科学的根拠に基づいたエビデンスは不可欠です。

 しかし、よくよく考えてみれば。これが皆さんが安定政権を望んで、幾度かの衆参両院の選挙で自民党と自公候補を、よく考えもせずに大量に当選させてしまった結果なのです。選挙民にマクロ的というか、大局に立って政権与党を選ぶという視点が、決定的に欠けていたと言わざるを得ません。

 絶対多数政党が何をやるのか、今頃になって気づいても遅いという訳です。

 心の底からそう思う次第です。

 皆さまは如何?!?!

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 東京オリンピック2020では侍ジャパンが金メダルを獲りました。

 もちろん選手一人一人の、金メダルを獲りたいという強い思いがあったからこそ、金メダルが獲れたというのが第一の勝因であったのは言うまでもありません。しかし(無観客試合で実際には見えも聞こえもしませんでしたが)、もう一つの要因として、国民一人一人の声援が選手まで届いて、それが大きなモチベーションとなって、選手一人一人の心を後押ししたのだと私は思っています。

 しかしその一方で、オリパラ2020で支持率が上がると目論んでいた、棚からぼた餅菅内閣の支持率は、意に反して下降の一途をたどっています。

 理由は簡単です。菅自公政権が国民の目をオリパラに向けさせている間に、ワクチン接種も進んでコロナ禍が下火になるだろうという目論見が、ものの見事に外れてしまったからです。

 そもそもデルタ株がこれ程の勢いで蔓延するのは想定外だったと言っている時点でアウトです。イギリス株は3ヶ月で蔓延しました。当初の武漢の中国株も同様です。

 そのことを知っていながら、更に強毒株で感染力が2倍だと言われていたデルタ株が、4月初旬に関空で見つかった時点で、3ヶ月後に全国に感染が蔓延するという、最悪のシナリオを想定すべきだったのに、何故菅政権はそれを見越して動かなかったのでしょう。

 これも以前から、空港や港湾などの水際対策が、まったくのザルだと言われていたにもかかわらず、有効な手立てを怠っていたが故に必然的に起こったというべきでしょう。

 何も総理や閣僚の言うように『想定外』などではないのです。想定する頭が初めからないのです! 言い訳は聞き飽きました!!!

 そういった最悪のシナリオを想定するだけのおつむを(頭脳のこと。けして『オムツ』ではない。まあオムツをさせたいほど、国民の安心・安全・健康そっちのけで、政局絡みの思惑がダダ漏れのお粗末なおつむではではあるのだけれど(*´∀`*))、この政権内の誰一人持ち合わせていなかったという、とんでもない事実に突き当たる訳です。

 二度あることは三度ある。この誰でも知る格言さえも、政権内の誰一人思い至らなかった、という事なのだろうと思う訳です。

 しかし日本以外の先進国では、最悪のシナリオに基づいて、しかも実証された(つまり理論が確立された)エビデンス(まあ、だからこそ『エビデンス』たり得るのだが)に基づいて、有効な対策を講じています。

 現実には欧米各国は、日本の現状を遙かに凌ぐパンデミックで、相当痛い目に遭っていますが、むしろそうだったからこそ、最悪のシナリオを想定して動かざるを得なかった、という実情もあったのだろうとは思います。

 しかし一方日本では、安倍総理以来の説明責任を果たさない体質が災いして、政府のウイルス対策や方針が余りにも頼りなかったが故に、幸か不幸か(実際は不幸と悪夢の前触れだったのだが)、武漢株(日本に上陸したのは結果的にほんの僅か)や、その亜種であるイタリアを中心としたヨーロッパ株の蔓延を、国民の自主的な行動規制だけで昨年の5月に乗り切ってしまった。

 しかしこのことが、却って安倍前総理や菅現総理率いる政府を慢心させる結果を招いただけでなく、国民へのお願いベースで対策はすべて事足りるという幻想を、この無為無策で無能な自公政権に、あろうことか抱かせてしまった訳です。

 それでもし問題が生じても、国会でも記者会見でも、質問や疑念を一切無視するか、あるいはまともに答えないという、これまでの遣り方を踏襲することで事足りるという、傲岸不遜な態度を生み出してしまったということなのだろうと思っています。高級官僚も然りです。

 だからダイヤモンド・プリンセス号で感染者を大量に出して以来、1年半を経過しても何一つ有効な手立てを打てなかったのです。

 元々自公政権と日本政府には『学習効果』というものが根本的に欠けているのです。つまり経験から何一つ学べない愚か者の集団だということでしょう。

 現実にも、あの豪華客船の感染事例から、それこそ何一つ厚労省も政府も自公政権も学べなかった。不備を指摘されれば圧力を掛けて、医師や学者の自由な言論を封じてしまった。

 実例として残る教訓が、その後の感染対策に生かされなかったのは明らかだ。

 あの船内という密室での感染が、一体どの様なものであったのか、まともに検証などしたこともないのだろう。

 進んでホテル三日月の社長が申し出てくれた、感染者(陽性者)の受け入れとその感染対策の成功から、当時の安倍政権も監督官庁も、そして森田前千葉県知事も、何一つ学べなかったことのこれは現れであり、当然の帰結というか結果なのです。

 世界の潮流を見るまでもなく、積極的な検査と隔離という大前提があって、初めて治療や感染対策は可能となります。しかし感染者がどこに潜んでいるか分からない状態では、対策のしようもないし、治療そのものが出来ない訳です。

 そんな当たり前ことも分からないから、現実に今でもPCR検査を、感染の疑いが濃厚と、保健所の職員や医師から判断された者と、その濃厚接触者に限定して実施している訳です。

 ゆえに保健所や新型コロナウイルス相談センターはPCR検査を遣るやらないの選別機関に堕しており、根本的解決策も見いだせない対応を延々と続けているという訳です。

 これって果たして保健所のやることでしょうか? アウトソーシングすりゃいいじゃん! デジタル省の初仕事にすりゃいいじゃん!

 こうした情況は、取りも直さず政府にも関係省庁の高給(高級ではない)官僚にも、有能な人材はいないことを意味しています。

 これは毎回唯々国民の情に訴えて、エビデンスがまったく示されないままに、緊急事態宣言やまん防が発出される度に、基準や方針がコロコロ変わることでも明らかです。

 彼らは無能です。こんな者に税金で高い給金を払う意味を私は見いだせません。

 安倍路線を踏襲したとされる菅政権は、安倍晋三前総理よろしく、相も変わらず国民の声を代弁した記者の質問を無視し、真摯に問題に向き合うこともなく、それだからこそ国民の声にも答えようとはしていないのです。

 内閣支持率を殊更に気にして、政局を見ていているばかりで、国民のことなどアウトオブ眼中!

 政局だけしか頭になく、記者会見ばかりか、いつもいつも国会でも野党の追及にまともに答えないことで済ませているから、こんなことが罷り通るのです。

 という訳で、不実とその理念に基づいて、真実を覆い隠す虚偽答弁をオウム返しのように繰り返すことこそが、安倍政権以来の自公政権の本質であり、この政権の王道です。

「幻影だけ与えて国民の負託には一切応えない。それでも国民は何も言わない」

 そう思っているのです。傲慢そのものですね。

 だから感染が何故蔓延しているのか、その真相も根本的な原因も分からないから、有効な対策を講じることも当然できはしないのです。

 目の前にある現実に、真摯に向き合わない者に、真実が見えることはない。

 そして、それだからこそ当初のイギリス株は言うに及ばず、インド由来のデルタ株という変異株に、掠(かす)りもしない感染対策や方針を打ち出し、毎回毎回の空振り三振続きなのだ。(いやはや、やっと冒頭の侍ジャパンの金メダル獲得に結びつける事が出来ました。(*^▽^*) 前置き長くてゴメンナサイね)

 それこそクリーンヒットどころか、ボテボテのゴロでラッキーなヒットさえ生まれなかった。それにウイルスに敵失(エラー)はあり合えない。しかも敵の情報分析もしていないから、まったく対応ができなかったのだ。それこそ侍ジャパンのメンバーとは大違いだ!

 だからボール(イギリス株とデルタ株)に、バット(新型コロナウイルス対策)が一度も触れることも、掠(かす)ることすらできなかったのだ。

 そこで思うのは、新型コロナウイルス(特に『デルタ株』)という魔球というか、今までの経験がまったく役に立たない変化球に、それこそ赤児の様に為す術のないのこの自公政権を、果たして日本のクリーンナップメンバーに据え置いたままで良いのだろうかという、大いなる疑念だ?

 これがもし、世界のCOVIDー19対応における『各国政策対策評価オリンピック』だったとしたら、メダルどころか一次予選敗退で終わってしまっていたことだろう。しかも弱小国にさえ後塵を拝していたことだろう。

 私は、オールジャパンでこの国難を乗り切るには、自公政権と維新を二軍、三軍落ちさせるか、さもなくば政界から退場させるしか、日本再生の道はないと思っている。

 現状からすれば、大きな不安含みではあるが、野党連合に期待するしかないだろう。これからの野党は、自公政権の様にこれまでの実績(そんなものは実際にはないのだが)を謳ったり情に訴えるのではなく、科学的根拠(エビデンス)に基づいて、的確な新型コロナウイルス対策を打ち出せる頭脳明晰な理論派か、実践的行動派の学者や専門家を議員として立候補させるか、専任アドバイザーあるいは専門スタッフとして登用すべきである。

 自民党のみならず、横浜市長選の結果から、野党も私達も多くを学ばならない。

 国民の切実な声に真摯に耳を傾ける。

 それこそが国民の声に応えるということなのだろうと思う。だとしたら今のお抱え学者主体の分科会と、その意思決定プロセスとシステムの儘では、何一つ機能はしないであろう。

 という訳で、自公政権が幾ら頭をすげ替えようとも、今の自民党が政権を握り続けることは、間違いなく日本国民の益にはならないと断言する。

 ネットのニュースを見ると、自民党内では、迫り来る次の衆院選で、大きく議席を減らすのは止むなし、という声が広がっているという。

 だから選挙実施後に次の政権で頭をすげ替えて、新しい内閣で国民の信用を回復していくしかないだろうという意見が、若手や中堅議員の間から出ているという。

 私はそれを見て思った。

 この話は、たとえ選挙で負けても、自民党は未だ衆議院議員の過半数を維持できると目論んでいるということだ。ああ、この期に及んでもそんなことを考えているのだ。

 これでは傲慢というよりも余りにも己を知らなすぎる。これこそ『日本沈没』そのものではないか。だとしたら、絶対に自公政権に維新を加えた政党に、過半の議員数を獲らせてはならない。

 次の選挙では、自公政権+維新の議員当選数で、過半数割れという結果を以てして、国民の総意を明確に示すしかないだろう。

 国民の声が選挙でしか届かない、議会制(非)民主主義国家であるならば、この逼塞感しかない政治腐敗と政治不信の現況を、何としても変えたいと願う国民の総意を選挙結果で指し示すしかない。

 そうするには、自民党を主体とした政権に委ねるのではなく、自公+維新でも、議員数で過半数割れを実現することを目指して、多くの国民は投票すべきであろう。

 
 次の衆院選は、国民の生存権を掛けた選挙なのだ。棄権などしてはなるまいぞ!


回転寿司_活鮮.jpg

<6月17日に千葉ニュータウンのショッピングセンターに行った帰り道、印西市の回転寿司屋さんで昼食を摂りました。いちいち一皿ずつ頼むのが面倒くさいので、初めにランチセットを頼んで、後は個別に注文しました。時折透明なプラスチックカバーで覆われた形で、お寿司の乗った皿が目の前を動いていきますが、回転寿司とはいえ、新型コロナ禍の今は注文してから寿司を握るというシステムになっているみたいです。このランチセット、認知症気味ではありますが、私めの記憶にある限りでは、確か1100円(税別)でした。という訳で。お得感満載でした>


 ご存じの方もおられると思いますが、私めは第2次安倍内閣発足以来、徹頭徹尾、安倍晋三率いる自公政権の危うさを訴え続けてきました。自民党を支持してはいけないと、事ある毎に訴えてきました。

 ねじれ国会の解消を理由に、安倍政権が参院選で戦った折りも、

 私は法案が容易に通らないことは、けして悪いことではないと訴えてきました。そして「ねじれ国会何故悪い? 一党が絶対的多数を占める方が、遙かに国民のためにはならない」と強く警鐘を鳴らしたし、その後の数々の選挙でも、自公政権に絶対的多数を与えてはならないと、その都度自公政権の危険性を訴えて来ました。

 しかしこのブログ内でも、結局のところ皆さまの大きな支持は得られなかったと記憶しています。

 そして安倍晋三前総理大臣が、数々の疑惑や不祥事に対し、口先だけはすると言いながら、実際には何ら納得できる説明責任すら果たさず、唯々面白おかしくゴルフ三昧の毎日を送りたいがために、無能で危機管理能力ゼロの菅義偉に政権を移譲した今、ますますその念を強くしております。

 そして碌(ろく)でもない自公政権を、この9年近くよくもまあ日本の有権者は許してきたものだと、心の底より感心しておりまする。

 でももうこれ以上、呆れたり感心したりする気は更々ありません。

 これだけの不祥事と無能を自公政権が晒しても、それでもまだ日本人の過半が目が覚めなのだとしたら、それこそ日本に未来なんかありませんからね!

 モリカケ問題、桜を見る会、閣僚経験者の相次ぐ選挙法違反事案と事件、贈収賄疑惑、現職閣僚や自民党幹部連中の暴言失言数知れず。国会の答弁では野党の質問に何一つ答えることなく、強引に法案や予算を多数決の論理で強行採決してしまう。そんなことの繰り返しばかりのこの9年間でした。

 こういうのを、『多数決による議会制非民主主義』というのです。

 何しろ少数意見の尊重など、小指の先ほども存在していないのですから。今日本の国会には、世論調査で示された国民の総意など無視して、十分な審議を尽くさずして、党利党略だけで多数決の論理で悪法を強引に成立させてしまう、人間社会らしからぬ弱肉強食の世界があるだけです。

 そこには国民の希求する真の公平さなど到底望めはしないでしょう。

 という訳で、その結果恐ろしいまでの数々の悪法が、知らぬうちに国会を通過して成立してしまったのです。国民の生活基盤や低所得所帯の経済基盤の安定に寄与する法案など、あっても無視されるか後回しにされ、国民の安全を脅かす法案や、国民の負担だけを強いる法案が、十分な審議を経ずして多数決の論理で次々と国会を通過していく。

 その結果が今や児童の1/6が貧困家庭にあるという現実だ。これが先進国と自負する日本の真実の姿だ。

 挙げ句の果てにお隣の韓国にさえ、世帯あたりの実質的年間収入で負けている。

 この結果は、本当にあなた方の望んでいた結果なのですか?

 国会の審議を経ずして、閣議だけで日本の命運を左右する集団的自衛権や安全保障関連法案を決定し、その後の国会内でも議論を尽くさずに、結局数の論理で強引に法案を通してしまった。その全てが世論調査など無視した結果なのです。

 自民党は、「国難選挙」と銘打ったありもしない危機で、国民を煽って選挙に勝ちました。その前後の選挙にも、党利党略があるだけで、大義名分など本当はなかった。そうした選挙の結果を以てして、信任を得たものと公言して、数々の悪法を成立させてしまった。

 でもそれって本当に国民の総意なの?

 一体誰が信任したというのか?

 自民党に投票した国民の数は、有権者の1/5にも満たないのです。

 それが果たして国民の総意と言えるのか? 

 経済や国民生活の面から見れば、結局のところアベノミクスは格差社会しか生み出さなかったではないか。大企業ばかりが肥え太って、中小企業や零細企業は青息吐息。当然そこで働く人々や非正規雇用者は、時に生活権や生存権さえ脅かされる。

 結局新型コロナウイルス禍で生存権を脅かされているのは、小規模な飲食店の関係者やコロナ禍で真っ先に雇用契約を切られた非正規雇用者だった。何しろ職を失った者は遊びにも行けないし、ましてや夜の街に繰り出すことも会食さえもできない。

 もし新型コロナウイルスの陽性者になってしまったら、一人住まいで金の当てもないのに、電話で聞き取りがあっただけで、軽症だからと自宅療養者にさせられてしまう。

 しかもあるはずの保健所からの連絡は、その時に一度あっただけでその後途絶えてしまう。その間一週間以上食料の支給もなく、ある日突然が苦しくなった。貸与されたパルスオキシメーターの数値を見れば、90を切っていた。

 これは危ないと思って保健所に電話をしたがいつものように繋がらない。だから119番に通報して救急搬送を依頼する。だが結局のところ幾つもの病院に入院を断られて、自宅療養を続けるしかなかった。

「あのね、何の公的支援も医療支援もなしに、一人住まいで自宅療養なんかどうしてできるの? 何が安心安全を確保するだよ。現実からすれば全部嘘じゃないか」

 そう言って数日後、その一人住まいの失業者は30代で亡くなった。・・・という話は、けして絵空事ではないのだ。しかも今度のデルタ株では、子どもすら感染が増加している。結局のところ子どもも含めた社会的弱者が、真っ先に命の危険に晒されるのだ。

 危機は身近に迫っている。そのことを心底、差し迫って感じずにはいられない。

 あのね、それが日本国民の希求する理想的な社会だったのですか?

 私が思うに、その諸悪の根源である自民党は、集団的自衛権を理由に、国会の審議を経ずして、超法規的措置で強引に自衛隊を海外派遣(派兵)をするくせに、その伝家の宝刀、『超法規的措置』を、何故新型コロナ対策で打ち出さないのか。

 言うまでもなくそれは『私権の制限を伴うロックダウン』のことを指すのだが、各社の世論調査に因れば、国民の7割は、新型コロナウイルス対策のために、一時的に私権が制限されても止むなし、という回答をしているとのことだ。

 だとしたら今の圧倒多数を誇る議員数を以てすれば、ロックダウンなどお茶の子さいさいではないか。何なら十八番(おはこ)でお得意の裏技である、閉会中の閣議決定で済ませてしまえばいい。それでも国民は支持すると思う。

 でもそれをしない。つまり支持を得られるという自信がないのだ。

 なぜなら今まで遣って来た数々の施策や方針に忸怩たる思いがあるからだ。否、もしかしたらそんな良心の欠片すらも元々存在せず、唯々票を獲る自信がないからそうしないだけなのだろうと思う。

 つまり全てがすべて政局絡みで選挙しか頭にない。菅政権と自民党に国民は見えていない。見えているのは来(きた)る選挙でどう支持を得るか、目の前に餌をぶら下げて、どう票集めをするかだけだ。

 最近の菅義偉総理は、地が出てきたというか、本性がダダ漏れである。

 すぐにキレてしまうのだ。

「外国では何度ロックダウンしても感染爆発を繰り返しているだけじゃないですか」

 と、ぶら下がり取材の場で、それこそ気炎を上げて若手記者の質問に反論したが、ただ虚勢を張っているだけのように国民の目には見えたに違いない。

 それが証拠に、既にこの宰相の眼は死んだ魚の様だし、胡乱で捉えようもなく、覇気にも自信にも著しく欠けていた。当然ながら総理としての威厳は微塵も感じられない。

 しかし何もそれは菅総理に始まったことではない。安倍前総理を根源として始まった、自民党崩壊の前触れなのではないかと私は思っている。これ程不実で、それこそロクでもない政権が二代続くという事態が、日本国民にとって良い訳がありません。

 政治の王道は、国民主体に考え、誠実に実直に、国民の負託に答えることだ。

 それはけしてポピュリズム(大衆迎合)政治ではなく、国民本位の政治を行うということだ。しかし自公政権のやっていることは真逆だ。

 誠実さに欠け、質問や疑念に一切答えることなく、説明責任を果たしていきたいと言いながら、一度も説明責任を果たしたことはなく、そうした有言不実行という嘘をいても、平気の平左で一向に一切恥じることがない。つまり恥知らずなのだ。

 それは言うまでもなく、すべて安倍晋三政権時代から始まった事である。つまり諸悪の根源は安倍晋三元総理そのものだと言えよう。

 ここを知らぬ存ぜぬで通して許されると思ったら大間違いだ。必ず自公政権を政権から引き摺り降ろして、法の裁きを受けさせるべきなのだ。

 だからこそ私は、検察の人事権を掌握して脅しを掛ける安倍前総理以来の自民党は、三権分立という民主主義の根幹を蔑ろにする、諸悪の根源だと断じて憚らない。

 そして、未だすべてに説明責任を果たすどころか、何ら恥じることもなく知らぬ存ぜぬの繰り返し。それこそ・・・

 口だけで中身の伴わぬハリボテ内閣(ペーパータイガー・キャビネット)だ。

 でもね、これだけ失態を繰り返している政権を、いまだ1/4近い有権者が支持しているということ事態が私には良く分からない。

 実際にはその支持者のさらに1/4位しか、自分がこの政権を支持している理由を、まともに説明できないんじゃないかと思う次第です。もし私が突っ込んだ質問をしたら、答えに窮する人が殆どではないだろうか。

 だからイメージや消去法での投票はもうやめて下さい。ここだけは投票しないという政党を決めて、それ以外の候補や政党に投票して下さい。

 そして自公+維新を、絶対投票しない政党と肝に銘じて下さい。

 議員候補の個々人がすべて駄目だとは申しません。しかし自民党候補として当選すれば、自民党の方針に絶対服従を求められるのは明らか。

 議員の個々の個性や思いがすべて黙殺され、党三役の方針に逆らえない、あるいは意見が封じ込められる今の自民党が、国民のことを真摯に思い、寄り添い、民主主義を具現化できる政党だとは、私には到底思えないのです。

 ここで少し寄り道します。しかしいつの間にか本道に戻って来るのでご安心を。

 日本人の劣化が叫ばれて久しい。

 新型コロナウイルス禍の国民の行動パターンを見て思うのですが、劣化は今や身近に感じるようになってしまった感があります。自分のことだけしか考えない人達が日本を害していると思います。現状を見るにつけ、日本人の過半がバカになってしまったのかと思うと、心底暗澹たる気持ちになってしまいます。

 ネットを日々見ていると本当に日本人の劣化が手に取るように分かるんですね。理性的で冷静な論理を元に議論をしている人はほんの僅かで、大半は感情の赴くまま、本能の儘にコメントし、日々面白おかしく生きているという感じがするのです。

 安易に人を非難すれば、それが何れ自分に返って来る、ということが分からない。(だから安易に他人を非難したり誹謗中傷を繰り返すのだろうけれど)

 つまり、痴性はあっても、知性の欠片(かけら)もない人々が多すぎる。

 まあ自分もお利口さんからは程遠いけれど、自公政権の危うさを当初から見抜いていたという意味では、いまだ菅政権を支持している人達よりは、幾らかマシというものだろう。

 こうした人達にハッキリ言っておくけど、自公政権なら何とかしてくれると思っているならば、め〇ら蛇に怖じずというか、匹夫の勇というか、三寸先も見えない考えナシかの何れかで、それこそ愚か者の誹りを免れません。

 安倍晋三前首相が、選挙の度に街頭演説で叫んでいた、

「あの悪夢のような民主党政権云々・・・」というセリフを今こそ、

 そっくりそのままお返し致します!!!

 それだけでなく、

『日本の国難は、安倍政権以降の自公政権そのものだ』

 と、断言致します。

 ウイルス禍にあえぐ日本でいま、最も要らない政党は自公と維新です。

 党利党略に走り、政局と支持者の票ばかりを気にして、大方の国民の方を見ず、日本を危うくしているのは保守系右寄りといわれる自民党と、政権内のご意見番とは名ばかりの公明党を併せた現政権と、正真正銘のポピュリズム政党である日本維新の会です。

 というより、これは明らかに日本人の過半が最も忌み嫌っていた筈の『右翼政党』です。けっして国民本位の政党ではありません。

 という訳で、、、

 まもなく衆院選で天罰が下される政党は、間違いなく自・公になるでしょう。

 何なら維新も入れて置きませう。

 預言しておきます!!!

☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆♡☆

 私事ではあるが、ファイザー製ワクチンの2回目の接種を、6月23日に終えてから2ヶ月近くが経った。

 そのクリニックから8月16日の午前10時過ぎに、(2回目の新型コロナウイルスワクチン接種の折に依頼していた)『高齢者肺炎球菌混合ワクチン』が届いたので、いつでも接種しに来ても良いとの連絡を受けた。

 その時は他の総合病院に眼底検査と診察を受けに行っていたので、後で連絡すると伝え一端電話を切った。眼底検査は基礎疾患があるがために実施している、6ヶ月に一度の定期検診だ。

 しかし案外早く検査も診断も終わり、ついでに10年前に手術したにも拘わらず時々再発する腰痛(椎間板ヘルニアと脊椎管狭窄症の合併症)で、投薬(とは言ってもアナフィラキシーショックがあるので、特定の湿布薬だけで痛み止めの飲み薬は処方して貰わないことにしている)を依頼していた整形外科からも、処方箋がすぐに出たので、家に着いてからクリニックに連絡を入れ、その日の午後に肺炎球菌ワクチン接種を受けに行った。

 そこで目の当たりにしたのが、コロナ禍の現状・現実であった。

 冒頭写真のあの白いマイ・チャリを漕いで、予約していた4時30分の10分前に到着したのだが、着いてすぐに感じたのはただならぬ雰囲気というか、今ここで異変が起きているという感覚であった。

 私は昔から、直感というか、危機感知能力が人並み外れて鋭敏である。

 自転車を降りて辺りを何気なく見遣れば、クリニックのエントランス前の外部のテントに3名いて、皆それぞれに相当な距離を取っていた。何だか変だなと思いながら待合室に入ると、受付の人が2名いるだけで、他には誰一人診察を待つ者がいなかった。

 だが待合室まで届く声からすると、診察室には院長先生と複数の患者さんがいるようだ。

 二人いる事務・受付の女性のうち一人は、黙々と青いビニールのエプロンとゴム手袋を装着し、フェイスシールドを装着して表に出ていった。その様子を横目で見て、一人残った受付の女性に肺炎球菌ワクチン接種の予約をしている旨伝えると、すぐに対応してくれた。もうすぐ先生の手が空くので、椅子に座って待っていてくれという。

 先生の問診と肺炎ワクチンを打つのを待つ間に外を見ていたら、シールドを装着した女性看護師が、先ほど私がその直近を通った、エントランス前の椅子に座っていた、50年代とおぼしき女性に話し掛けているのが聞こえた。その女性はうつむき加減で顔色も悪く、体調も芳しくないように見受けられた。

 看護師の応対の様子から、新型コロナに感染しているかどうかを確かめているのが、医療従事者でもない素人の私にも分かった。

 内心、「えっ、これってマズいんじゃねえの?」と思ってしまったが図星だった。今日ここで新型コロナウイルスのワクチン接種はないので、今このクリニックに来ている人は、私以外すべてPCR検査を受けに来ているのだ。

 しかも電話での応対を聞いている限り、このクリニックのPCR検査はすべて有料、つまり自費でしかも3万円を超える費用だ。それでも電話はひっきりなしに掛かってくる。

 たぶん保健所や感染症センターからPCR検査を受けることを拒まれたか、保健所などに連絡がつかず、思いあまって藁をも掴む思いで縋(すが)ってきた人達に違いない。それでも医療は崩壊の一歩手前で、電話で院長先生と直接話して、感染の疑いが濃厚と判断された者だけしか、検査を受けることは出来ない様だ。

「先生と(電話で)話して、検査を受けても良いという話にならなければ、検査を受けることは出来ません。ですから予約なしに来院されても、申し訳ございませんがお断りするしかありません。院内に入ることもお断りしております」

 と、受付の女性は申し訳なさそうに電話で応対していた。

 接種を待つ間も、その後の肺炎ワクチン接種後20分ほど経過観察で院内にいた時も、新たに5人以上の受診者が出入りし、その間息つく暇もなくひっきりなしに電話が掛かって来ていた。しかもその全てがすべて、『PCR検査を受けたい』という検査依頼であった。

「あれ〜〜〜、オレいま新型コロナウイルス感染リスクの真っ只中にいるんだ」

 そう実感した瞬間だった。だって、PCR検査に来るって事は、例えば千葉県の陽性率が20パーセントを超えているということであれば、今まで見た3+5人のうち、1名か2名は陽性者である可能性というか、危険性があるということでしょう?

 もしかしたら20分以上院内に留まっていたから、「俺って濃厚接触者?』

 以来一週間以上経過しているが、今のところ新型コロナウイルス感染の兆候は見られない。

 外出する時は、この盛夏でも不織布マスクを隙間のないように正しく装着している。しかも清潔な手袋をして、通気性に気を配りながらも、長袖のシャツと長ズボン姿だ。

 そのように肌はできるだけ露出しない。餅肌だし!(^0^))☆大爆笑☆((^Q^)v

 だがこれで安心した訳ではない。ウイルスはけして目に見えないからだ。目の前で人が咳をしたり、口角泡を飛ばしながら話をしているという様な情況でなければ、目に見えて危険に晒されていることを実感するのは難しい。

 しかし厚労省と菅義偉率いる日本政府は、この見える形の感染を主体として感染対策を立てている。人流などの行動抑制・デパ地下などへの入場制限・飲食店への数々の規制継続・クラスター対策等々数え上げればきりがない。

 何の事を言っているか分からない方もいると思われるので改めて説明する。

 それは、日本の感染症対策は先進国の中で、唯一『飛沫感染』が感染の主要因だと考えて対策を立てているということだ。だから闇雲に規制を強化するという方向に行かざるを得ない。

 これを冒頭のオオスズメバチの譬え話に当て嵌めてみよう。

 昼間の明るいうちに、目に見える迫り来るスズメバチだけを退治をして、果たして効果はあるのだろうか。それは言わば2次感染や3次以降の副次的感染を、懸命に防いでいる今の日本の現状に似ている。というかそっくりそのままではないか。

 本来であれば専門業者に頼んで、夜間に蜂の巣ごと退治するのが危害を根絶するのに一番効果があるはずだ。なのに何故しない。デルタ株の本質が分からないから苦慮しているの? そうではないだろう。ただ慌てふためいて右往左往するだけで、それこそ何一つまともな対策を打ち出していないではないか。

 それはそうだ。政権の誰一人危険に晒されることもない立場と環境にいて、そこから起死回生のホームランも、窮余の一策も生まれはしないではないか。現実にも、ただ保身に走っているだけのように私には見える。

 自民党政権が今考えているのは、国民の安全や安心ではなく政局のみ。関心事は次の衆議院選のみで、支持者以外の国民の命などアウト・オブ・眼中!

 次の選挙では、一番効果的な時期に選挙民の前に飴をぶら下げれば、すぐに飛びつくに違いない。今までがそうであったのだから。実はオリパラ開催もその一環だった。しかし当てが外れた。オリンピックは成功したが、デルタ株という思わぬ伏兵に足をすくわれ、支持率を上げるという算段(目論見)が外れたからだ。

 だがまだまだ機会はあるはずだ。何しろ我が国民は騙しやすい(#^.^#)

 ところで、このデルタ株蔓延の中で、外国、殊に先進諸国の中で新型コロナウイルスの規制を強化している国は日本だけだ。これは事実である。では何故日本だけが、そうした世界の潮流に逆らうような対策を講じているのだろうか。

 それは上記で挙げた『飛沫感染』が感染原因の主要因という考えに基づき、すべての対策が取られているからだ。

 だが、それは事実でも真実でもない。欧米の研究結果から導き出された結論は、飛沫感染主要因説を明確に否定している。然るに、厚労省は未だ『飛沫感染』を防止することで感染を抑えられるという方針を変えていない。

 それが日本の感染症対策が一向に功を奏しない本当の理由なのだ。

 だから幾ら人流を抑制しようが、国民にそうするように訴えようが、飲食店に規制を強いたり、デパ地下入場制限を実施しようが、感染者は一向に減りはしないのだ。これは規制の方向や方針を日本政府が見誤った結果なのだ。だからいつも対策が功を奏しない。

 自分たちが間違っているという認識がない者に、正しい認識など持てはしない。

 強毒のデルタ株が蔓延していることが感染拡大に繋がっているというのが分科会や政府の見解ではあるが、それは表向きの(真実ではない)理由で、実際の感染は飛沫感染や接触感染が主な原因ではないのだ。ましてやデルタ株の感染力と毒性が強いからでもない。

 規制を強化しても感染者が一向に減らないのは、デルタ株が強毒株だからという理由も多少はあるだろうが、主要因は感染対策の前提そのものがそもそも的外れで間違っているからに他ならない。

 飛沫感染や接触感染は、言わば副次的な2次感染、あるいは3次感染なのだ。クラスター感染など、まさにそうではないか。一番初めに感染した一人(それこそが1次感染)が、その後多くの人に感染(2次・3次感染)を広げてしまう。それがクラスター感染の実態なのだ。

 だが一番初めの感染者である1次感染者さえいなければ、そもそもデパ地下や大規模商業施設や、職場や家庭などでクラスターは発生しない。その1次感染そのものを食い止めようというのが、欧米の感染防止対策の基本だ。

 そしてその主流は『空気感染(エアゾル感染)』を前提として構築されている。日本が進めている飛沫感染が感染の主流などという戯言は、今やどの国も唱えていない。その結果、デルタ株の蔓延で、漫然とした規制強化に走ったのは先進国の中で日本だけだった。

 そもそも日本以外の先進国では、デルタ株が蔓延したからといって、特段今まで以上の規制強化などしていない。感染が制御できないまでに増える恐れが出てきたら、そこで初めてロックダウンはするが、短期間で終わらせ地域も限定している。効果がある感染対策に限定して実施しているのだ。

 菅総理大臣は、ぶら下がり取材で「日本はロックダウンをするつもりはないのか?」と若手記者に問われて、キレたように声を荒立てて反論した。

 曰く「欧米は何度もロックダウンしているが、それで一時的に感染者は減っても、その後幾度も感染爆発をして、結局感染を食い止められなかったではないか」、だからロックダウンなどしないというのだ。

 しかしそのロックダウンしたはずの欧米各国は、今も経済成長を続けているか少なくともマイナス成長はしていない。しかし日本は欧米ばかりか極東や東南アジアと比べても、ダントツで経済が失速している。

 これは何を意味するかといえば、ロックダウンは感染症対策に有効であるばかりでなく、適宜迅速しかも地域を限定して短期間かつ効果的に実施すれば、経済が失速するどころか却って経済的効果にはプラスになることを証明して見せた形ではないのか。

 そんなことも理解できない頭ならないのと同じではないか?

 自分に矜持と自信がないから、ろくでもない官僚の報告を鵜呑みにして対策を講じるしかない。政治判断とは最良の判断をするということだ。あらゆる要素を吟味検討して迅速に最良の決断を下す。

 自分にとって都合の良い話しか聞かず、異論には耳を貸さず排斥する。それがこの宰相のモットーだ。何しろ自分でそう言ったのだ。間違えようがない。

 だから、菅義偉という日本の宰相には真実が見えない。耳当たりのよい報告をしなければ必ず更迭される。そうと分かって、敢えて菅総理にとって耳に痛い報告をする官僚や側近などいるだろうか。

 ましてや官僚は事勿れ主義こそ出世の道だと知っているのだ。敢えて火中の栗を拾う勇気など、元々持ち合わせてはいないのだ。それが最近分かってきたから、優秀な若者ほど官僚というキャリアを目指さなくなったのだ。

 話を本道に戻そう。

 日本のように漫然と、しかもその場凌ぎで計画性もなく、ただ闇雲に規制を強化したり、地域や規制対象を広げても意味はないし、第一そんなことをすれば、規制地域の経済的被害は甚大だ。そのことが度重なるパンデミックを経験して分かっているから、欧米各国は無益で無駄な一律的規制強化はしない。

 なぜなら感染の主な原因は、空気(エアゾル)感染だと分かっているからだ。

 だからこそ欧米では1次感染を防ぐために、特定の感染しやすい場所や施設や条件を、ビックデータやAIテクノロジーを駆使して解析して、具体的にホットスポット(感染の特異発生地域、あるいはその条件)を探り当て、それを根絶する方向で動いている。

 これはエビデンスに基づいた実に効果的な感染防止対策だ。ただ闇雲で考えもなしに規制強化をする日本政府とは大違いだ。

 冒頭の譬え話に擬えるならば、オオスズメバチの被害を根絶するには、スズメバチが外に出ない夜間に、その巣ごと一網打尽にするのが一番効果的で効率が良い。しかも被害は最小限で済む。

 これこそが1次感染を防ぐことを優先する根本理由だ。

 刺されて慌てて逃げ惑ってももう遅い。つまり被害に遭ってただ闇雲に動き回っても、被害はかえって広がるばかりだ。だとしたら被害に遭う前に、そうならないようにするのが賢明ではないか。

 もう一度今後どうしたら良いのか、現状を踏まえてお浚(さら)いしてみよう。

 目に見える飛沫感染や接触感染は、感染者と感染場所の特定は容易である。だから感染経路などすぐに判明してしまう。しかし空気感染はそうはいかない。だから陽性者からの聞き取りでも、クラスター感染以外の感染経路が、一向に判明しないのだ。

 だとしたら新型コロナウイルスは『空気感染する』のが主な原因であるという前提で動くべきだ。その認識が、日本政府にも厚労省にも欠けていたのだ。

 これは何を意味するかを具体例を挙げよう。

 マスクを装着した(自覚症状のない、あるいは感染していると自身気づかない)男性の新型コロナ感染者が、3時間前に大規模商業施設の吹き抜けがある大空間の、2階の吹き抜けに沿った手すりに寄り掛かり、(そこで連れに迷惑を掛かってはいけないと)、吹き抜けに向かって咳をした。

 もちろんマスクは装着している。しかも自分には自覚はない。だから本当は少しも心配はしていないのだが、これは公共衛生のマナーだと思うからそうしたまでだ。これでその男性はもし感染していたとしても他人にうつさなかったと安心することだろう。だがこの男性は現実には陽性者なのだ。

 ここで、実際何があったのかを説明しよう。

 咳の成分のうち、目に見える様な飛沫はすぐに落下して床に落ちてしまうが(それが飛沫感染)、マスクの鼻の周りやマスクの両脇の隙間から漏れ出た咳の殆どは、エアゾル化していつまでも空気中を漂い、気流に流されて遠くまで飛んでいく。むしろ空気中を浮遊して気流に乗って動いているというのが正解かもしれない。しかも長時間生きている。

 たとえマスクを装着していてもだ。しかも現実には正しくマスクを装着している日本人は半分以下だ。そしてこれこそが『空気感染』の正体だ。

 そこから遠く離れた男子トイレに、3時間後に何一つ知らない男性が入っていく。そしてその吹き抜け周りを多くの買い物客が通り過ぎていく。そうして当人もいつどこで感染したかも分からぬまま、7日後に症状が出てPCR検査を受けて陽性と判明する。これが感染の正体なのだ。だから感染原因が容易に分からないのだ。

 とんでもない遠くから、ウイルスが3時間以上も生きたまま空中を漂い、自分が今いる場所まで到達して、知らぬ間に自分の鼻の中に侵入し粘膜に触れたのが原因で感染したと、一体誰が考えられるだろうか。しかしそれが事実であり感染の真相であり、実態なのだ。空気感染、つまりエアゾル感染こそが、感染経路不明の陽性者の感染原因なのだ。

 つまり、家庭内感染とか職場感染とかは、すべて2次感染や3次感染であり、1次感染ではない。そして1次感染は上記の例で挙げた様に空気感染によってもたらされるのだ。だからいつまで経っても感染は減らないのだ。

 もう一度言おう。新型ウイルスを含んだエアゾルは(少なくとも)3時間以上、(生きたまま)空気中を漂っている。(※これは海外でも実証されています)

 だからそこに、感染の危険が潜んでいると、誰一人気づくことなく感染は増え続ける。

 そして今や医療崩壊は現実のものとなり、自宅療養者は保健所からも医療機関からも見放され、療養者の一部は保健所からの連絡も食糧支援もなく、あるいは途絶えて次々と死んでいく。

 我が千葉県では、熊谷知事が、救急車ですべての緊急性のある患者を搬送できない事態に、既に陥っていることを先々週に公表している。そしてTVの報道で、現実に日々自宅療養者が亡くっていく現実を目の当たりにしている。

 連絡もなく治療もされないまま亡くなった人々は、一体どの様な思いで死を迎えたのだろう。そう思うと居たたまれない。

 これがすべて為政者の無為無策と無能による人災だとしたら、私だけでなく国民の過半は、けしてその為政者を許さないだろう。

 そして日本の為政者のトップは菅義偉総理大臣だ!

 菅政権の「国民の安心、安全を計っていく」という言葉にはまったく重みがなく、エビデンスも感染対策実現性も極めて乏しい。見ていると腹が立つほど絵空事ばかりを並べ立てている菅義偉現総理。予想と希望的観測はことごとく外れ、今やこの宰相の言うことをまともに受け取る国民はいない。自民党支持者ですらそうだ。

 この為政者が、結果的に国民に実現可能性のない絵空事を散々並べ立てて来た事を思うと、さながらこの人物そのものが諸悪の根源であり、災厄か希代の国賊ではないかと言いたくもなる。

 もしかしてパンデミックとは、この人物そのものを指すのではないかと思えるほどだ。

 無能な政治家は要りません!

 我々を守ってくれない以上、自公政権率いる日本政府は、もはや国民の敵です。

 アフガン国民を見捨てて海外逃亡したアフガン政府要人と同等、あるいはそれ以下の菅義偉自公政権を、国民一丸となって打倒しましょう。

 そして最後に一言二言。

 もはや誰一人私たちを守ってくれる人はいません。

 自分の命は自分で守りましょう。

 ところで今読んでいるのは、第162回直木賞受賞作、川越宗一著、『熱源』です。

 受賞してから大分経つのですが、雑誌などでいろいろな著名人が激賞していた作品でしたので気にはなっていました。それでようやく重い腰を上げて、私もその熱気に一度は触れてみようと購入しました。まだ9ページまで読んだだけですが、一気に読み進められる気がしています。


熱源

熱源

  • 作者: 宗一, 川越
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/08/28
  • メディア: 単行本


 ところで、先日のパウロ・コエーリョ著『アルケミスト』は、前半はだらだらと幾日も掛けて少しずつ読み進めていたのですが、後半からどんどん面白くなってきて、最後まで一気呵成に読み終えてしまった。後半は30分くらいで読んでしまいましたよ。わたくし、こうしたスピチュアルなお話、結構好きです。

アルケミスト (海外シリーズ)

アルケミスト (海外シリーズ)

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/12/03
  • メディア: 単行本
 
 最後に独り言です。
 
 最近色々なことが重なって執筆活動が疎かになっています。新型コロナウイルスが蔓延する中で、友達に会いに東京に出かけることも儘なりません。ストレスが溜まっているせいか、ご覧のように文章もくどくどとして、一向に纏まりがありません。
 
 しかも根気が続かない。以前は寝食も忘れて執筆活動をすることも多々ありましたが、今では一日二時間も執筆や文章の推敲ができれば御の字です。これでは世に問う力作など上梓できっこありませんね。
 
 でも私め諦めが悪いんです。いつまでもうじうじうだうだと考えている典型的な血液型Aですから。しかもおバカだから引き際を知らない。たぶん当分の間、こうした無様な生き方をこれからも続けていくのだろうな。

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コメント 4

U3

 記事の中で、クリニックに行った時に、ウイルス感染の危険に晒されているのを実感したエピソードを記しましたが、習志野市からのLINEによる連絡で、それが杞憂ではなく現実になったことを知りました。
 今日だけで千葉県習志野市の陽性者は100名です。一気に3桁に突入したという感じです。私の直感は今回も正常に作動していたという訳です。
 ちなみにクリニックから帰ってきてから今日で9日目で、ほぼ感染の恐れは消滅した感じです。何しろマスク2枚掛け、長袖・長ズボン、手袋という重装備で、クリニックに行きましたから。
by U3 (2021-08-25 21:07) 

YAP

部分的には私個人の考えとは異なるところがあるものの、総論としては同意です。
とにかく選挙に行かないことには話になりません。
半分の人がその権利を放棄していることがこの腐った政権を生んでしまいました。
そのツケが一気に来てしまってます。
by YAP (2021-08-26 08:36) 

なかちゃん

典型的なA型です ^^

コロナで亡くなった人たちは無能な政権に殺されたようなものですね。

結局は、無能な政府と分かっているにも拘らず何も言わない国民が一番悪いのですが、それを打破するための行動が出来ていない自分も残念です。


by なかちゃん (2021-08-26 09:44) 

たいへー

コロナとスズメバチとマムシの脅威と日々戦っている、
山里の住人です。 生き残りましょう!!
by たいへー (2021-08-27 05:24) 

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