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新型コロナ禍と衆愚政治との関連性についての一考察(後記) [正論!]

新顔.jpg<もう遠い過去のように思われますが、自民党総裁はこの人になりました。日本会議国会議員懇談会のメンバーです!>

 それにしても、まだ総理大臣指名を受ける前の、岸田文雄新総裁が総裁選直後の演説で語った、「丁寧で寛容な政治を行い、国民の一体感をしっかり取り戻したい・・・」という言葉は、岸田の盟友、安倍晋三元総理の演説並みに言葉明瞭意味不明だ。これは自民党の伝統話法なのだろうか。日本全国津々浦々、その地方、地方の伝統漁法みたいな? 何だったらユネスコの世界文化遺産に登録申請してみてはどうか。きっとバカウケするに違いない!

 安倍元総理の辞任時に行った世論調査によれば、国民の7割は安倍自民党が説明責任を果たしたとは思っていなかったはずだ。それは菅政権になっても少しも変わらなかったはずなのだが、マスコミや国民の過半はもうそのことを忘れて、岸田文雄第100代内閣総理大臣に諸手を挙げて期待しているように思える。最新の正式な各社・各局の内閣支持率はまだ出ていないが、前が悪すぎたこともあり自民党支持率や内閣支持率は、上がることはあっても下がることは当分あるまい。

 まあまだ始まったばかりで、何も成果は出しようがないのだから、それをどうこう言っても仕方がない。しかし私は岸田自民党や公明党や野党が急に唱え始めた、一時給付金という名の目の前に飴をぶら下げる政策には大いに反対する。選挙の度にこのような一時的な給付話が出て、それにすぐ飛びつく国民も愚かといえば愚かだ。たぶん実効性はないしそれが経済を下支えし、消費が伸びるとは考えにくい。前回のコロナ禍での、国民一人当たり10万円の給付は現実にも過半が貯蓄に廻り、景気を下支えはしてくれなかった。

 それはそうだろう将来に明るさが見えないのに、陽気に消費生活を送るほど国民は底なしに愚かではない。特に高齢者はそうだ。だから自公政権は今回は高齢者を外し、子育て世代に限定して一時給付金を配るたくらみのようだ。結局その世代がもっとも分厚い盤石層とも言える自民党支持層で、高齢者は自民党の腐敗した政治を支持していないから、こうした措置が執られようとしているのだろう。

 いわばコロナ対策に名を借りた選挙対策だ。

 そして今回も国民の過半はそれに靡き、喰らいつくのだろう。ツマラナイことには羮に懲りて膾を吹くのに、カンジンカナメの時には喉元過ぎれば熱さ忘れるの譬え通り、幾度となくそれを繰り返す学習効果皆無の日本人!

 馬鹿は死ななきゃ治らないが、その馬鹿の一員になることを私は断固拒否する!

 私が思うにこうした目の前の飴玉作戦による財政出動は、財政の健全化をますます厳しくし健全化の道は閉ざされたかのように思える。そして岸田をはじめとした為政者は自分たちに不利に働く財政健全化のビジョンを国民の前に一度も示すことなく、目の前に誰でも理解できるチョコッと希望が見え隠れする小手先ビジョンを(チョットだけよ〜ん!ウフッ♡)と示して、日本経済の成長の足を引っ張るどころか、最大のブレーキになるであろう、世界に類を見ない巨大な財政赤字の存在を隠そうとしている。忘れさせようとしている。おバカな国民ゆえにそれに気づかない。

 だから岸田内閣は根本的な日本再生のビジョンをまだ示せていないことになる。というより、このこと(世界一の財政赤字)から国民の目を逸らさせて、ありもしない夢を見させることが、岸田政権の当面の国民対策なのではなかろうか。

 目の前に幻想や幻惑を浮かび上がらせることは為政者なら誰でもやる。しかし現実を知らしめることは誰一人やらない。自分たちの票に繋がらないからだ。だが今自民党を支持している30代、40代、50代の働き盛りの年齢層が、結局はそのツケを定年後に支払うことになるだろう。それら三世代は自業自得だから仕方がないが、今の20代以下は、俺たちを信用してついて来い、というそれら三世代にあたる上司や目上の者に盲従してついて行った果てに、かわいそうを通り越して悲惨な未来や末路が待っているのかもしれない。

 たぶん岸田の言う次世代の新しい産業を起こして日本再生の道を歩むというビジョンの実現は難しい。いや不可能に近いのではないか。国民の中に分厚い中間層を作るという構想も岸田一代で出来る訳がない。なぜならこの30年で徐々に失われてしまった中間所得層の復活が、岸田の1期4年で実現できる訳がないし、それが例え2期でも実現は不可能なのは自明の理だからだ。そしてその間に日本の活力は上昇の兆しを見せるどころか、ますます失われて、世界の潮流から結局のところは置いて行かれるだろう。

 私は岸田内閣を信用していない。多くの国民は期待するだろうが私は自民党自体をまったく信用していない。「成長と分配の好循環」、結構なお題目だ。中身はないけど。それに続く「新たな資本主義」という言葉もその響きはいいけれど、これも具体策はこれからといったところだろう。こんな中身も定かでない言葉やお題目を鵜呑みにして、我々は総選挙に臨まなければならないのだろうか。おバカな国民の投票行動が目に見えるようだ(`へ´)フンッ。

 なんだかアベノミクスを標榜してにこやかに登場した9年前の安倍晋三を思い出す。

「成長と分配の好循環」による「新たな資本主義」ねえ。やはり言葉明瞭意味不明だな。安倍とおんなじ。ところでそんなに良いものなら、なぜもっと早く遣らなかったのか??? 国民の過半が疲弊しきる遙か以前に、先を読み万難を排して何故実施しなかったのか岸田文雄率いる自由民主党。岸田だけでなく、あっせん利得男の甘利明にも、自民党の名だたるお歴々の方々にも是非とも聞いてみたいものだ。

「あんたらいったい今まで何していたの?」

 それにしてもこんなお題目で踊らされる国民の過半の前に、物価上昇率の話が一向に出て来ないのはいったい何故だろう。アベノミクスと同じように上昇率を公約しても守れないと分かっているからだろうか。確かアベノミクスでの物価上昇率は三本の矢のひとつ、「成長戦略」の指標となる目標数値があったはずだ。2%だったと思う。だがそれは一度も達成された事実はない。経済成長なくして日本の成長はあり得ないとアホノミクスが言ったどうかは知らないが、しかし「成長」ってまさにその一点でしょう? 違うの? GDPはどう考えているの? 最低限それも示さずに選挙戦に入ろうとしているの? 具体的数値なくして経済成長なんてあり得ないでしょう。それも示さずにイメージだけで国民を騙すつもり??? あ〜あ、国民もすっかり自民党には甘く見られたものだ!

 こうした現実を見るに、もう自民党は愚かな国民の投票行動を読み切っているのかも知れない。安倍政権発足以来、選挙の度に安倍自民党政治に警鐘を鳴らし、国民の覚醒を促してきた私は、その度に国民の過半に裏切られて来た。だから私は国民に期待していない。期待は愚か者のすることだ。お利口さんは最悪の情況からどうするかを考えるが、愚か者は根拠もないバラ色の未来を夢想するボヘミアンかおてもやんだ。せいぜい岸田内閣という酒宴で踊らされるがいい。目が覚めたら邯鄲の夢とならぬことを切に祈る・・・というか私は馬鹿な国民は見捨てることにした。

 岸田ビジョンのそうした具体性の無さから見ても、どう考えても期待などするものではないと私は思う。たぶん岸田のいう「成長と分配の好循環」による「新たな資本主義」というのは、昭和40年後半まで続いた高度経済成長期に近い急激な成長率でも実現しない限りゼッタイに実現できないはずだ。しかし現実には歯止めが掛からぬ少子高齢化が目の前に立ちはだかる。団塊の世代にもう生産性は望めない。気づけば世の中非正規雇用者ばかり。先進国の仲間というのも烏滸がましく恥ずかしいほどの今の日本の実態。この現実の一体どこが先進国と呼べるのか。そんな中でどうしてあの時のような高度経済成長が望めるのだろう。甚だ疑問である。

 私は提案するが、日本人おしなべて、今までの虚栄や見栄とかいうツマラナイプライドを捨てて、もっと謙虚になったらどうか。周りを冷静に見渡してみるがいい。極東の最東端にある島国の日本は今や絶海に浮かぶ孤島である。半島や大陸からも距離を置かれて、海の遙か向こうにあるアメリカ合衆国という、同じく長期凋落傾向にある大国に縋ろうとしている。独自路線など到底無理なのは分かっている。日本人の中にそんな頭の良い奴はいない。ノーベル賞なんかクソ喰らえ。自慢のタネで飯は食えない。

 遠い太平洋の向こうにある大国の話ではなくて、私たちがその足で立つこの極東に目を向ければ、中国はこのコロナ禍でも堅調な経済成長を成し遂げ、あの不動産クライシスも恐らく乗り越えられるだろう。お隣の韓国にさえ、今や国民1人当たりのGDPや労働生産性で日本は完全に抜かれている。そうしたことには一切触れず、目の前に給付金をぶら下げられれば、すぐに飛びつく愚かな有権者にも国民にも、私はなるつもりはサラサラない。

 世帯平均所得は年金や保険収入を含めても552万3千円程度、しかしてその実態は、300万円もいかぬ所帯が全体の4割に迫る37%もいる日本の悲惨な現状。これでどうして「成長と分配の好循環」による「新たな資本主義」なるものが、具体性を帯び、実現可能になるというのか。ここまで落ち込んだ経済基盤でどうして再生できるのかちゃんとしたエビデンスを示して欲しい。絵に描いた餅はもう沢山だ!

 私は今回も国民の過半は自民党に騙され、そして裏切られるのだろうなと思っている。現実にもそうなるだろう。今から目に見えるようだ。岸田内閣も、公約や目標が達成出来なくなる度にまたぞろ「想定外のことが起きて目標を達成できませんでした」という常套句というか詭弁論法を展開するのだろう。そしておバカな大半の国民も「しかたないよね。だって想定外だったんだから」なぁんて、能転気にもまたぞろ騙されるのだろう。なんだか岸田内閣の未来像が見えて来るようだ。

 万策尽きた感のあるそんな日本だが、それでも再生できる手はひとつだけある。私には日本の経済成長と国民生活向上に欠かせない改革案があるのだ。岸田政権もその前の菅政権も安倍政権も、民主党政権も、そのことに手を付けていない。だがそれをやれば財界から猛反発を受け、総選挙で負ける。だから誰も分かっていながら遣ろうとしない。

 だがこれは経済対策だけでなく、国民の福祉や生活環境の改善に直接繋がる最良の手だと思う。虐めも経済格差もなくなるとは思わないが、大幅に日本国内の環境は良くなるだろう。岸田の政策で、二極化を解消して分厚い中間層を実現するのは極めて困難だが、私のプランならその心配はない。そして人心も安定する。そう確信している。

 日本人の富める者と持たざる者という二極化と、その対立が浮き彫りになったのは、アベノミクスがもたらしたものである。未だアベノミクスを評価しているとする、岸田自民党は認めないだろうがそれが真実だ。そもそも過去の失策や不正行為の説明責任も果たせない自民党にいったい何を期待するというのか? 過去の清算もせずに未来に向かえるというのか。バカじゃね!!!

 だとしたら「成長と分配の好循環」による「新たな資本主義」など絵に描いた餅で終わる。

 ここで、無能な自民党と国民の過半に、日本再生の道を教えよう。

 今の日本社会は江戸時代とさして変わらぬ社会構造で成り立っている。お殿様や代官や奉行の下に庄屋や大店があり、その下で水呑百姓や小作農や、雇い者がいて明日をも知れぬ毎日をただ送っている。だから将来への希望などない。なぜなら国民の4割が蓄えなど持てないほどの薄給か、日々の糧しか貰えない、社会構造になっているからだ。だから私は声を大にして言う。日本を良くする方法はたったひとつあれば十分だ。


 それは非正規雇用者を(法制を変えて)日本全土からなくすことである。

 そうして将来に対する人々の不安を解消することである。

 それが健全な社会を生み出す基盤になるだろうことを私は確信している。


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