これからの『日本』ひいては『日本人』を考える VOL.1

＜戦争の壁を塞げ＞　

　これは真摯な問い掛けです。

『あなたは、またも安倍政権の奸計に欺されて

　　　　　自民・公明政権与党に一票を投じ、

　　　　　　　　　失政・暴走に与（くみ）するのですか』

　今月二十八日の臨時国会召集冒頭での衆院解散を目論んでいる事が明らかになった。

　安倍総理は日本人の辞書には「学習効果」という文字がないと思っているのだろう。

　何しろ「森友・加計問題」などへの批判承知で今なら勝てると踏んだのだから。

　安倍晋三さまさまは日本国民の民意をこの程度に考えているということなのだろう。

　結局公明山口代表も解散を了承したということだからもうこの党にも良心はない。

　ここまで腐っているとは思わなかった。

　言うことがコロコロ変わり、まさに安倍晋三さまさま本領発揮だね。

　なぁにが「仕事人内閣」だよ。結局「仕事をしないまま終わっちまった内閣」ぢゃあねえか。

　北の脅威を自らが先頭に立って煽りながら、その舌の根も乾かぬうちに国民の生命と財産を危機に晒してもなお、党利党略・自己保身に走ったこの安倍晋三という男を、私達はそれでも支持するのだろうか。
　断じて稲田・・・ぢゃあなかった、、否だ。

　この男の自分勝手な思惑を粉砕するのは、この男が「それでも俺を支持するだろう」と踏んでいる『舐められ切った国民』であることをこの衆院選で証明しようではないか。

　あれ〜これってもしかして共謀罪（笑）

 

　でもね悲観的になっちゃ駄目だよ。

　私は逆にいまこそ本当の民意を見せつける時なんだと思った。

　だから・・・初詣でよく見掛けるどこかの宗教団体ではありませんが、

　　　『目覚めよ！』

　って、どんな理由があるにせよ自民公明に投票しようという人達に言いたくなっちゃったよ！

 

　新シリーズ開幕の冒頭で、いきなり上記の様な情けない今の日本の窮状を、喚起・訴えなければならないなんて悲しいことですね。今の日本は本当に危険な国家になりつつあります。

　NHKの放送を見ていたら、とうとう安倍総理大臣さまさまは「秋の臨時国会召集直後の解散総選挙の可能性を排除しない」と表明しましたね。

　その後の報道では九月二十八日の国会開会の冒頭に解散総選挙を安倍晋三さまさまが宣言する方向で、既に調整に入っているらしいです。更に今日の朝刊では既に衆院解散総選挙は既定の事実として報道されています。それによると、解散するしないの最終判断は安倍晋三さまさまが米国から帰った九月二十二日にもするらしい。もしそうなら十月十日告示二十二日投開票か、同十七日告示二十九日投開票のいずれかになる。どちらにせよ十月後半の衆院選は確実だろう。

　しかし国民も甘く見られたものですね。森友・加計問題やその他山積みの疑惑があっても自民・公明連立政権は2／3の議席を確保できると目論んでいるのですから。

　拙ブログで指摘した通りの展開になりつつありますね。すべて二匹目のドジョウを狙ってのことでしょう。否、これで四匹目の泥鰌だろうか。国民を舐めきっていますね。こんな時に党利党略に走るとは下衆（ゲス）野郎の政治もいいところだ。もしまかり間違えて安倍晋三さまさまがが臨時国会冒頭で解散に打って出たら吉田茂の「バカヤロー解散」ならぬ『ゲス野郎解散』になるだろう。そしてまかり間違えて選挙に勝ってしまったら、『ゲス野郎内閣』か『漁夫の利内閣』と呼んで野郎、じゃなかった。遣（や）ろうと思ふ（う）。

　＜受けて立つ＞

　過去、安倍自民党政権が衆院解散総選挙に踏み切った理由は、すべて政局絡み、敵失に乗じての解散総選挙である。敵失の主役はご存じ民進党（旧民主党）である。ここで内紛とか離党騒ぎとか、ゴタゴタが起こると必ず総選挙に打って出ている。

　そして今回は更に自民党にとっては幸いなことに、国民の不満を受け入れる可能性のある新基軸となる政党が存在しない。つまり国民の不満を受け止める『受け皿』がないんです。国民ファーストだか何だか知らないが若狭新党はその骨格さえも定まっていないだろう。そこに民進党離脱者を加えたら返ってマイナスイメージしか国民は抱（いだ）かないだろうね。

　だから自民党（つまり安倍政権）にとっては今は千載一遇のチャンスという訳だ。まさに「党利党略」「私利私欲」優先で、つくづく国民不在の政党である。いまや、公明党も同じ穴の狢だ。

　＜国民は自民党の飼い豚に非ず＞

　ところで、国民の過半は今回も同じ轍を踏む積もりだろうか。もしそうであれば学習効果のない民族と他国から笑われてもしかたがないであろう。というより、以外や以外、北朝鮮は安倍晋三さまさまの続投を諸手を挙げて歓迎するだろう。何故なら、日本国民が晋三さまさまという好戦的な宰相を選んだことにより、明白に北朝鮮に敵対したという口実が出来るからだ。北朝鮮とその首魁である金正恩とはそういう思考回路の持ち主である。

　そういう現実を見据えて、なお過去を振り返り見れば、自民党の何の根拠もない選挙公約・口車や甘言に乗って投票したり、他に選択肢がなかったから仕方なく入れたというのはもはや理由にならないのだろうね。

　よく考えてみて下さい。現実に選挙公約は果たされていますか。自民に投票した皆さんが一番期待した「三本の矢政策」は成功したとお考えですか。なら何故国民の過半は未だに生活が向上した実感が持てないのですか。アベノミクスは一体どこにフェードアウトしたの？　前回の選挙で「アベノミクスは道半ばです。どうか私たち自民党に日本の舵取りを任せて欲しい」と言ったのは果たして誰だ。嘘や虚言がつくづくお好きと見える。こんな何の根拠もない絵空事をサラサラと、且つ、いけしゃあしゃあと言えるなんてぇのは安倍晋三さまさま、政界広しといえどもあなたしかいない。しかも、それが瓦解しても尚、国会休会を冷却期間と見定め、不意を突いて選挙に打って出て、いつの間にか国民を欺す・誤魔化すその手際の良さは流石と言うべきか。

　第二次安倍内閣が発足してからもう何年経っていますか。五年ですよ。五年！
　その間経済だけでなく、世の中が良くなったという実感がまったくない。否、それどころか、返って悪くなっているという実感の方が先に立つ。結局アベノミクスなんて国民にあり得ない幻想を抱かせて終わった愚策だ。
　外交の安倍などと言われ歴代最多の外遊数を誇り、積極的平和主義なるものを標榜しているが、果たしてその結果はどうだろうか。中国とは旨く行かず、韓国との関係改善は進展なしどころか後退している。ロシアからは北方領土は棚上げに経済援助という名の金だけを毟り取られ、大した思慮もなしに矢面に立って北朝鮮の批判などするから、日本列島とその国民を危機に晒してしまった。

「何だ、経済も外交もみんな駄目じゃないか。選んだ国民の顔を見てみたい」

　などと諸外国から言われないようにしたいものだ。

　これは何も自分を蚊帳の外に置いて自民に投票した人を批判している訳ではない。自民党を支持しなくても、自民に一票を投じなくても結果が悪ければ、それは良識ある国民の一時的な敗北であるからだ。だから私は「自民党に投票していないから」と知らん振りをしたりはしない。

　しかし、国民が意図しようがしまいが衆院選で、結果的に自民党を圧勝に導いてしまったならば、それはけっして一時的な敗北には終わらない。戦前の暗い日本に逆戻りである。何しろ他国と大っぴらに戦争が出来る国にするのだからね。日本の周り極東の国々すべてを敵に回してしまうのだからね。

　そしてそれは取りも直さず、日本人が当分立ち上がれないほどの半永久的敗北となるであろう。

　皆様にお伝えしますが、安倍晋三さまさまのスケジュール（目論見）はこうである。

　解散総選挙で衆議院の2／3議席を確保。

　そして２０００年を目途にじっくりと憲法改正を国会に掛ける腹積もり。

　そうして「頃合い」見て審議は尽くされたとして、憲法改正を国民投票に掛ける法案を、半ば強引に成立させるという算段。

　その「頃合い」とは世論調査の動向であり、

　動向とは即ち国民への洗脳がどのくらい浸透したかという意味である。

　つまり五匹目の泥鰌を安倍晋三さまさまは狙っているのである。

　私の云うことは当たります。予言しておきます。

　このように、安倍晋三さまさまが今回の選挙公約に（密かに）掲げるのは、間違いなく「安全保障という言葉を隠れ蓑にした憲法改正そのものである。北の脅威を前面に出すことで国民の不安を煽り、それを政局にして野望を果たそうという魂胆だ。何から何まで揃っている。今がチャンスと考えた訳だ。

　しかし、私はここでハタと気づいた。

　ケンシロウの「お前は既に死んでいる」ならぬ「私達は既に洗脳されている」ことに！

　憲法を改正しても北の脅威はなくならない。自衛隊の存在を憲法に明記してもそれは返って極東の軍事・政治バランスを崩すだけ。安全保障とは果たして防衛力（軍事力）だけで成し得るものなのか。そんなことはあり得ない。※詳細は拙ブログ前記事に既に記載済です。

　まさに、安倍晋三さまさまの口車に知らず知らずのうちに乗ってしまっていた訳だ。この「さまさま」に、こうさせてしまったのは私達国民だけれど、一度味を占めさせるだけなら仕方がないが、それを何度も味あわせちゃったのは大失敗だったよね。
　国民は『安倍晋三的オレオレ詐欺』に何度引っかかれば気が済むんだろう。自分は欺されないと思っている人ほど欺され易いって言ったけどホントだね。安倍晋三さまさまの妄言信じちゃったもんねぇ。
　政局（敵失・野党の準備不足、そして北のミサイル発射）に乗じて、加計問題やその他諸々の疑惑を闇に葬り去る魂胆見え見え。もう欺されちゃ駄目だぜ。そこんとこヨロシク！

　

　＜政治とは泥田のなかに咲く一輪の蓮の花のように在りたいものだ＞

　

　＜最終提案：衆院選そして衆院選後にどう国民は向き合うべきなのか＞

　現状を鑑みればこの現況はけして危機的状況ではない。だから皆々様心配召されるな。もしそれでも危機的状況だとお考えなら、それを逆手に取れば良いだけの話である。否、もしそうなら絶対に利用しようではないか。

　私が思うに、今後は国民一人々々がビジョンを持って政治に臨むべきであろう。何故なら、もはや代議員（国会議員）だけに国政を任せて、日本が良くなる可能性は”ゼロ”だからだ。

　冒頭の言葉ではないが『目覚めよ！』である。

　もう気づいて良い頃ではないか。日本は未だ民主主義は根付いていないということに！

　以下、どの様な道を辿れば日本はより良くなるのかを共に考えてみよう。

　考えるのは次の衆院選でわたし達は何をすべきか。

　そして選挙後にわたし達はどう政治に向き合い関わって行くべきかという二つのテーゼだ。
　これを読めば皆の進むべき道は必ず見つかるだろう。予言しておきます（キッパリ）

　私は後悔しない人生をこれからは歩もうと思う。そして皆さんにもそうあって欲しい。

　＜どう喰らっても（自公ほど）不味いものも調理（選挙結果）次第では・・・＞

　もう、選挙権を行使してそれでお仕舞い、という日本式民主主義は終わりにしませんか。議員が腐敗したり暴走するのは、何もその議員の所為ばかりではないと気づいて下さい。放って置けばいずれ草木は腐るか枯れるんです。政治や議員というものは手間暇掛けて面倒を見て、

「ここは良かったよ」

「あそこはもう少しこうすれば旨くね」

「次回は失敗のないように頑張ろうね」

　これからはそうやって常日頃から政治と向き合い、選んだ議員を育てるもしくは叱咤激励して、国民の意見をリアルタイムに国政に反映させる社会に変えていきませんか。

　何しろ日本の民主主義はまだ子どもなのです。安倍政権の独裁政治を許してしまったのだから民主主義が根付いてなんかいなかったんです。

　今から皆さん一緒に民主主義とは何なのかもう一度はじめから勉強し直しませんか。

　そうしないと日本はけっして良くはならないです。

　選挙に行って終わりにしないで下さい。

　お願いします。

　最後にもう一つだけ皆様にお伝えします。

　日本海海戦における旗艦、戦艦三笠の号令ではないが、皆様にZ旗を掲げたい！　

『日本の行く末（興廃）

　　　　此の一戦に有り

　　　　　　　国民一丸となって

　　　　　　　　　　　自民横暴粉砕せよ』

　最後までお読み頂きありがとうございました。

　取り急ぎ一気に書き上げました。拙文・乱筆お許し下さい。

　＜美味しい料理（自公惨敗）になりまする＞

　次回は「新民主主義理論・日本人は今後どう政治と向き合うか」

　というテーマを取り上げて見たいと思ふ。

　＜続く＞