<本文とは全く関係ありませんが、先日近くにある日ハム鎌ケ谷スタジアムに行って来ました>

 わたくしめ、昨年の十一月を以て技術者という肩書きを外しました。辞めるまで紆余曲折はありましたが、このままで良いのかという自問自答の末の決断でした。仕事上のお付き合いのある方々からは、行く末を危惧され、それで慰留されたりもしましたが、自分がこれから為そうということに比べれば、それは些細なことだと判断しました。他人が自分をどう思おうが元々関心はありません。他人を頼ることも良しとしません。頼れるのは自分だけという気概はずっと持ち続けていました。ですから後は決断のみであったのです。
 過去があって今があるのは道理です。ですが本当に大事なのは今この時と未来です。何故なら、過去は変えられないけれど、今と未来は、己の心の持ち様と、その行動を以て、幾らでもどの様にでも変えることが可能だからです。ですから、その時点で残り少ない人生を、係累や他人の為ではなく、自分の思うままに生きてみようと決意したのです。そしてわたしの決意が固いのを見て結局のところ細君もそれを許してくれました。容易に道が切り開かれないのは分かっています。ですが決意した以上、やろうと決めたことは必ず遣り遂げなければなりません。

 実を云えば、わたしにその決断をさせたのは一匹の犬でした。しかし、その決断をさせた犬は今はもういません。そして彼の死が、わたしに大きな変化をもたらし、この世の無常と儚さと真実とを改めて知らしめたのです。

 彼はわたしにとって忠犬です。

 何ものにも代えがたい存在でした。

 そして今でもわたしの心の中に生きています。

 人生は自分が思うより長くはない。だとすれば生きている内に何を為すべきかを決め、それを実行しなければならない。そしてそれは今をおいて他にはない。遣らねば!


注)記事の末尾に本文とは関連がありませんが緊急追記があります。是非ともそれをご覧下さい。