ブログ活動休止中ですが 東北関東大震災について再度発信致します。
<稲取吊し雛 '11.02.19撮影 河津桜を見に行った時に立ち寄りました>
この時は当然ながら東北関東地方を大震災が襲うなど想像も出来ませんでした。
ブログ活動休止中ですが 東北関東大震災について再度発信致します。
<稲取吊し雛 '11.02.19撮影 河津桜を見に行った時に立ち寄りました>
この時は当然ながら東北関東地方を大震災が襲うなど想像も出来ませんでした。
当日はあいにくの曇天でしたが特別列車の車窓からは伊豆大島はもちろん新島や式根島、神津島そしてわずかに三宅島も見る事が出来ました。河津桜は満開ではありませんでしたがそこそこ楽しめ、日帰りでしたが今年初めての夫婦二人きりの旅行となりました。
<伊豆急河津駅近くで帰り際に入った「MORI」という喫茶店の珈琲のおいしかった事!>
福島第一原子力発電所は最悪の事態は免れたと誰もが安堵なされておられるでしょうが果たしてそうでしょうか?日本人は過去を忘れやすい民族です。しかしヨウ素131を除けば放射性物質の過半は半減期30年以上です。人々の記憶から消え去っても今後60年間けして地上や地下、水面下から消え去る事は無いでしょう。
今回の震災においては地震・津波・原発事故と立て続けに災厄が被災者の方々にのしかかっています。そんな中でも日本という国は確実に復興し以前の活気を取り戻すだろうと願ってやみません。しかしながら福島第一原発の放射能が今後も将来に暗い影を落とし続ける事は間違いない事実であると思われます。
日本全国のすべての原発の全面廃止・廃炉を望むところです。
これからは本当にクリーンで安全な太陽光発電や太陽熱発電や風力発電、そして電力を安定して供給する蓄電池技術を国家を挙げて推進すべきだろうと思います。東電を含む電力各社は安定供給を理由に原発廃止にあの手この手で反対するでしょうが、その理由は原発が安価な電力供給施設である事が本当のそして第一の理由です。太陽や風力エネルギーは安定して供給できないという理由付けをするかも知れませんがそれは本当ではありません。日本全国が無風で曇天や雨である事はまずありません。大容量蓄電池技術が開発されれば数日分の消費電力をストックする事も可能であるはずです。日本人はその問題が火急であればある程それを速やかに解決して来た歴史があります。出来ない筈はありません。出来ない事もありません。
福島第一原子力発電所は廃炉にしない限りこれからも放射能を放出し続ける事でしょう。最後は人的犠牲を伴う封じ込め作戦を実施しなければならなくなる恐れは大です。つまりチェルノブイリ原発事故の時と同じく膨大なコンクリートで原子炉自体を封印してしまう「石棺」化しか道はない様に思われます。何しろ原発付近では放水を続けても未だに年間に浴びる放射線量を超える値を一時間で浴びてしまうのです。これが健康に被害を与えない筈はありません。遠くへ行けば行く程それは空気中で「希釈」されるかも知れませんが確実に今も放射性物質はこの空気中に放散され続けている事を忘れないで頂きたいと思います。今は問題になっていませんが陸地以上に海は汚染されていると思われます。何しろこのところ福島第一原発では北西から南東に向かって風が吹き続けているのですから当然です。鹿島灘沖は日本最大の漁場ですが間もなく魚にも汚染は広がる恐れがあります。たとえそれが健康に一時的には被害を及ぼす量でないにしても蓄積されればそうは云って居れなくなるでしょう。以前金目鯛の水銀汚染が問題になりましたがこれからは当該漁場におけるすべての魚から僅かながらではあるでしょうが放射能が検出されるでしょう。
原発周辺は多分住民が戻れない地域が必ず出て来ます。原発の被災者はどこか影響の極力少ない地域に移住するしかなくなるでしょう。そうなれば政府や東電からの保障は出るでしょうが先祖代々住んできた土地を離れるのは辛い事だと思います。何しろお墓参りさえ出来なくなるかも知れないのです。
しかし「私達は逃げ様がない」のです。
日本の人口の半数近くを占める数千万人に及ぶ大部分の人達はこのまま東北や関東に止まざるを得ません。甘んじてその境遇に身を置くしかないでしょう。今は政府や東電への批判は差し控える時なのかも知れませんが、震災の復興に目処が付いたら政府や東電に対して声を上げましょう。原子力発電には断固反対!全国の原子炉廃炉推進!と。それが我々の子孫に残すべき本当の財産だと思う次第です。
最後に皆様にお願いしたい事があります。風評に踊らされることなく確かな情報を自分の目と耳で得て頂きたいと思います。他人からの伝聞を鵜呑みにする事が一番いけない事です。TVなどの報道番組も丸ごと信用してはいけないと思います。例えそれがN〇Kであってもです。自分や家族を守れるのはあなた方自身なのだという事を忘れないで頂きたいと思います。
我が家では今夜千葉産のほうれん草を良く洗って調理し、鹿島灘で捕れた金目鯛の煮付けを食べようかなと思っています。
<河津桜の原木を見に行った帰路民家の庭先でみつけたイエローとピンクの協奏曲>
これを以てブログ活動は再び休眠となります。拙ブログをご訪問頂きありがとうございます。被災地の一刻も早い復興と被災した皆様の立ち直りを祈念して止みません。