『政(せい)は正(せい)なり』と論語は云う。だが今の安倍政権が行っている政道は『政は不正なり』という邪道である。
新型コロナウイルスがまだ終息していない今の段階で、このウイルス禍で起きた出来事を総括するのは時期尚早だと思う。
だが今までしてきたことの反省と検証は待ったなしだと思う。反省なきところに明日はない。明日を迎えるために、過去の過ちを洗い出し、その反省点を明確にし、次に備えるべきだ。だが現政権は反省すら出来ない驕り高ぶった者の集団であると思わざるを得ない。こんな愚か者を阻止できず当選させてしまった自分たちが情けない。
政治は人々の生活と直結している。今回の新型コロナウイルス禍を通じてあらためてそのことを強く感じている。政府や地方自治体の対応を見て、政治と行政の連携がいかに大切かを改めて感じた次第です。今のところそれは旨くいっていないと小生は感じています。
例えば武漢からチャーター機で帰って来た人たちへの対応は結果的に成功だったと誰もが思っていることでしょう。しかし豪華客船ダイヤモンド・プリンセスの場合は如何でしょう。過半数の方があれは良くなかった。あるいは失敗だったと思っているのではないでしょうか。
小生もダイヤモンド・プリンセス号に隔離したのはあらゆる意味で完全な失敗だったと思っています。それは政府はこの結果から何も学んでいないし、その後も同じような過ちを未だに繰り返しているからです。政府はこの豪華客船での処置は間違いではないとの考えを未だ改めてはいません。反省なきところに教訓もまた、ないのだと知るべきです。
ダイヤモンド・プリンセス号での隔離の仕方は、防止策として現在いわれている『3密』のすべての禁忌を犯していました。それだけではありません。セーフティーゾーンとそうでないところの区分けはきちんとなされていたとの政府発表でしたが、現実には感染者は際限なく広がって、下船した乗客から現在も死者が出ています。一番いけなかったというか、最大の失策は陰性という検査結果の不確実性をまったく考慮に入れず、陰性だという乗客を公共交通機関を使って、てんで勝手に自宅などへ帰してしまったことと、自宅などでの待機・隔離の周知徹底をしていなかったことです。なぜここで『法による強制』が出来なかったのか。そして今もその、ゆるゆるの、不徹底な指示というか自粛要請が小出しに繰り返されている訳です。このことを安倍政権は後々悔いることになるでしょう。
そうしてこの後も失敗続きで現在もそれは改められてはいません。海外から入国する外国人や邦人への水際対策も、当初から不十分で不徹底で、いざという時の法的拘束力さえないのですからお粗末極まりないものです。入国規制地域の特定も段階的であり一気呵成とはならない。だがそれでは感染爆発は防げないことは欧米諸外国を見ても明らかなのに何というお役所ペース。未だに『どっこらしょ』と腰は重い。いったい何故?!?!
それでいて、国民救済策の一つが「お米券?」「お肉券?」why?
それら不徹底で後手後手の対応策や方針が、今の感染爆発前夜の状況を招いていることはもはや明らかです。
それは何故かといえば、政府は体面ばかりを気にして失敗をけして認めず、認めないからこそ反省もなく、反省もないから原因の究明と分析もなく、原因の究明もないから次に生かすことが出来ないのです。その繰り返しを延々とやっているのが今の安倍政権です。愚かです。極めて愚かです。
今すぐ為すべきこと。それは感染防止の徹底です。だからこそ『非常事態宣言』を今すぐ速やかに発令することが大切なのです。
その為には、政府の指針に法的拘束力を持たせ、『自粛』や『要請』などではなく『法に基づいた強制』が今すぐ必要になるでしょう。国民には、『一部の自由の制限』と『指示に背いた場合の法的根拠を示す』と同時に違反した場合の『罰則または刑罰』を明確に示すべきでしょう。そうでなければ、人々の不確実で感染を伴う危うい行動を阻止することはできません。出来なければ大勢の人が死ぬことになるでしょう。
ハッキリ言ってこれはヨーロッパでも叫ばれている通り『戦争』という非常事態なのです。平和の時代はもう二度と世界に訪れないかも知れないという覚悟があなたにはありますか。
それともまだ何とかなるとお思いですか。後悔は先に立ちません。そしてこの新型コロナウイルス禍に限っては後悔した時はもう遅いのです。何しろその時はもうあなたの日常生活は破壊され、命の保証すらないのですから。
だからこそ、政府の動きと安倍政権の動きに注視する必要があるのです。今のところ安倍政権は東日本大震災の時の民主党政権の対応を批判する資格はまったくありません。この新型コロナウイルス禍の安倍自公政権の右往左往は目に余るものがあります。ハッキリ言って末期症状を呈しているとしか言い様がありません。
補正予算案や新型コロナウイルス対策予算の策定では、未だに利権や既得権益に拘っている、族議員という名の愚か者が跋扈しているのを見るとそれらが良く分かる訳です。この人達は国民のことなど何ひとつ何も考えちゃいないなと。もし考えているとしたら自分の票田の有権者のことくらいだなと。
思うに、この政権の最大の過ちは『長期政権の奢り』だといえましょう。
だから反省も出来なければ、危機管理もまるっきりなっていないのです。
今の安倍政権が以前の民主党政権よりも劣っている点は、『謙虚さの欠片もない』ということでしょう。だから同じ過ちを繰り返すのです。そして自分たちへの批判は数の論理によって封殺する。おかげで議会制民主主義は形骸化し、専横政治がまかり通っている。国会の審議を経ずして閣議決定だけで決めてしまった、国民に影響のある重大事案が、これまでいったい幾つあったことでしょう。それらが今、私たちの首を真綿で締めるが如く、じわりじわりと絞めつけ始めています。
あなたはもう気づくべきではありませんか。
昨日までの日々はもう二度と取り戻せないということを。
明日が来るという保証はもはや何処にもないということを。
<2020.03.31.08:45追記>
朝のTV番組を見て思った。今の都会の若者の愚かさを。それ以外の大人どもの愚かさを。この考えなしの行動の末にあるのは大量死かないという現実に気づかないのだろうか。
新宿の夜の歌舞伎町に繰り出す人々や、渋谷や六本木や銀座や新橋の繁華街を、自覚のない人々が徘徊跋扈する愚かな姿を見ていると(事実とは異なるが)、伝説となっている『レミングの死の行進』を想起させるものがある。
若者の世の中への無関心は、自分もしくは自分の周りだけしか見ていないことに由来するのだろう。地球規模、極東アジア規模、日本全域など、広い外の世界に目が行かず、井の中の蛙で満足しその中で毎日が楽しければいい。それがホンネなのではないか。
日本人は小さくなったと思う。グローバル化が叫ばれて三〇年以上経つが、世界が日々肥大していく中で、日本人は逆に殻に閉じこもり自分の世界の中に埋没してしまった。その結果がこれである。
しかし若者だけを責める訳にはいかない。自分たちもまた若者だった頃、広い世界を夢見ていたかといえば、やはり過半が現実には井の中の蛙だったのだから。
Written by H☆imagineU3
<2020.04.01.09:55 追記>
ある方のブログにお邪魔してコメントをカキコしちゃいました。その方に小生は他意も悪意もないですが、ちょっと批判的なコメントだったかな。・・・という訳で、もしご不快でしたらコメント削除されても致し方ないです(笑)
おはようございます。
小生は思うのですが、いまさら野党やマスメディアを非難しても始まらないですよ。野党とは与党を非難するために存在するのですから。マスコミも然り。野党やマスゴミが現政権に迎合していたら政治は腐敗し暴走するだけです。厳しい目があってこそ初めてまともなご政道が行われるというものです。
それにね、自民党だって野党時代同じことを遣っていたじゃないですか。散々旧民主党を非難してこき下ろして、自分たちは今何を遣っているんだと小生は云いたいです。東日本大震災の時の旧民主党の対応を散々非難しておきながら、新型コロナ対策の後手後手不徹底感はハンパないですよ。現実を直視しないのは臆病であるだけでなく卑怯ですらある。だから未だに族議員がしゃしゃり出て来て、「お魚券」だとか「お肉券」なんて馬鹿なことを言いだすんです。ホント「お前馬鹿か!」と怒鳴りつけたいくらいです。
それにね、もうパンデミックは確実に起こってるんです。それなのにいまだ非常(4/1.12:59訂正)緊急事態宣言を出さないのは愚かさを通り越して気狂いレベルです。イタリアやスペインやアメリカの二の舞どころかもっとひどくなる恐れは大です。
科学的根拠などより、世界の状況からCOVIDー19について直接学ぶことの方が大切じゃないですか。我々は科学者じゃないんだから。
小生は日本の政府に期待なんかしちゃいません。何しろ安倍政権は無能、無策、所詮烏合の衆ですから!!!
by U3 (2020-04-01 09:31)
・・・正直に書き過ぎでしょうか (*´∀`*)