政府の『緊急事態宣言』の発令を受けた、「安倍総理大臣の国民へのお願い」の根拠となっているのは厚労省の試算によるものだ。それに依ると、国民が今までより外出などの行動の8割を抑制し、三密を避け、それを2週間続ければ感染拡大は防げるという。
でも、これって本当に実現可能だと安倍総理は考えているのだろうか。そんなことをゆめゆめ政府は本気で思ってるんでしょうか。そうした行動を取ることによって、1ヶ月で緊急事態宣言は解除できるという計算は本当に成り立つのでしょうか?
それに緊急事態宣言が出た後に、日を追うごとにトーンが落ちて来ましたよね。2週間後に8割自粛要請で感染状況がどの様に変化したかを見て修正加え、1ヶ月後に更に状況を見て緊急事態宣言を終了するか延長するか決める。・・・あのね、だったらどこで新型コロナウイルス対策そのものを終わらせる積もりなの? ロードマップはいったいどうなってるの? まるっきり安倍晋三総理大臣の顔も意思も見えて来ないじゃないか!
それにね、今のままじゃたぶん東京は2週間も待たず医療は崩壊するよ。神奈川か千葉から今日明日にもオーバーシュートがいつ起きてもちっともおかしくないと思うよ。医師も危機感を募らせているし。
あのさ、8割ってさ、もしかしたら願望値? そうあって欲しいという願望を表した数値が8割という数値なんですか? つまり希望を形にしたらそうなったということなんじゃないかとU3(ゆうさん=小生)は思うんだよね。
え、っと思うでしょ。政府のしかも厚労省の試算したものがそんなものである訳ないだろうって誰しもが思いますよね。U3アンタそこまで疑り深いのかって! でもね、疑り深いんじゃないんです。信用できないんです。政府の発表したその試算そのものがね。それは同時に発表された経済対策も同様です。
『疑り深い』と『信用できない』は結局同じじゃないかと思う人には、この後の記事を読んで欲しくない。とっとと他のブログに行って頂いて結構。もしあれこれ文句を言いたいのなら、疑問を感じたのなら最後まで読んでそう言ってください。いつでもその問いにお答えいたします。
U3が信用できないのにはそれだけの確かな根拠があるんです。
何事も事実あるいは、確度の高い情報(データ)を元に計算されなければその精度は確保できない。それはよく考えれば誰でも分かることです。U3の世代は学校教育で確率も分布も統計も殆ど学んでいない世代です。だから正直言えば数値的な根拠を具体的には示せない。
だが数値的な、あるいは科学的な根拠を示せなくても、他の知識やスキルを総動員すれば皆を説得できる自信はある。頭はあるからね。そりゃ皆も頭はあるだろうけど、頭は使わなくちゃ意味がない。
考える力だけでも駄目だ。判断力も必要だ。そしてそれを正しく皆に伝える説得力も必要だ。文字媒体で伝えるなら文章力もね。自分が利口だとは思っていないけど、時として馬鹿丸出しで恥をかいて、あれ俺何やってるんだろうと思うこともあるけれど、それでも自信はあるんです。馬鹿のままで終わらせたことは一度もなからね。実際それでこの歳まで生きて来たからね。
そうした経験から言っても、この試算は当てにならないと判断せざるを得ない。そう思うのは試算のベースになるものが余りにも微々たるもので論拠が脆弱だと思うからです。これは直感です。しかし直感ほど確かなものはないと究極の場面では実感してきたU3です。その直感で得たものは何か?
それは現在の実際の感染者数が一体どれくらいの数値なのか、果たして厚労省は正確に掴んでいるのかという一点です。ここが余りにも脆弱だと思う次第です。
日本は1月からずっとPCR検査をしてきた(厚労省の資料では1月15日時点で国内で最初の感染が確認されています)のに、同じく厚労省発表では、4月6日時点でPCR検査の総数は僅か46172人です。一方、総務省の令和2年3月1日発表の日本の総人口は概算で1億2595万人です。つまり約1億2千万人超の総人口の内の僅か46172人しか検査を受けていないのです。
医療崩壊を防ぐため、検査態勢の問題、検査が進まない理由はいろいろあるとは思います。ですが諸外国の検査数の実態及び実績を見れば、日本の検査態勢も実績も、遙かに諸外国の後塵を拝しているのは明らかです。そしてその責任は、日本政府つまり安倍政権の政策の不手際、状況を余りにも甘く見ていた怠慢、あるいは数々の後手後手の政策の結果だと言えるのです。
U3は当初から、できるだけ多くの人に検査を施すべきだろうと指摘してきました。そうでなければ感染爆発は防げないと。そのうち感染経路も分からなくなるし、クラスター感染がどこで起こってもおかしくない状況がいずれ来ると。
閑話休題。
誰でもできる計算をしてみれば分かることですが、検査数を総人口で割って100を掛ければそのパーセンテージは、総人口の1%にも満たないわずか0.0036%という数値として現れる訳です。この数値を元に今後の感染者数がどう変化するかを予測するのは可能でしょう。だから試算も一応成り立つのでしょう。もちろん試算には検査数だけが用いられる訳ではない、あらゆる要素を総合的に勘案して決定されるものだとはU3にも分かります。でも同時にこれでは確度も精度もそう高くはないだろうな、というのも同時に分かるのです。直感でね。
基礎となるデータは、多ければ多いほど予測精度は高まる、というのは常識ではないでしょうか? 分母と分子の差が少なくなればなるほど正解の確度は高まるというのは、数学の苦手だったU3でも分かります。苦手だったとは言っても高校でも65点以下は取ったことがありませんから。
「厚労省が全力で出した答えがそれなんだよ」ええ、それも分かります。しかし現時点で限りなく精度の高い、正確な感染者の総数を予測できないで(掴めないで)、本当に正確な感染防止対策ができるのでしょうか?・・・U3は甚だ疑問です。
しかし信用できない理由はそれだけじゃないんです。
あのね、政府の方針には逆らいませんし、国民の一人としてそれを遵守しようと思いますし、現実にも仰せの通りにするでしょう。たとえ言うこと為すことすべて眉唾で、責任をこれまで一度も取ったことがない、したがって徹頭徹尾信用できない安倍晋三総理大臣のお言葉でもそれに逆らったりはしません。ちなみにあなたの言葉を信じたからではありません。
コロナが心底恐いからです。
コロナでコロリは嫌だからです。安倍晋三という男の判断力のなさと、保身ゆえに何ひとつ適宜に対応ができず、後手後手に回った結果そうなったという理由で、そんな理不尽でアホ臭い理由で、あっけなく死ぬのが心底嫌だからです。この世に、バカのせいで死ぬことほど、情けないことはありませんから!
だからこれだけは言っておきたいのです。
8割の行動抑制というか感染リスクを避ける行動って、机上では成り立っても実際はどうなの? あなた本気でそんなことが実現すると思ってるって!
ちなみにU3の直感では、新型コロナウイルスの蔓延と安倍政権(政府)の新型コロナウイルス対策(=政策)によって、日本で実際に何が起こるのかといえば、肝心要の新型コロナウイルスの感染は一向に収まらず、その一方で『少子高齢化に少しばかり歯止めが掛かるという』という、皮肉な結果が出るだろうと思っています。予言しておきます。(*´∀`*)
大変失礼だとは存じますが、U3の想像では今後新生児は確実に増え、高齢者が亡くなるのはいつもの年より多くなるのは明らかだと思うからです。それも安倍政権の失策によって実現してしまう皮肉な結果の賜物です。そして肝心の新型コロナウイルス対策は、思うような効果を上げられないだろうと予測しております。
色々批判はしますが、政府の方針が失敗するのを願ってなどいませんよ。U3の心配など杞憂で終わって欲しいって心の隅では思っていますよ。だって基礎疾患というか既往症があり、一旦感染するとあっという間に重症化しやすいU3にとっても、新型コロナウイルスの撲滅というか、それができないにしても、克服は願うところですから。
でもね、現実はそうじゃないんじゃないかと思う訳です。
安倍総理は国民に行動そのものの自粛を求めています。そして行動の8割を抑制してくれと要望しました。しかし安倍総理、なんか勘違いしちゃいませんか? 国民に負担を強いるのなら、その負担に見合う結果を伴わなければならないし、そうした負担行為を実現できる環境を、『政策によって実現しなければならない』のに、全くそうはなってはいない、と断言せざるを得ないのが至極残念です!
この戦争とも並び称される危機に、金の出し惜しみをして一体何を実現しようとしているの? 国民にあまねく現金を支給することや、自粛要請をする企業や店舗に補償はないってよく平気で言えるね、安倍晋三総理大臣。
だったら企業も店舗も生きるために政府の方針に逆らって営業を続けるしかないでしょう。それでも補償しないんだから文句は言えないよね。制裁も加えられないよね。なにしろ法的根拠は一切ないんだから。自粛や自主休業が死活問題になる企業は特にそういう思いは強いと思うよ。
実際、実現すら危ぶまれる相当な無茶な要求を、安倍総理は国民に突きつけているんだよ。それ分かってる?
自分の言ったことに責任持ってくれよ。な、、、
<つづく>
※この続きは4月12日にUPします。