COVID-19 Syndrome Part ⅩⅧ

 

＜２０１９年１月２０日　ドウロ川河畔のカモメ：ポルトガル・ポルトにて＞

　わたし（Ｕ３）が憂慮しているのは、安倍政権や政府の考えや、本音や魂胆が透けて見えるどころか、国民はもう完全に分かっちゃっていることなんです。

　ある方がオフレコでこう仰ったそうです。

「あべやひょっとこが新型コロナになりゃいいのよ！」

　物騒な発言ですがこの方聡明な方です。しかもお歳を召した女性とのこと。

　つまりこれの言わんとしているところは、愚か者は自分の身に直接危険や禍が及ばなければ目が醒めないし、日本という国も日本の社会も変わらない、ということなのだと思います。そうこの方は仰りたかったと解釈しているわたしです。

　日本政府は国民の財産や生命を守るよりも、国家の財政を優先しているようです。新型コロナウイルス対策に投ずる１０８兆円も、豪勢にアドバルーンを上げたかに見えますが、国民に実際に振り向けられるのは僅か１６．８兆円。その殆どが利権絡みで国民の知らないどこかに消えていってしまうのです。しかもコロナ関連で海外支援にお金を拠出。それがこの金額の中に含まれているのです。

　いったい何故ってわたしは思います。国民の為に１０８兆円の予算を組んだというんなら、海外に拠出する金をその中に含めるんじゃないという怒りさえ感じます。たぶん国民一人一人を救うより、世界に向けていい顔をしたいのでしょうね。世界貢献してますって！

　でもね海外の指導者から見れば失笑ものですよ。自分の国の国民すら守れないのに何が世界貢献かとね。ハッキリ言って馬鹿なんです。遣ること為すこと。それが日本政府の現実なのです。安倍晋三政権の正体です。さすがバラマキ外交の安倍の面目躍如ですね。金出して失笑や侮りを返されるなんて！

　しかし、この世界の常識から大きく外れた決定を下したのは、自分一人では何も決定できない安倍晋三総理大臣ではなくて、もう一人の大馬鹿者だとわたしは断定いたします。

　４月１３日の早朝６時台に、経済アナリストの森永卓郎氏の話をＮＨＫ第一放送で聞いていたのですが、その話に依ればどうも収入半減世帯への３０万円支給を政府が発表する直前までは、野党や公明党や自民党の大半も選別なしの国民にあまねく１人１０万円案でほぼ合意が出来ていたらしいです。

　それが発表直前になって３０万円支給に急遽変わったというのは、世界の潮流からしても真逆の決定だし、どう見ても解せない、不自然だと仰っていました。森永氏は、その決定が下された理由について、ひと言も言及しませんでしたが、わたしには直ぐに真相がピピンと来ました。

　誰でも考えれば出て来る答えはひとつなのだと思います。この支給案を出せる官庁はひとつしかないからです。どだい経産省や厚労省や総務省じゃ無理なんです。何しろ『日本の財布』を預かっていませんから。と、いうことを勘案すれば『Ａ級戦犯』はあの官庁とその長ということになる訳です。

　しかしもう一人いるのですね『Ａ級戦犯』が。黒〇日銀総裁その人がいなけりゃひょっとこオジサンは何も出来ないのですよ。だってモノホンの国の金庫番はこの人ですから。

　だからこそ『あべやひょっとこオジサン云々』、という冒頭の女性の発言は、聞いた瞬間は目を剝く訳です。なぜならば、安倍だけなら分かるけど、ひょっとこの名前が唐突に出て来る感があるからです。しかし一見突拍子もなく思えるそれは、よくよく考えれば論理的で合理性があって、なかなかに鋭い勘をしていると言わざるを得ない訳です。

（2020/04/14.14：30追記）え、３０万円って自民党の岸田政調会長の案が通って決まったんじゃないかなどとお思いの人もいらっしゃるでしょう。でもね岸田氏は次の総裁候補だからここで顔出ししただけ。黒幕はいつも表には出て来ないんです。だからひょっとこオジサンは傍観者ヅラして東京都と他の府県と比較して好き勝手言うだけに止めてる。悪いやつは自分の減点になるようなところには出て来ないんです。渦中の省庁の長だというのに最近加藤厚労相なんか全然出て来ないでしょう。働き方改革担当大臣でもあるのに、新型コロナウイルス対策における働き方についてなにか発表しました？　しないでしょう？　安倍晋三総理大臣はバカで優柔不断で臆病だけど、総理大臣だからね。出ざるを得ないんです。しかも今回は前面に出れば加点になるかと思って出て来たら、すこぶる国民の評判が悪かったというオチまでつく。つくづく先の読めないお人です。ハッキリ言って無能です。

　どうです。これが本当ならひどい話でしょう？！？！

　眉唾ではなく、たぶん核心に迫ったというか真相に至っていると思いますけど。

　それでも安倍政権を信奉しますか。この政権に日本の未来を託しますか。

　それでも目の醒めない日本人がいるとしたら、、、愚かです。

　でもね、たぶんそれでも日本人の過半は安倍政権にＮOを突きつけられないんじゃないかと思う訳です。なぜなら日本人はもはや飼い慣らされた家畜同然で、文句を言わないよう長いあいだ教育されてきたからです。戦後７５年の間ずっとね。だから為政者は国民を愚弄し好き勝手できるし、国民は文句は言えど反抗はしない家畜同然に成り下がったのです。

　良識ある日本人（そんな者いるかどうか知りませんけど）は、ここで政局が不安定になってはいけないから、取り敢えず安倍自公政権を支持しておこうなんて、安易で先の見通せないおバカな判断をする訳です。衆参院選挙で散々繰り返してきた過ちをここでも繰り返すのだから、学習効果もへったくれもない、反省すら出来ない猿以下の思考能力だと言わざるを得ないのです。

　ここで「じゃあどの政党を選べばいいんだ！？」なんて拙ブログのコメント欄に書かないでくださいね。ぶち切れちゃいますから。わたくしめ、自分の頭で考えられない人が大っ嫌いなんです。依頼心が強い人は突き放すことにしてるんです。うちの奥さんそれで何度泣いたことか。安易にわたしに聞こうものなら「おまえばかかは言うに及ばず、豆腐の角に頭ぶつけて一度死んでみたら？」てなこと平気で言いますから。最後の最後は面倒見るけど(oﾟ∀ﾟo)

　そういうおバカな国民の存在を背景に為政者は自分たちの利権を優先する訳です。この国難に至ってもそうなんです。見てください。国民にできるだけ補償をしたくないという、シンゾーやひょっとこの本音がモロ見えでしょう。それこそ露骨で吐き気がするほどです。でもまだ分からない国民も大勢いるのですよ。

　閑話休題。

　安倍総理と政権を支えている日本政府のお偉いお役人の皆様へ。

　新型コロナウイルス対策は『感染予防対策』と『経済対策」が、車の両輪のように連携し合ってこそ、初めて有効になるのです。分かってますか？

　幾ら３０万円現金支給しますって言っても、貰える世帯数は政府の試算では２割しかない。ネットで自己申請するという方法では時間も掛かるし、しかも審査もあるから実際には受給率はもっと減るだろう。これでは政府はそれ（受給率を減らすこと）を目論んでいるとさえ思えてしまう。

　それを証明するように、ひょっとこオジサンはこの３０万円支給に当てるお金を、１０８兆円のうち４兆円程度しか見ていないとのことなので単純に計算すれば１３３０万世帯に支給されるという計算になる。全５０００万世帯に対してですよ。しかもこの数字はあくまでも建前で、本当は国民には知らされないカラクリがある。

　平均的な日本の家庭は対象にならないんです。フリーターや単身世帯に主に恩恵があるように出来ているんです。そうなると、前出の森永卓郎氏によれば支給対象となるのは全世帯の１割程度だそうです。・・・つまり穿った見方というか疑って掛かれば、安倍政権は新たな票田を獲得しようとこの国難に際しても画策しているとも捉えられるのです。アベノブレーンの一人、ひょっとこの考えそうなことです。

　もはや誰もが言っていることですが、条件をつければ付けるほど即効性は期待できない訳です。専門家によれば、経済的支援は待ったなしの今すぐ必要な状況であるのに、６月か下手をすれば７月もしくは８月から支給がようやく始まるって、、、、、、政府のお偉方や担当者はいったい何を考えているのっていう話です。

　それに残りの８割の世帯はそれから除外されるのです。そのうちいったい何割の人が収入減をカバーできる。いつまで耐えられますかね？　他人何日飲まず食わずで生きていける？　最悪の事態まで試算してる？　たぶんしていないはずです。何故ならば現状ですらまともに分析できていないのですから。

　たぶん一部の国民に犠牲が出るのは安倍政権は織り込み済みなのだと思います。それは経済政策においても、感染症対策においても同様です。何社倒産しようが、何人感染して死のうが、緊急事態宣言発令後の1ヶ月は、国民を実感台にしたシュミレーションを実施する方針を変えるつもりはないのでしょう。だから感染者の増え具合の様子を見ながら、小出しに小出しに毎日のように地方自治体の長や、国民に新たな命令や指示や要望を出す訳です。これを国民を実験台かモルモットにしていると言わずして、いったい何と呼べばいいのでしょう。

　つまりはですね、国民が死のうが夜逃げしようが自殺しようが政府は一切我関せず、そんなことは織り込み済みなのです。自分たちだけが生き残るためにね。

　個人に３０万円、小規模事業主に最大１００万円、中規模企業に最大２００万円。その条件が前年度の収入額から５０％以下という制約を設けて支給される。まあ、お金は幾ら赤字国債を出せるとしても、無尽蔵に出せる訳じゃないからそんな姑息なことを考えたのだろうけれど。しかも総額は実質１０数億円！

　しかし、最低限どこにどういう形でどれだけの額をいつ出せば、最大の効果を上げられるかぐらいは試算してみてくださいな。いまの救済案はそういう視点でというか基本方針で、どう見ても案出も算出もされていないでしょ！

　そして４月１２日には感染状況を見て追加で色々要望を出しましたね。この後に及んで「要望」ですよ！　その中のひとつは、

「このままでは感染機会８割削減は無理なので、なお一層のテレワーク（リモートワーク）の推進を強く要望する」

　ですと・・・。出来るかどうか、基盤の整備はどうなっているか、そんな話は一度もなかったよ。しかも当然セットで話すべき補償の話はひと言も言及なし。絵に描いた餅を取り出して食べろって訳ですか？　それで生きていけって事？

　馬鹿ですか？　アナタ！！！　国民をなんだと思ってんだバカヤロー！！！

　あのね。これはわたしを嫌いなブロガーだろうが意見は一致すると思うけど、こういう時の経済支援策はとても大事なの。何しろ死活問題なんだから。だから経済対策が旨く行かなくちゃ、感染予防対策だって旨く行かないの。分かる？？？

　分かりやすく言うなら、個人でも、自粛要請された補償対象外の企業や店舗でもどうして生きられるの？　収入の半減という条件にどれだけの意味があるの？　この条件がどれだけ不公正か分かってる？　そもそも線引きすること自体が、国民を白黒に分けて差別しているのと同じことなんじゃないの？　これは国難でしょう？　だったら分け隔てなく、国民にあまねく救いの手を差し伸べることが、為政者として当然な行いなんじゃないの？　そんなことも分からないんだったら政治家なんか辞めちゃえば！　何しろ国民の役に立つどころか害毒しか流さないんだから。

　閑話休題。

　どうしても働かなければ生きていけない人たちは、たとえ眼の前に感染リスクがあっても、毎日通勤電車に乗って、三密の危険を冒してでも働きに出なくちゃならない訳。え、分かる？　それでどうして安倍総理が国民に強く求める８割の行動自粛が実現できるの？

　自分の言ってることに矛盾を感じないのは考える力がないから？　それとも自分と昭恵夫人のことで頭がいっぱいだから？　あるいは加計学園理事長と、いつゴルフをするかが今の一番の関心事で、国民の事は二の次だから？　それとも安倍晋三の悲願憲法第九条改憲のみ？

　あのさ、あながちこれが邪推でも穿った見方でもない、大いにあり得る話だと思わせるところが、安倍晋三総理大臣のご人徳の為せる業（わざ）でしょうか(*´∀｀*)

　思うんだけど『国破れて山河あり』にならなきゃいいけどね。

　安倍晋三総理大臣とその政権がやろうとしていることは、国民を牌にした一か八かの加計・・・ぢゃなかった。賭けなわけです。そしてその賭に負けた時、日本は一人負けで世界の隅に追い遣られるのです。これはけっして比喩じゃなくて、この賭けに敗れれば現実にそうなるのです。最大の問題はその賭けの勝算が極めて低いということなのだと思います。なにしろ日本は世界の趨勢の真逆をひた走っているのですから。まさに敗北街道まっしぐらという感じです。

　コロナ問題はね。長引けば長引くほどそのダメージは大きくなって立ち上がれなくなるんです。医療崩壊や保健所職員の疲弊などという言い訳・言い逃れのためのロジックを使って、ＰＣＲ検査を怠ってきたツケがもうすぐオーバーロードという形で立ち現れるでしょう。たぶんそれでも無策無能で何ひとつ有効な手を打てないのが安倍政権だと思います。なにしろ出来ない理由を医療崩壊や保健所職員の疲弊の所為にして、それを抜本的に改革する、あるいはコペルニクス的転回ができる、柔らか頭の為政者も役人も皆無なのだから。そりゃそうだよね。どの世界でも、出来ない理由を挙げるのは臆病者で、出来る理由を挙げるのが真の勇者だから。安倍政権も日本政府も臆病で卑怯者揃いはもう世界の知るところだ！

　まあ元々国民なんか『アウト・オブ眼中』だからね。素晴らしい宰相を日本国民の過半は選んだものだ。あっぱれ、天晴れ、のうてんき！

　こんな即効性もありがたみもない、ただ面倒くさいだけの焼け石に水の、希望も持てず、期待もできないクソ経済対策を、日本国民の前に平然と提示できる安倍政権の愚鈍さと軽薄さが、わたしにはまったくもって理解できないのであります。これって本当に有効な経済対策？　国民が安心できるものになっていると本気で考えてるの？　

　あのね、この経済対策は誰をターゲットにしているの？　それすらも分かっていないから、国民がありがたがるどころか、不信と不満と、国民同士の分断や対立まで生まれてしまうんだよ。取って付けたようなお為ごかしのあの『アベノマスク』はこの宰相の無能さと愚鈍さを象徴していると思う。それが証拠に中国はマスクの輸出を再開したよ。先が見えないとはこのことをいう。

　これで何もかも含めて総額４６６億円も掛けた意味はなくなった。本当に金の使い途を知らないどころか、金をドブに捨てるのがお好きな人だ！　たぶん自分の金じゃないと思っている・・・んじゃなくて、逆に自分が好きに使える他人の金だから気安く何でも思いつきで散財できると考えているんだと思う。この案を総理に１ヶ月以上前に具申したのは厚労省か財務省の馬鹿役人だったという。でもね安倍政権だけ批判しても始まらないよね。実は日本人そのものが馬鹿になりつつあるのだよ。

　なにしろお国やお役人がバカだと国民もバカになるからね。(´･ω･｀)

　そうならないように、しっかり世の中を見つめ、しっかり批判していきたい。

　まあ自分が利口ならこんなことやってないから共馬鹿かも知んないけど。(oﾟ∀ﾟo)

＜つづく＞　次回は翌日の４月１５日です。

　追伸

　みなさまへ
　毎回毎回、長文ですみません。元々はこの半分の長さだったのですが、新型コロナウイルス問題の性質もあって、また、安倍政権のあまりの無能と朝令暮改政策もあり、例外なく連日連夜急展開の毎日なので、たった二日の間隔でも日々書くことが増えてしまった結果がこれなのです。言わば安倍晋三総理大臣がしっかりしていればこんな長文にはならなかったのです。わたしもこんな事に拘わらずに済んだとも言えるでしょう。
　だから短くするために以降は毎日更新にしました。でもね、毎日更新はわたしにはきついんです。商売柄書くのは元々好きだけど、正直こんな事は書きたくないのが本音です。仕事じゃないし元々余暇で書くスタンスだったから。
　これは危機感から止むなく書いているのです。その点ご理解願います。
　ところで次々回から＜まとめ＞に入りますが、もしかしたら次々回で終わりになるかも知れません。（仕事の中断が響いておりますので）

　その時は平にご容赦を。