COVID-19 Syndrome Part ⅩⅩⅢ

＜ポルトガル・リスボア（リスボン）近郊、カスカイスの海にて＞

　皆様はもう安倍晋三総理大臣の話題など飽き飽きなされたことでしょう。

　ですから今回は主題を変えます。ええそうです。

　皆様ご待望の『あの自由奔放なファーストレディ』の素敵なお話です♡

 

　前回の追記で書きましたが、『昭恵夫人の暗躍』が巷を騒がしております。この人ホント話題には事欠かないお騒がせ女です。

　まず冒頭に申し述べておきますが、安倍（旧姓「松崎」）昭恵夫人は「公人」です。けして夫の安倍晋三総理大臣が国会答弁で述べた「私の妻は私人でありまして云々」は事実ではなく明らかな虚偽答弁です。

　なぜなら過去数々の疑獄事件級の安倍晋三総理大臣絡みの疑惑は、実は安倍晋三自身が起こしたものではなく、みな昭恵夫人が絡んで引き起こされた問題だからです。国の許認可を得て学校を創設するなどという「国策的事業」になぜ昭恵夫人は関われたのでしょう。これは決して私人では為し得ないことは明らかです。であれば昭恵夫人は公人であるという結論に至る訳です。それはそうですよね。あの森友学園の『瑞穂の國記念小學院』の建設予定地では大阪財務省職員を前に、こう言ったのですから明らかにこれは公人の発言です。

「いい土地ですから前に進めて下さい」

　その一言で、どうして私人が財務省を動かせましょう。明らかに『安倍晋三総理大臣夫人』という肩書き（＝公人）があったればこそ、財務省は動かざるを得なかったのです。違いますか。これはもう終わった問題じゃないんです。この公人の昭恵夫人の言動で多くの役人が動き、自殺者まで出しているのですから、幾ら強弁しようと言い逃れをしようと、安倍総理大臣退任後も追及されて然るべき問題なのです。何しろ公正で正しい為政者ではないのですから。罰は受けるべきです。

　このように「森友学園の瑞穂の國記念小學院問題」・「加計学園の獣医科大学新設問題」も皆、昭恵夫人が深く関わっています。他にも政府絡みの事業には相当絡んでいて、安倍晋三総理大臣の友人ネットワークからは、相当な資金が昭恵夫人本人の主催する団体等に流れています。５万、１０万の単位じゃありませんよ。時には億の金まで動いているといわれています。皆知らないだけ。

　だからこそ、安倍晋三総理大臣は平成２９年２月１７日の衆議院予算委員会での福島伸亨衆議院議員の質問に対して、

「いずれにいたしましても、繰り返して申し上げますが、私も妻も一切、この認可にもあるいは国有地の払い下げにも関係ないわけでありまして（中略）私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。」と口角泡を飛ばして強弁したのです。

　この強弁の背景にあるのは、安倍総理の自己保存本能（保身とも言う）に基づく、昭恵夫人を擁護する強い心情です。個人的な心情が強く働いていたからこそ、あの異様とも思える強い口調になって必死に否定しようとした訳です。そこに安倍総理自身の決定的弱点（ウィーク・ポイント）があったからこそ、それを隠すための強弁だった訳です。

　つまりこれは裏を返せば安倍晋三総理大臣自身の問題ではなく、まさに安倍昭恵夫人そのものが問題の核心だった訳です。それが取りも直さず自分の身を滅ぼしかねないと思い至れば、それを隠すために必死に抗弁・強弁するのは当たり前です。そうと知れば皆様も「ああ、なるほどね」と得心するのではありませんか。

　そのことをこれから明らかにしていきましょう。※以後敬称は省略します。

　安倍晋三と安倍昭恵は聞くところによれば、学生時代は共に「勉強がお嫌いだった」らしい。晋三の最終学歴は旧三菱財閥系の成蹊大学法学部政治学科卒だが、この学科は同大学の中で最も偏差値の低い学生が入学する学科である。

　一方の昭恵は、聖心女子学院・初等科、中等科、高等科を経て聖心専門学校英語科を卒業している。ここで「はてな？」と思った方は勘が鋭い。初等科から高等科まで同じ聖心女子学院なら普通なら進学は聖心女子大学にエスカレーター式に進学するはずである。これを「勉強がお嫌いだった」のひと言で片付けるのは簡単だ。だが現実には『勉強がお嫌いだった』のではなく『勉強がからっきし出来なかった』から、聖心女子学院出身でない入学者と聖心女子学院高等科の落ちこぼれが殆どのこの専門学校（昔でいう「短期大学」）に入らざるを得なかった、というのが真相であろう。晋三も昭恵も共馬鹿だから八歳の年の差があってもウマが合うのである。

　ところで晋三が下戸で昭恵は酒が強いとの風評があるが、晋三についていえばそれはまったくの嘘である。酒は飲むが昭恵や加計孝太郎に比べれば強くはないというのが正しい表現だ。安倍昭恵は夫の晋三抜きで加計とふたりで夜遅くまで飲み歩くこともしばしばあったと聞いている。それを注意できない夫だから昭恵の行動はエスカレートするのだ。という訳で晋三は酒は飲めるのである。

　嘘だと思うならネット上に数多（あまた）ある、過去の晋三絡みの宴会写真を見るがいい。ビールの大ジョッキだろうが中ジョッキだろうが、赤ワインだろうが白ワインだろうが、オンザロックだろうがハイボールだろうが、酎ハイだろうがレモンハイだろうが構わず飲んでいる写真は幾らでもある。そして二日酔いで災害等の初動対策が遅れたという事実もまた数多なのである。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

　これは余談だが、過去に、安倍晋三という男に危機管理意識も、その能力もないのを露呈した出来事があったのを、皆さまは覚えておられるだろうか。今回の新型コロナウイルスで右往左往するのも道理なのだ。元々この人物には権勢欲こそあれ、そうした資質がまったくと言ってよいほど欠落している。昭恵かわいさと、お友達と友達企業・団体への利益誘導と、憲法改正しか興味がないのだから然もありなん。

　今から２年前、台風７号の接近に伴い関係省庁の課長級が集まって、災害警戒会議を開催したのは平成３０年７月２日午後のことだ。すでに西日本各地では度重なる台風通過で地盤は緩みいつ大災害が起こるか分からない状況だった。

　気象庁は５日午後２時に記者会見を開き、これから８日にかけて東日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨になる恐れがあると発表し、『早めの避難を心掛けて欲しい』と呼びかけた。

　内閣府はそれから１時間半後、関係各省庁の課長級を集めて災害警戒会議を開いた。これに小此木防災担当相が出席したのは、これからの２４時間で雨量が４００ミリに達するとの予報に政府内の緊張感が高まったからだ。

　その日の午後１０時までに京都・大阪・兵庫の３府県の約１１万人に避難指示が出された。そしてまさにその日の夜、安倍晋三総理大臣と上川法相、岸田政調会長らと若手議員３０人近くが衆院赤坂議員宿舎にある会議室に集まり、恒例の「赤坂自民亭」という飲み会を開いていたことが、そこに出席していた片山さつき議員のTwitterへの投稿で発覚した。

　翌日午前中にオウム真理教幹部の死刑執行を控え、その一方で大型台風の接近で関係各省庁や気象庁が神経を尖らせていたまさにその時に、安倍晋三以下政府や自民党の要人は何の屈託もなく酒席に臨み、大いにおだをあげていた訳だ。

　６日未明には京都府が災害派遣要請を行い自衛隊が出動した。安倍晋三はこの日の朝に秋の自民党総裁選を視野に入れた翌７日からの鹿児島と宮崎県を訪問する予定だったがそれを取りやめたという。だがそれは官邸の発表であって安倍本人が直接発表したものではない。この時点で安倍の所在は明らかでなかった。

　そしてその日の午前中にはオウム真理教の松本智津夫死刑囚以下幹部７名の死刑が執行され、そのニュースが巷間を飛び交う中、気象庁は緊急記者会見を行い、そこで『大雨特別警報』を発令した。この特別警報とは数十年に一度という重大災害が予想される場合に発令される警報だ。だが政府はそれに応じてその日もその翌日も「災害対策本部」を設置することはなかった。

　この７月６日の朝の時点で既に死者１０８名、安否不明８０名の犠牲者を出していたが、その間安倍晋三は「災害対策本部」を設置するどころか、まともな指示は何一つ出していないし、官邸にも顔を出した形跡は皆無だ。

　なぜ迅速な対応が望まれるこの時に、安倍晋三は首相官邸に一度も顔を出さなかったのか。答えは簡単である。二日酔いだったのだ。

　前述の通り安倍晋三は酒は何でも飲めるがそれほど強くはない。しかし３日に上川法相が死刑執行の判を押し、問題が一つ解決したという気の緩みがあったのかどうかは本人以外知る由もないが、酒を飲み過ぎたのは衆人の知るところだったのである。

　政府がようやく重い腰を上げて『非常災害対策本部』を設置したのは７月８日午前８時になってからだ。特別警報が発令されてから４５時間半、その間いったい安倍晋三は何をしていたのだろう。否、何もしなかった。理由は先ほど述べた通りだ。

　災害対策本部は小此木防災相によって設置された。だが対策本部の設置と召集権限を持っているのは首相である安倍晋三だけだ。７月２日の時点で各省庁から内閣府には間違いなくこの情報は伝達されていたはずだが、何ひとつ動いていない。そしてようやく８日午前８時になっての災害対策本部の設置である。

　それでいて、晋三はその後いけしゃあしゃあと「政府一丸となって災害発生委以来全力と取り組んできた」とのたまわった。この無神経と厚顔無恥振りは一体どうしたことだろう。菅官房長官は１３日の定例記者会見で「災害の拡大を想定し、いかなる事態にも対応出来る万全の態勢で対応に当たってきた」と言いきった。

　当然それに居合わせた記者だけでなく、世間からも非難が殺到する。事実とはまったく異なる発言をする者を世間では嘘つきと呼ぶ。だが政治の世界、特に自民党と安倍政権ではごく当たり前のことのようだ。

「政治家は息をするように嘘をつければ一人前」なのかもしれない。

　ところで、ただでさえ危うい安倍晋三が二日酔いによって政権運営能力を失った元凶となった議員会館での飲み会、とは一体どのようなものだったのだろう。その内幕は知る由もないが片山さつきがTwitterで送った写真からその様子を垣間見ることは出来るだろう。全員が親指を立て赤ら顔で写っている写真もある。更にいえば、飲み会を開いた理由は表向きは若手議員との交流だが、写真に写っていた参加メンバーとその前後の政界と世の中の動きを見れば大体の飲み会の本旨は想像できる。

　この飲み会は、オウム真理教幹部７名の死刑執行前夜というタイミングで開かれたことが重要な意味を持つ。と同時にまさに上で挙げた『西日本豪雨』の最中に開かれたということが安倍晋三の人柄を明確に現しているのだともいえるだろう。安倍といい飲み会に出席した自民党議員といい、この無神経さと危機管理意識のなさは一体何なのだろう。正真正銘の能なし嘘つき連中でもある。

　因みにこの飲み会に出ていたメンバーは片山さつき、小野寺五典、岸田文雄、竹下亘、安倍晋三、上川陽子法務大臣、吉野正芳、塩谷立、古屋圭司、高橋比奈子、西村泰典、その他諸々、政権の中枢にいた錚々たる人物と若手自民議員が出席していた。

　その写真を見ると中央に鎮座在（ましま）す安倍晋三の両脇に、竹下亘と上川陽子がいたところを見ると、これは明らかに上川陽子法相の、オウム真理教幹部の死刑執行をねぎらう意味あいも含まれて開かれた飲み会であることは明確だ。思うに、幾ら大量殺人を為した狂信集団幹部の死刑執行とはいえ、人の死を祝うとは一体どういう了見と神経でいたのかと、その良識と見識と人格とを強く疑ってしまうのである。ハッキリ言えばおぞましい限りだ。

　今回の新型コロナウイルス対策にしても、７都府県に出された緊急事態宣言の場で、皆が緊張し神妙な面持ちでいる中、江川紹子の質問に対して唯一人、他人を小馬鹿にした笑みを漏らしたこの男らしい反応である。人を侮り見下し軽視する。況してや人の死など何とも思っていないのだ。

　この西日本豪雨以後重大災害が予測されると非常災害対策本部を速やかに設置したが、それはこの時の世論で批判が集中したからに他ならない。安倍は肝っ玉と〇玉が小さいから世評とか自分が世間様からどう思われているかには人一倍敏感で敏感で気が気じゃないのだ。つまり大叔父の佐藤栄作なみのブルドック顔になりつつあるが、現実にはチキンマン（臆病者）そのものだ。

　かように安倍晋三には危機意識も危機管理能力もないというか、人命軽視で無節操で、根本的に知性と正義感が欠如しているとしか言い様がないだらしがない男なのであった。

　だから今回の『アベノウイルス』対策でも、無為・無策・愚鈍・胡乱（うろん）・すべてがすべて後手後手、しかも的外れなのも「宜（むべ）なるかな」、なのである。こうした理由によって日本の新型コロナウイルス禍は明らかに天災とは言えず、人災の側面が大きい。・・・というより人災そのものだ。

　だから『アベノウイルス』なのである。

　安倍の初動態勢が遅れたのは、野党がいつまでも桜を見る会の追求を止めなかったからだと批判するおバカな連中もいるが、身から出た錆であり錆である以上野党が追及するのは至極当然のことだ。与党の不正や間違いを正したり暴いたりするのが野党の役目だからだ。自民党だって野党時代は重箱の隅を突くような議論を吹っ掛けていたのだから、いつもながらに手前味噌で得手勝手な連中である。あ、野党は野党でも維新の会は自民同様同じ穴の狢だ。

　というより安倍に真の指導力があれば、どんな場合でも後手後手になることなどあり得ないであろう。能力があれば幾らでも挽回できるチャンスはあった筈。なにしろ日本国内で初の感染者（中国武漢から観光目的で関空から入国した中国人女性）が出てから早三ヶ月以上時は経過しているのである。にも拘わらずこの体たらく。だとしたら野党が足を引っ張ったのではなく心底能力がないと断定せざるを得ない。(oﾟ∀ﾟo)

　これまでは幾ら災害対策が後手後手ボロボロでも、安倍政権と自民党は国民の批判をかわして通用してしまったので、それを踏襲するかのように森田健作千葉県知事も平成（粋田化石さんから間違いを指摘頂きました）令和元年の二度の暴風台風では持ち場を離れ、その無能振りを曝け出したのだ。言い訳したのもまったく同じだった。

　ここから先は一部の人には耳の痛い話だ。だが聞いておいて損はないだろう。但し、過去を反省し改める意思があるのだとしたら、という条件付きで見るべきであろう。

　しかしこうした問題の原因が為政者だけにある訳ではない。そうした過去幾多の安倍晋三や政権幹部の国民を裏切る行状を見聞きしながらも、選挙の度にすべて忘れてしまう過半の国民の存在が一番の問題なのだとわたしは思う。選挙の度に自民党の流した「無責任な野党に政権は任せられない」などというプロパガンダやフェイクニュース（デマ）に踊らされて、自民党の候補者に一票を投じた有権者の何と多いことか！チコちゃん風に『ボーッと生きてんじゃねぇよ〜』と言わせて頂きます。（￣＾￣）

　わたしは第二次安倍政権誕生以降行われた過去の選挙において、一貫して安倍自公政権の危うさを訴えてきた。しかし殆どの人たちはその言葉を顧みようとはしなかった。それは取りも直さず、有権者の過半が如何に危機意識というものを持たぬ「考えなし」ばかりだったからに他ならない。今さえ良ければ、自分たちの生活さえ脅かされなければそれでいいという、短絡的で無思慮だったからこそこの結果を招いているのだ。眼の前の飴に飛びついて騙された有権者も数多い。

　かようにさように、幾ら外出自粛要請をしても言うことを聞かないのはその国民がバカだからに他ならない。外出しようがしまいが『カラスの勝手でしょ』とばかりに、「自己責任でやるから問題ないだろう」などと声高に叫ぶ者ほど責任感が欠如している様に思われる。自分のことは自分で責任を持つのは当たり前田のクラッカー。でもね、自己責任とは他人に迷惑を掛けないことも責任の範疇に入っているのを、知らないようなら単なるバカだけでは済まされない。場合によっては現行法の範囲でも、十分禁固刑になりえる重い罪に問われることだってある。それを了解した上で行動しても、その結果人が死ねば罪を免れることは出来ず、一生その重荷を背負って生きていかねばならないだろう。この事を簡単に考えているようであれば日本人止めて下さい。その方が善良で良識ある日本人のためになります。

　でもそういう人たちを責められない現実がある訳です。なぜなら一昔も二昔も前に叫ばれた『一億総白痴化』が今や現実のものなって日本人の心を蝕んでいるのですから。そのことにまったく気づかない。自分で考えることを放棄し為政者に任せた結果が、今のこの日本の現状を生じさせていることに気づきもしない。人のことなど責められないのが今の日本人なのです。

「否、日本人は優秀だ！」そう叫びたいならどうぞ。「日本はアジアで一番ノーベル賞の受賞者が多いじゃないか」そうでしょうとも。でもノーベル賞って過去の業績に対して授与されるものであって、未来の日本を象徴するものでも、暗示するものでもないんです。未来永劫日本がアジアナンバーワンである保証なんてどこにもない。現に日本の高校生の学力は年々落ちて、物事を捉え考える力の源である「読解力」においては、シンガポールや中国、そして日本人がことごとく馬鹿にする韓国にさえ後塵を拝しているのが現状だ。大学生になれば更に差は開く。今や日本は先進国の中でも落ちこぼれレベルの学力なのだ。

　それに幾ら突出した科学者や技術者や芸術家がいたとしても、一部が突出した異様な社会構造を持つ今の日本では、いずれ世界に太刀打ちできなくなるのは目に見えている。ピラミッド型の社会構造か、全体の底上げ以外に方法はないのだが、そのことに気づかず、未だ義務教育や高等教育に力を入れない日本政府。

『産業の米』とは、かつての鉄鋼業や現代の半導体産業を指していうのではない。『高い教育水準』こそが、それを成し遂げる原動力となるのだ。つまり『産業の米』と『高い教育水準』はイコールもしくは同義でなければならない。

　ただ御上（為政者）の言うことに唯々諾々と従う『相互依存共馬鹿症候群』に堕してはならぬ。依頼心ばかり強く、他人に依存しやがて何も考えなくなる人々を称してわたしはそう呼んでいるが、今や日本人の過半が平和ボケの中、思考能力が弛緩した状態で毎日を送っているという状況なのだと思う。

　現在の日本人は世界を見回しても、アジアに限って見ても、けっして優秀な民族あるいは国民とは言えないのである。『かつて優秀だった日本人。しかし今は堕落し没落した日本人』と言われたり揶揄されない為には慢心していては駄目なのだ。人は努力で幾らでも高みに登れるし高潔にもなれる。

　しかしそれを諦めたら一気に奈落の底まで落ちるだろう。皆も良く知るように高みに登るのは大変だ。しかし奈落に落ちるのはあっという間なのである。まあ両方経験したわたしだから分かるのだが。

　以上、わたしのこれら意見と見識につき異論があるならいつでも受けて立ちます！　ウケテ(*´∀｀*)タトウジャo(^▽^)oナイカ(｀ﾍ´) ｡

　閑話休題。

　昭恵の話題に戻そうと思ったが、一気呵成に書いたので息が切れてしまった。

　という訳でいきなり今回の記事は終了し、次回に＜つづく＞のであった。

　>*０*<ｷｬｱｱｯ(ToT)/~~~

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

　先日あるブログにお邪魔したところ、二度以上ＰＣＲ検査をしても陰性だったが実は陽性だったという事例を挙げて、ＰＣＲ検査そのものの信頼性を疑問視し「検査をすれば感染を減らせる根拠はなにか？と、記載して読者の同調を促す記事を見かけた。だからこれ以上一日の検査数を増やすことはせず、今まで通り発症の疑いのある者や感染者と接触した疑いのある者に限定して、検査する方法が良いのではないかという論旨だった。

　これは誤った認識だと思ったから、失礼は承知でコメントすることにした。

※ 個人情報に繋がるところは〇で伏せ字とします。拙ブログはたとえ炎上しても文句は言いませんが、相手の方に嫌がらせのコメントなど入れた場合は、断固とした措置を執らせて頂きます。

〇〇さんおはようございます。
＞検査をすれば感染を減らせるという話の根拠は何でしょうか？
Ans：検査をすればするほど感染リスクは減らせます。
Exp：検査の精度や検査をすり抜ける例があるという事実はあるでしょうが、その確率からすれば全体のパーセンテージは微々たるものです。その微々たるものをさも検査そのものの問題であるかのように論じるのは詭弁です。
　検査はすればするほど結果的に感染者数を減らせます。現実にも韓国は検査を徹底してやったことで感染者が激減しました。他から学べない者は同じ過ちを何度も繰り返すでしょう。
　大事なのはサイレントキャリア（無自覚保菌者、正しくは「無症候性キャリア」）を非感染者（ヘルシーパーソン）から隔離させることです。そうしなければ多大な犠牲（感染死のこと）を払うことになるでしょう。
＞　結局、検査を受けていなくても、自分は無症状の隠れ感染者なのかも知れないと考えて、他の人に感染させない様な行動をするしかないと思います。
Ans：〇〇さん、あなたの論理は「自家撞着」していますよ。
Exp：「自分は無症状の隠れ感染者なのかも知れないと考えて、他の人に感染させない様な行動をするしかない」という考えには賛成です。
　しかしだから検査をしなくてもいいという理屈にはなりません。自分が感染しているかも知れないと考えて日々おびえて暮らすよりも、更に言えば、検査から漏れる微々たる確率をさも全体の問題であるかのように重大視してストレスを抱えるよりも、自分の現状（陽性か陰性か）を知り、その上で常にリスクがあることを意識しながら生活することの方が大事です。
　少なくとも検査はしてもしなくても同じだと考える人と、検査は必要だと考える人では、その行動と結果は大きく異なります。なぜなら前者は「自己中心的人間」になり、後者は「社会的人間」であるからです。この意味お分かりですよね。
　少なくとも基礎疾患のある人にサイレントキャリアを近づかせないようにする（感染リスクを減らす）には、検査数を増やすのが現時点では最良の方法だと言えるでしょう。 
by U3 (2020-04-25 08:09)  

　この方はわたしの上記のコメントに対し、当日の２０時過ぎにコメント・レスポンス（コメントへの返答・応答の意）して下さいました。礼儀を弁えた上で誠意を持ってコメントを返して下さったと感じました。しかしわたしの意見には不承知である旨書かれており、コメント欄での反論は難しいので、仕事の都合上明日以降別記事を書いてその論拠を示そうと考えている、と書かれてありました。

　わたしはその返事を待たず、このコメントに対して返答しました。

※So-netのブログ規約上、他のブロガーのコメントを自らのブログに転載することは（原則的には）禁じられているため、相手方の返答のコメントそのものは記載しません。その点ご了承願います。ただし、論旨を明らかにする上で必要な、相手方の主張の一部抜粋もしくは引用については法的にも認められているので、上記コメントでは「＞」印に続いて引用記載しました。

〇〇さん　おはようございます。
　コメントにレスポンス頂きありがとうございます。
　別記事を後日お書きになられて根拠を示されるとのこと、了解しました。宜しければ記事をUPなされたら、拙ブログにその旨コメント頂ければと思います。
　ただ、これだけは申し上げます。
　わたしは一度発症したら重篤化しやすい基礎疾患を持つ身です。つまり、これはわたしにとっては議論や科学的論証の問題ではなく切迫した命の問題です。
　症例が増えて分かって来た事は、基礎疾患のある人は発症してからでは生存率が極めて低いということです。SARSなどのウイルスなどと異なり、自覚症状がないまま肺炎が進行し、自覚症状が現れた時には既に手遅れということがだんだん分かってきました。一旦発症すればほぼ間違いなく人工呼吸器に繋がれますが、人工呼吸器に繋がれた人の生還率は極めて低いとアメリカの現場の医師が報告しています。ですから基礎疾患を持つ者や癌の手術や治療で体力が極端に落ちている人は、発症前に検査をすることが必須です。
　と同時に、重篤化しやすい人たちに感染させないために８割の自覚症状のない人たちを早く見つけ出し、重篤化しやすい人たちと接触させない環境（隔離するということ）が必要なのです。だから「無症状者が検査を受ける必要性が低いと言わざるを得ない」などとは言わないで欲しい。
　この一言だけでも、〇〇さんにとってこのウイルス禍は他人事なのだなと思えてしまいます。
　検査体制が整わないとか医療崩壊を招くという理屈は政府の詭弁です。それを防ぐ方法は知恵を絞れば幾らでもあります。それを為さない現政権と関係省庁は、だから無能なのです。無策なのです。
　一度、第三者の立場で論じるのではなく、切実な問題を抱えている当事者の身になって考えられることをお勧めします。 
by U3 (2020-04-26 09:03)  

　まず最初にお伝えしたいことは、わたしはこのブロガーさんには何の遺恨もないし、先方も同じだろうと思います。また、わたしは相手への誹謗中傷もしないし人格を貶めるようなことも致しません。第三者も含めて、もしそう受け取られたなら遠慮せずわたしを非難して下さい。誠心誠意そのことにつきお答えしたいと思います。

　これは議論の場です。批判の場です。そのことをまずご理解願います。

「批判」とは、新明解国語辞典第七版（最近は広辞苑第七版よりもこちらを使うことが多い）によると、『物事のいい点については正当に評価・顕彰する一方、欠陥だととらえられる面についても指摘すること』とあります。

　わたしもそれを心に留め置き話を進めたいと思います。

　わたしが長々とこの様なコメントを書いたのは、このブロガーの主張と論点が明らかに間違っていると思ったからです。現状把握もその認識も的外れでこれでは何ひとつ結論らしきものは出ないだろうなと思いました。案の定、読み進めれば明らかに論理に自己撞着が見受けられ、考えが纏まっていないように見受けられた。

　この方の仰りたいことは、簡単に言ってしまえばＰＣＲ検査は当てにならないから、これ以上検査数を増やすことはせず、今まで通り発症の疑いのある人や、陽性の人と接触したと疑われる人に限定して検査すべきだということです。

　現実の対策としては、自身が陽性か陰性か分からないので、陽性だった場合を考えて他人に感染さないように気をつけましょうという、何とも非科学的な精神論で無理矢理押し切ろうとしていると感じました。これでは明らかに論点がずれている。

　しかも現実問題としても「外出自粛要請」という、法的制裁も科されない中での接触機会を減らす努力だけでことが収まる筈もない。また、外に出たくなくても仕事の性質（職種と置き換えてもいい）や、都合上外出しなければならない方は沢山いる。それらを引っくるめて国民の安全と財産の保持を速やかに図るのが政権と関係官庁の役目だが、ご存じの通りの体たらくの安倍政権なので、期待する方が無理だろう。

　ＰＣＲ検査だが、現実には一日の検査数を現在の倍にしても間に合わないくらいだと思う。わたしは症状の有る無しに限らず、基礎疾患を持っている人は、全員検査を優先すべきだという考えだ。８割の無自覚無症状あるいは軽症者を隔離するのを優先するではなく、むしろ基礎疾患を持つ者や手術や治療などで極端に体力が落ちている者を、逆に８割の無症状陽性患者（サイレントキャリア）から遠ざける若しくは避難させる医療方針なり政策を第一義として頂きたい。それも迅速に対応して欲しい。

　もしＰＣＲ検査数（抗体検査数ではない）をこれ以上増やすことが、実現不可能で現実的でないと主張するのなら、韓国に出来て日本が出来ない理由は何かと逆に問いたい。不可能と思うのは自分たちの限界を自分たちで規定してまっているのと同じだ。人間という怠惰な生き物は、遣れない理由なら幾らでも挙げられるが、遣らなければならない理由は探そうともしない。これはとても賢い遣り方でも考え方でもない。このような国難とも呼べる非常時には、今までの引っ込み思案などかなぐり捨てて、「他人に出来て自分に出来ない筈はない。否、もっと自分なら出来るだろう」と、考えるべきなのだ。

　そこで正解をお伝えしよう。

　現状分かってることで最も注目しなければならないのは、ＣＯＶＩＤ−１９は陽性反応が出てもその８割が発症しないか軽症で終わるということと、残り２割の人が一旦発症すると重症化し、更に基礎疾患を持つ者は重篤化しやすいという事実だ。しかも肺炎を伴うと、たとえそれが見た目は軽症に見えても重篤化はあっという間で、一旦人工呼吸器をつけた人の生還率はかなり低いという事実を重視すべきだろうと思う。さすれば答えは分かりきったこと。

　無自覚無症状の陽性患者（サイレントキャリア、正式には「無症候性キャリア」）を、重篤化しやすい基礎疾患を持っている人々や、手術や治療や他の病気に罹って体力が落ちている人々から、隔離し遠ざけて接触させなければいい。出来れば遠ざける（避難させる）のは無自覚無症状の陽性患者ではなく、陽性陰性に拘わらず重篤化しやすい基礎疾患等がある人たちを優先すべきだと考える。これは新型コロナウイルスでこれ以上死者を出さないために絶対必要不可欠なことです。

　ですから、ＰＣＲ検査数を増やしてサイレントキャリアを一刻も早く炙り出す事が何よりも重要なのです。と同時に基礎疾患のある人たちをどう避難させるかが最優先かつ最重要課題となるのです。８割の陽性患者はごく一部を除いて人命を落とす確率は低いのですから、この選択こそベストだと考えます。

　日本に基礎疾患のある方とその予備軍は国民全体の２割から３割と推定されています。この事を軽視してはなりません。

　結論：ＰＣＲ検査主体で実施し抗体検査（「lgG」の方）を併用して隔離政策を進めたり、無症状の抗体を持つ者をどのように配置もしくは隔離分散し、どの時点で日本の社会全体を集団免疫（６０％の人が抗体を持ちそれ以上感染が広がらない感染飽和状況）の状態に持って行くかを検討するのが現時点では最良の方策ではないか。

　物事は多面的に考えられなればミスを必ず誘うことになる。優先順位を間違えてはならない。重症化・重篤化しやすい人々をどう守るかは最優先課題だ。けっして８割のサイレントキャリアをどう隔離するかではない。

　ワクチンは一番必要としている時には間に合わない。だとしたら最終的には抗体を持つ人が国民全体の６０％になるようにして集団免疫が発動するように社会構造を変えるしかない。そういうことを考え実行に移すのが真の科学者であり感染症研究医であり為政者だ。

　だが、発症したか発症した人と接触した疑いのある人たちのみの検査を続行すれば事足りるという考えを優先すれば、これ以上重篤患者や死者を増やす結果を招き、国家も国民も大きな損失と犠牲を払うことになるだろう。

　最後に冒頭にも書いたことに関連する事柄について加筆し申し述べる。

　わたしはこの方を批判しているが、それはあくまでその考え方に対して異論を唱え批判しているのであって、この方の人格を貶めたり誹謗中傷をしている訳ではない。感情的にならない批判は正当な行為だ。そして批判は人を育てる。それは批判をする側も批判される側も同様だといえよう。だが得てして日本人の過半は批判することに抵抗感と嫌悪感がある。しかしそれではこれからの時代生きていけないだろう。

　なぜならＣＯＶＩＤ−１９感染終息後の世界は、今までとはまったく異なる世界になるのは必定だからだ。ソーシャル・インフラストラクチャも考え方も生き方も何もかもこれまでの通りには行かない。その時自分の確とした意見を持たず、周りに流されたなら、あなたは間違いなくその後の世界を生き残れないだろう。