わたくしめこの9年間というもの、それこそ選挙の度に今の自民党の政治はおかしいから、皆が力を合わせて選挙で正そうよと、ずっとずっと訴えかけて来たのですが、その度に裏切られて一つ思ったことがあります。
それは政治が駄目なんじゃなくて、本当は国民そのものが駄目なんじゃネって事。
だから日本の世の中が一向に良い方向に進まないんだって思った訳です。
現実にこれまで9年間の経緯と結果を踏まえて見ればそうですから。
報道が駄目だとか、野党が駄目だとか、与党が駄目だとか、政府や官僚が悪い等々、それこそ色々批判や誹謗や中傷はするけれど、実際に一番駄目で悪いのは、自分を棚に上げて、そんな埒も無いことをアーダ・コーダ言い募る、国民一人一人のオツムの中身の方なのだと確信しています。まあ大声を出して堂々と言うべき事柄ではないけどね。
戦後76年経って今の日本を形作ってきたのは、それまでの戦後の歴史を紡いできた我々日本人の過去から現在までの言動という総体の結果です。分かりやすく言えば、日本の現状は因果応報が立ち現れたもの、ということが出来る訳です。
つまり今の世の中がおかしいと思うなら、それは自分たちのこれまでの行いが間違っていたからだ。・・・という結論になるのです!
今の日本人に欠けているもの、それは『謙虚さがない』のと『嫌なとととか、面倒臭いことから、ずっと逃げ続けて来た』結果、『すべてが曖昧模糊として誰一人責任を取らない世の中』になってしまったことなんです。誰もが自分の利得のみに走り、他者や周りを顧みることなく、自分あるいは自分たちだけが良ければいいと思って行動してきたからこうなってしまった。
その結果の【今(現在)】なのです。
まずはそれを認めることから始めなければ、すべてが本当の意味で精算、つまりリセットされないところまで行き着いちゃってるんです。
ところで皆さん、本当に自民党の首班が変われば世の中変わると思ってる?
私はそんなこと、小指の先どころか、目糞鼻くそほども思ってません。政治を政治家(自公政権)というか、国会議員に任せっ放しで監視することもせず、選挙の時だけ感心を示して後は知らぬふり。
それでいて、一向に過去の反省も自省もなく、何一つ深く考えることもせずに、幾度となく周りに流されて、過半の国民が何となく、そこはかとなく、殆ど知性というものを働かせずに、AKBの総選挙の人気投票みたいなアホな感覚で、自民党に票を入れてきたからこその今なんです。
「選挙でしか民意を示せないんだから仕方がないですよね」、「今回も消去法で選びました」、「野党がだらしないからね」、「最後は人柄で選びました」。。。じゃあねえよ!
そんなあやふやで、信頼できない感覚を優先して投票してきたからの今なんだろ!
だったらマットナウな将来を見据えた判断してから投票しろよ。
・・・てなことを言いたくなる訳ですよ、怒髪天を抜く私めは。
私の予想では、今回も有権者の過半は政治理念や説明責任なんか本当はどうでも良くて、自民党の「今の日本を変えられるのは責任政党の自民党しかありません」てなプロパガンダや、生活優先で経済を良くしてくれるのはどの党だとか、自民一辺倒のマスコミ報道に騙されて、その結果、次の総選挙でも過去と同じ結果になると予想される訳です。何しろ日本は先進7カ国の中で1番衆愚が集まっている国家だから。つまり『こどもの国』なのです。
衆愚だから冒頭に挙げたように、過去に自民党を支持したことが間違いだったと認めようとせず、従って反省も出来ませんから、また同じ選択をするという過ちを繰り返し犯すのですから。それこそ衆愚=バカ以外の何者でもありません。
ですから次の総選挙でも与野党の議席数が逆転することはないでしょう。というより、もしかしたら自民圧勝かもしれません!
でもね、国民の権利や義務として選挙権を行使(投票)して、そんな結果になったとしても、それで終わりじゃ困るんです。日本の将来のためにもね。
その結果がどうあろうとそれを肯定したり、自分の選択に甘んじちゃいけないんです。もし自公政権がこのまま続くものだとしたら、国民は統一した民意として、その自公政権にまず何を為すべきかを、ハッキリと示さなければならないのです。
その第一は何か? それは『清廉な政治』を取り戻すことなんです。
その為には過去を有耶無耶にすることなく、すべての事実を明らかにすることをまず第一にしければならない。それが出来ない政権は偽物で短命となるでしょう。
つまり自民党と自民党政権が為した、モリカケ問題、桜を見る会、政党助成金、案里へ1.5億円拠出は一体誰が指示したのか等々、国民の7割が説明責任を果たしていない。つまり疑惑を明らかにしていないとする、すべての項目を余すことなく国民の前に提示し、真の意味での『禊(法的な決着も含む)』をして、ケリをつけることなんです。
過去を清算できない者に未来なんかないんです。
こんなことをいつまでも燻らせておけば、国民の政治不信はいつまで経っても収まらない。それが日本にとって良い訳がない。
だから、もし自民党が次の選挙で過半数の議席を確保したのなら、それで自民党のバカ議員が、『(自民が過半数を確保したのだから)これで禊が済んだ』などとほざいたら、
『お前ら責任取ってねえんだから、そもそも禊なんかしてねえじゃねえか。ちゃあんとケジメをつけろよ』って、国民は年末の第九なみの大合唱をして自公政権を揺さぶらなければならない訳です。
何なら国会前だけじゃなくて、渋谷ハチ公前や、原宿竹下通りや、新宿ルミネ前や、上野公園や、新橋駅西口広場で、
『説明責任果たせ!フラッシュモブ』
でも、ベートーベンの第九を奏でるオーケストラをバックに、それこそ怒れる国民大勢でやって見せて欲しいものだ。
日本語の歌詞ぐらい俺が考えてやるぜ! 何しろ詩人と扇動家とブラックユーモアの素養と素質は天性だから。
『Not doing <MISOGI>!』
ケジメつけてねえじゃねえか!・・・お前たちの過去を見逃したりはしない!
『Take responsibility!』、
、説明責任果たして、責任取れ!!!と、国民等しく声を上げてそれに抗議し、
『私たち国民の信に答えよ!』Respond to all people's trust!
と、言い続けなければならないのだ。
それこそが、私たち国民が、政治を『アホな国会議員に任せっ放しにしてきた罪』を償う、本当の意味で国民一人一人の禊なのです。
と、ここまでは正義の視点に立った政治と選挙の話。
次は上記と真反対な視点に立って、政治と経済と世相と市場心理の話です。
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なぜ経済ド素人の私が、経済と市場心理の話をするのかと言えば、それが選挙結果と符合する場合が多いからです。
選挙に正義や公正性を求める人や貧困層や社会的マイノリティーからすれば、毎回の自民圧勝という選挙結果は納得のいかないことですが、過去の選挙結果からハッキリいえることは、世の中は政治よりも経済中心で動いているという、ごく当たり前の事実なのですね。世の中の不正を正さなければならないと考えている、私たちのような人々には納得のいかない事実でしょうけれど。
つまり、幾ら私たちが政治に清廉潔白さを求めても、ある程度の資産を持っている人達は、つまり富裕層は、そうした正義を正すことよりも、自分たちの資産をどう守るかが一番の問題なのであって、政治に求めるのは我々とは違った基準があるということなのです。
そして世の中はそうした富裕層の意向に沿って概ね動いている訳です。その基準というか意向については後述します。
では前置きはこのくらいにして本題に入りましょう。
株価が大幅に上がっています。何故あがっているのかは明白です。次の総選挙で自民党の大敗リスクが大幅に減ったからです。大敗リスクが大幅に減ったと思われている理由は今更言うまでもないでしょう。
ところで株価は(概ね)世相を反映するというのは、皆さんも良くご存じか、それとも何となくかは存じ上げませんが、認識はされていると思われます。そして今回の株価の大幅な上昇はまさしく世相を反映しているのです。
ところで新型コロナウイルスの感染者数のグラフと、株価チャートて似ていますよね。形だけではなくてその推移の仕方からしても、共通点がもしかしたらあるのかもしれません。例えば感染者が急激に上がった場合は急激に下がる。緩やかに上がった場合にはピークを過ぎるとやはり穏やかに減っていく。
それからすると今の30,000円台超という株価は、ピークがどこなのかは経済ド素人の私には分かりませんが、そのピークを過ぎたら、一気に下がるだろうという予測はつく訳です。
何しろ菅総理の辞任を、日本経済にとっては好材料と捉えた市場(人心と言い換えてもよい)が一気に反応した結果なのですから。
ところでこうした市場心理といった一種の世論が、総選挙に直接結びつくかは未だ予断は許さないのですが、ある程度の結果予想はつく訳です。何故なら過去の選挙結果は株価とやはり連動していると思われるからです。
私は経済ド素人ですが、人間心理に関しては学位こそないけど、結構鋭い感覚を持っていると自負しています。それからすると株式証券を持っている人の過半は長期投資をメインにしている事からすると、それが市場心理に大きく反映されているものと思われます。デイ・トレーダーが株式の短期売買で利ざやを稼ぐのと対極的ですね。しかし株式運用の大半はデイ・トレーダーよりも前述の長期投資家の方が圧倒的に多い。
ここまで書いて、読者の皆さまに問います。
「ではその株式の長期投資家が一番望むことは何ですか?」
・・・・・・・・・・・・??????
それは「長期投資家は何よりも『市場の安定』を望んでいる」
と、いうことです。
実は環境の安定を望むというのは、何も長期投資家だけの話ではないのですね。
人間であれば誰でもそうなんです。何しろ生存本能に基づいていますから。人間って案外環境の変化に弱くて、ストレスにすぐ晒されるんです。あのねストレスを軽く見ちゃいけませんよ。それで体調を崩して結果死亡したり、自殺するということさえあるんですから。そういうものが根っこのところにあるということは覚えておいた方が良いでしょう。まあ環境の変化やストレスに弱いのは人間だけじゃないけどね。(以上赤色部分は、9月22日6:55追記)
これは野党の政策変更にも絡む問題だと思います。←この理由については野党に教えてあげない。・・・まあ請われたら教授しないでもないけど。
という訳で、だから自民党なのですよ。財界も高所得者も富裕層も、不労所得者も欲深い盆暗オヤジも、年金生活者さえも、それこそ何よりも経済の安定を望んでいるのです。そしてあわよくば濡れ手に粟で資産が増えることを望んでいる。
そうした上級国民(そんなもの実際はないらしいですが)や思考停止した平々凡々な国民の過半が、今の野党が連立を組んでも自分たちの望みを叶えるのは無理だと考えて、積極的だか消去法だかは知らないけど、選挙の度に自民党を選択するんです。
不正を憎む今やマイノリティーな正義派の有権者の皆さん、お分かりかな!
これこそが真実なんです。
私も実は曲がったことや理不尽なことが、ほんとうに本当に許せない質ですが、選挙の度に裏切られて、この真実に至った訳です。
この世の中は理想よりも現実を選ぶように出来ている。
遠くの親戚よりも近くの他人。
遠くの現金よりも目の前の飴玉。
不正を正すよりも自分も袖の下に預かりたい。
だから世の中の不正も横暴も理不尽さも一向に解消されず、腐敗政治と茶番劇国会は延々と続くんです。
何しろ、、、
『衆愚の、衆愚による、衆愚のための政治』
が日本の政治の王道です。
という訳で、それでも日本の政治を正したいと思う正義の志士の願いは、日本に住む限り、そして日本人である限り、永遠に叶わないのかもしれません。
こうなったら変える方法は一つしかありません。
断言します。というかこれしか有馬温泉!!!
これは幕末以来の日本の歴史を見れば明々白々なんです。
それはね『黒船来襲』・・・つまり、『外圧』しかないんです。
『何しろ弱腰外交と長いものには巻かれろ』
は、日本の為政者と国民の『お家芸』ですからv(^0^))☆爆笑☆((^Q^)v
さあ皆さん、日本の政治体制と政治家は、
『先進国中最低です!』と世界に向かってアピールしませう!
いつやるの? それは今でしょ!(古ッ)