小保方春子さんの記者会見を見た。
- 随筆
私なりの考えを結論から先に云えばSTAP細胞の実証実験の結果が出るまであれこれ予断でコメントするのは時期尚早ということ。画期的な発見に毀誉褒貶は常なるもの。いちいち気に留めても仕方がない。わたしはむしろ今回の件が問題になった経緯こそ問題だと思っている。その中で共同研究者の責任が問われないのは特に大きな問題だと思っている。
小保方さんはどう見ても未熟であることは否めない。論文発表に際してフォローすべき筈の多くの共同執筆者はその間一体何をしていたのだろう? 小保方さんに問題があるとしたらそれは共同研究者の問題でもある筈だ。責任もまた同じである。
こういうことが起きる度に思うのはオフィシャルだけでなくプライベートまで真偽を確かめないまま報道される事の恐ろしさである。特に人格が疑われるような報道やネットコメントは見ている者に不快感を与えるだけであり厳に慎んで頂きたいと思う次第である。
大事なのは成果である。わたしはそれ以外の報道や情報には耳を貸さない。今回のSTAP細胞捏造疑惑に関して予断は差し控えるべきであろう。
重ねて云う。実証実験の結果が出るまでは予断は禁物である。