争いの果てに気づけばわたしたちの眼前に広がっているのは不毛な荒野だけだ。

 いい様に踊らされている。

 集団的自衛権の行使と閣議決定の議論を見ているとそう思えてならないのだ。議員だけでなく国民の賛成派も反対派も安倍政権率いる自民党の思惑通りに動いているとしか思われない。日本の安全保障を考える上で、有事の際に集団的自衛権の行使以外選択肢がないかの様な議論に加わることは安倍政権の思う壺であるとどうして気づかないのだろう。個別的自衛権も含めて自国の軍事力増強と米国との軍事同盟で日本の安全保障が解決できるまたは担保できるなんて甘い考えを持っている様ではいつまで経っても近隣諸国との諍いがなくなることはない。少しは頭を冷やしたらどうだろうか。

 わたしはそんなお膳立てされた議論に参加する積もりは更々ない。何故なら集団的自衛権以外の現実的解決策を持っているからだ。何一つ妥協などしていないが絵空事ではない実現可能な解決策だと思う。そしてそれは極東における反日的国家群に対抗する上で必要云々・・・などという目先の事だけに囚われない、恒常的平和と繁栄を日本に招来するもので尚且つ日本という国家の在り方を世界に向かって明確に指し示し宣言せしめるものだ。