だが前号でも述べた通り医学的見地からの証明が現時点ではされていない。『ファクターX』の解明には相当な時間が掛かると山中教授も仰っておられる。しかも筆者の見立てでは遺伝子的解明は恐らく不可能だ。
それは遺伝的に同一に近い民族であるに関わらず、国家が違うだけ何故こうも感染率や死亡率に違いがあるのかという多くの例外を、医学的にも遺伝子的にも説明することも論証することも極めて難しいと思われるからだ。こうした民族的な要因が同じであるにも関わらず、許容範囲から大きく外れるという事例まで医学的に完全に解明されなければ、それは確定された自然科学的論証にはなりえないのは自明の理だ。
しかしその結論を待っていては第2波の対策を講じるには遅すぎる。
だとしたら原因の解明には限界がある自然科学的見地から離れて、人文科学の中の文化人類学や人間行動学、または哲学、歴史民俗学あるいは心理学といった人間や人為の所産に関わる人文科学からのアプローチで、その解を見つけ出そうと考えるのは事態の切迫度からいっても必定ではないだろうか。
そうして現在知りうるあらゆる情報をなぞってみて、日本に於いて新型コロナウイル感染者が初めて見つかった1月16日以降、現在に至るまでに顕れた様々な事象や実態から真相がようやく見えてきた。
その真相から日本に於いてこのウイルス性感染症が諸外国と比べて極端に感染者が少なかった理由というより、死者が少なかった理由を解明できれば、それが『日本の謎』の解ということになるだろう。
またしても余談だ。
確かに日本のこのウイルス性感染症に因る死者は少なかった。この結果をして奇跡と見たり、僥倖あるいは民度が高いなどと言う珍説まで現れているが、これでは自然科学的でも人文科学的でもない「神風が吹いた」的な迷信、あるいは妄信の類いではないか。
しかしこの科学文明の中で未だに「日本ゆえに神風が吹いたのだ」と本気で信じている人たちがいるのも事実だ。しかしそれは一部の人たちだけではない共通した日本人の心情だと考えられる。いわば日本人の過半が、神風的な偶然の結果、こうなったのだと信じているフシがある。だが筆者はそれをまったく偶然とは捉えていない。今の日本に神風など起こる要素は皆無だ。
これは必然、つまり、成(な)る可(べ)くしてなったのだ。
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いままで様々な説が現れては消えていった。日本に入り込んだウイルスの毒性は元々少なかっただの、BCG接種をしていた国は感染者が少ないだの、そもそも民族遺伝子的に罹りにくいだの、数多(あまた)の論説が巷間を賑わしている。
今のところBCG接種説が最有力ということの様だが、そのBCG接種説とて、日本や日本と比較した諸外国の現状(感染者数と死者数)のすべてが説明できないがゆえに、最有力な論説ではあるが、決定打とはなっていないように思われる。
なかには「日本人の民度が高かったから」などというネトウヨさんや国粋主義者が喜びそうな珍説まで飛び出しているようだが、そんな根拠すらないものに縋(すが)らなければならないほど事実が解明されていない現状に、フラストレーションを感じている方々もおられるのではないかと推察しています。
ゆえにこの論考では日本の今年1月16日から現在まで状況の推移とその結果を基に、誰もが理解できる分かりやすい言葉で解説する。当然ながらそこには理解困難な難しい数式や公式や新理論も必要なければ、実態を表してはいない対数グラフなども登場しない。
まずは現状を単純化して捉えよう。
このウイルス感染症に罹患すると基礎疾患等のある人は重度の肺炎を起こし、生存率が極端に低くなると言われている。同じく重症化しやすいと言われている65歳以上の高齢者の人口比も数も諸外国と比べて圧倒的に高い。現実に日本は世界一の高齢化社会であり高齢化率である。
糖尿病患者に至ってはその予備軍も含めて国民の2割強という臨床レポートもある。しかも同じく重症化しやすいとされている人工透析患者数は、台湾に次いで世界で2番目に多いのが日本だ。
つまり基礎疾患患者等を多く抱える『疾病大国日本』という構図が浮かび上がってくる。そうした悪条件の中で、それらと反比例するこの『総人口に対する死亡者数が圧倒的に少ない』という結果は驚異的ですらある。
この特異な事象は、世界で二番目に高齢者が多いとされたイタリアと、世界一の高齢化社会となっている日本の死者数を比べてみれば一目瞭然だ。65歳以上になると死亡率が高まるとされている訳だから、単純に比較するならば日本にイタリアと同じ致死率0.0573%を当て嵌めて算出した死亡者は72,115人になっていなければならない訳だ。
しかし現実には2020年6月24日00時00分現在でクルーズ船の死者も含めて978人と1,000人未満、致死率は僅か0.000777%で小数点以下の桁数が2桁も少ない。この結果から見れば日本に於いては『高齢化社会が死者数の増加に直接は繋がっていない』という信じられない結果になっている。
しかし実際には日本の犠牲者の殆どは65歳以上の高齢者と基礎疾患のあった者で占められている。それからすれば確かに『基礎疾患のある者』と『高齢者』というファクターは重症化しやすいことは明確で、ただ高齢というだけで致死率が若い年齢層に比べて高いことに疑念の余地はない。
だとしたら、それでも何故日本に於いて死者数が少ないのかが解明されなければ、幾ら最新の数式に則った結論であっても、その解が示すファクターは正解ではないと言うことになる。
そして否応ない現実の結果を素直に捉えるならば、世界一の高齢化社会である日本に於いて、死者の数が諸外国に比べて圧倒的に少なかったのは、全ての世代の中で不要不急の外出を厳密に守ったのは、年齢が65歳以上のご老人であったり、基礎疾患を抱えていた人たちであったという『事実』であろう。
誰もが否定しょうのない現実の結果をごく自然に考えるならばそういう結論にならざるを得ない。
そしてこの真実は同時に、若い世代にはまったく通用しないルールというか、認識であるように見受けられる。
緊急事態宣言前もそうであったが、緊急事態宣言の完全解除後に全ての社会活動が再開して以来、新たに陽性になっている人たちの過半は20代から30代の若い人たちで、人との接触を求めるかの如く夜の街を出歩いたり、ソーシャルディスタンスなど取りようもない密室空間の居酒屋で、しかも大勢での飲み会に参加したりといった、3密や手洗いやうがいの励行やマスクの着用を、厳密に守れない環境で感染しているのは疑いようのない事実だ。
これでは接触感染はおろか飛沫感染だって十分あり得る3密度である。
2020年6月27日(土)の東京都の感染者は57人。28日60人。29日は58人だ。その殆どが若い世代で感染経路不明者は半分を優に超えている。アラートの基準の一つである10万人当たりの感染率は、6月29日の時点でついに基準の0.5人の5倍以上の2.61人に達した。
それからすれば、明らかに日本に於ける感染の中心地である東京が、この後どういう推移を辿るのかは予断を許さない情況だ。こんな中で知事選が行われる東京の未来はけして明るいとは言えない。
これは明らかに若い人たちの新型コロナウイルスに対する認識が甘く、ルールを遵守するといった危機管理意識が、年配者や高齢者の比べて低いことを如実に示している。
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膨大な臨床データを元にした論説はもっとも信憑性は高いといわれているが、現実には諸外国から発表された論証が主であり、ゆえに当然ながら日本の現状までは解明されていない。というより外国の臨床例から日本の感染情況を究明することは困難と思われる。だとしたら日本の学者や専門家や臨床医師からの論証を期待したいところだが、今のところ納得できる論説を提示した臨床医や医療に精通した専門家はいない。それも一人もだ。
NHKのまとめによれば、6月24日午前0時時点の感染者数はクルーズ船も合わせて18,746人、同じく死者数は978人。この数値を総務省統計局の2020年5月1日発表の総人口1億2593万人を分母として計算してそれに100を掛けると、罹病率(感染率)は0.0149%(そもそも検査数が少ないから正確に罹病率を計算することは無意味)、そして致死(死亡)率だが何と0.000777%という驚くべき数値になる。
つまりこれは10,000人の中から8人弱しか死者が出ない計算だ。因みに韓国は10,000人中6人弱、ベトナムに至っては感染者は僅か394人、総人口9千646万2千人のうち死者は0人だ。つまり死亡率0だ。
死者数に関しては日本政府が真実を隠さなければならない理由は何一つない。一応死亡後に感染者と分かった者も新型コロナウイルスによる死者として算入しているので実態に近い数値であろうと思われる。つまり正確な数値だと推測される。
だが実際には死者数の算入方法は各国統一していない。これは極端な例だが、中国に至っては発生源となったと推定される武漢の死者は、中国政府の発表よりも実際は一桁数値が多いとは、対応に当たった現場の医師からの報告である。故に単純に比較は出来ない。
例えば世界で死者数が2番目に多いイギリスは、PCR検査で陽性と判定された者の中からの死者しか死亡者として算入していない。しかしイギリスではPCR検査が日本と同じように一日の実施数が制限されて、疑いのある者全てが検査を受けられる体制にはなっていなかった。
だから実際に医師が書いた死亡診断書では、新型コロナウイルス関連で死亡したとされた者の数は、公式発表より10,000人以上は多いだろうと言われている。という訳で各国の統計上の算入方法はバラバラで統一した基準はない。だがそれでも取り敢えず正しいものとして分析するしか方法はないだろう。
ところで結果だけを見てこの国の総理大臣が誇らしげに『日本モデル』と自画自賛する程、筆者は愚か者にも楽観的にも日和見男にもなりきれない。というより記者会見の安倍総理は道化か傀儡(くぐつ)にしか見えなかった。いつもオウムか口癖のように「専門家の意見を聞いてから決める」と言って、自分の意見というか見識の欠片もない空虚な風船人形、という感じがしたものだ。
それでいて今では専門家を蔑ろにして、遂には西村担当大臣は記者会見の中で専門家会議を解散すると宣言をした。その時日本記者クラブで会見をしていた脇田座長も尾見副座長もその事をまったく知らされていなかった。これではトカゲの尻尾切りと言われても仕方がないだろう。
毀誉褒貶はあれど、いつ感染爆発が起こってもおかしくないとの懸念から、敢えて専門家の立場から一歩も二歩も踏み込んだ発表をしたことが、日本でこれほど感染が広がらなかった一大要因であったことは誰しも否定できない事実だ。
医療メンバーだけで現状にどう対処するかの建言をするには限界があるとして、経済の専門家も会議のメンバーに加えるべきだと提言したのも尾見副座長であった。つまりそれは取りも直さず安倍政権が専門家会議におんぶに抱っこというか、判断丸投げ状態であったことを如実に表してはいなかったか。
その専門家会議メンバーに、専門家会議そのものを解散することを知らせもせず、西村対策担当大臣から解散発言の際に慰労の言葉一つさえない、この仕打ちはいったい何なのだろう。
自分では何ひとつまともに判断できないから、専門家会議を散々利用して「専門家の意見を聞いて云々」とことある毎に持ち出してプレッシャーを掛けておいて、想定していたよりも遙かに被害が少ない事を理由に、世の中の批判が一気に専門家会議に向けられるや否や、専門家会議を庇うどころか都合や旗色が悪くなったと判断して後はポイッと切り捨てる。
籠池問題以来のこの政権の本質を如実に表していると思わざるを得ない。
安倍総理は筆者とたった2歳しか違いはない。だが人を利用価値の有る無しで判断し、いざその価値がなくなったと判断すればいとも簡単に切り捨てる、そんな非情な人間にはなりたくないものだと正直思った。
この政権にはまだまだ要注意人物がいる。世の中にはそれに追従(ついしょう)する者もいる。実態を解明さえできていないのに、死者数が少ないことを理由に日本の民度が高いと発言したどこぞの財務相の発言に狂喜した、ネトウヨさんのようなバカ者供もいる。
そういうおバカさんを抜きにしてこの話を推し進めようと考えている。
右・左に限らず、感情やイデオロギーを優先する、科学的論証や思考が出来ない者と議論するのは、馬の耳に念仏どころか、ハエの触角にハードロックくらいに言葉が通じず、意思の疎通もなく、故に愚かしく時間と労力の無駄でしかない。
しかもそういう感情的で自己主張が強い輩に限って、科学的根拠を示せなどと声高に叫ぶ訳だが、その自分には科学の素養すら欠片もないその矛盾と欺瞞。そのくせ自身には何ひとつ定見がなく、いつも他人の請け売りのリツイートを繰り返すばかりで、そこにバイアスの掛かっていない公平な目もなければ、相手の意見を考察・分析し冷静な判断を下す能力さえない。だだ誰かを攻撃することだけが目的で、そんなつまらない事に血道を上げ愉悦を覚えるつまらない連中だ。
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何度も言うが、死亡率が少ない理由を探し出せば、それが日本に於けるこの感染症の実態を解明する糸口になる。その理由として日本ではこのウイルスに対する『感染機会が圧倒的に少なかった』という点を筆者は挙げている。この論拠を具体的に例を挙げながら説明していこう。
日本国内に新型コロナウイルスが諸外国並みに入っていたことは間違いない事実だ。しかも中国発祥のDNAを持つ初期ウイルス株と、ヨーロッパで毒性が強くなったとされるウイルス株を、同時に背負い込んでしまったのが日本だ。そうであれば、本来ならば日本でアジア最大のオーバーシュートないしパンデミックが起こっても、ちっとも不思議ではないのに現実には起こらなかった。
それこそミラクルと思えるかもしれないが、それはけして奇跡ではない。更にいうならば偶然でも僥倖でもなく、これは日本の必然である。
理由は明白だ。日本の社会構造が元々このCOVID-19という感染症が蔓延しにくい環境にあったということなのだ。真の原因はそこにある。
つまり死者の数が想定された以上に少なかったという事実は、このウイルスが入り込む遙か以前から、『既に日本はウイルス性の接触型感染症に強い環境になっていた』という推論が成り立つ訳だ。
後はその推論が正しいことを証明すればいい。
インフルエンザや風邪の原因であるコロナウイルスは6つある。その殆どは咳やくしゃみなどによる飛沫感染による発症である。しかし新型コロナウイルスの場合は、無症状の患者が8割で、感染していても咳よりも高熱が続くことが現実には初期の主な症状だ。
そして顕著な症状が出た人は感染が疑われるから、よんどころない事情でもない限り家から容易には出て来ない。日本の医療体制の不備によりPCR検査はなかなか受けられない。だから新型コロナウイルスに感染しているのか、それともインフルエンザなのか、あるいは単なる風邪なのかは分からない。
だが自分に感染を疑われる症状が現れた場合は、他人に感染させることを恐れて家からは一歩も表に出なかった、という人が現実には大多数であったろう。筆者も感染症センターに連絡を入れて指定された発熱外来で受診して、結局は感染はしていなかったが、他人に感染させてしまうことを恐れて表に出なかった中の一人だ。
そうでなくても大方の日本人がソーシャルディスタンスも3密もマスク着用も外出後の手洗いの励行をほぼ厳密に守った。この自粛行動の意味と効果は感染予防の観点から見れば極めて大きかったと考えられる。
つまり政府の緊急事態宣言による自粛要請よりも、自己規制の自粛観念の方が勝ったということだ。これを日本人の特質の一つとして挙げておきたい。良い意味でも悪い意味でも集団心理が常に働く社会、それが日本だ。
思うに日本に於いては、新型コロナウイルスは飛沫感染のリスクよりも、接触感染による感染リスクの方が遙かに高いと考えられる。つまりウイルスが付着していると気づかない、あるいはその感染リスクを自覚しないで、自分以外の人や物に触れて感染してしまうリスクの方が遙かに高いと考えられるのだ。
これは電車の中で咳をしただけで口論となるほど、日本人は新型コロナウイルスに過敏かつ過剰に反応したことからも容易に推測できる。あなたはスーパーでレジ待ちしている時に後ろで誰かが咳をしたら、気になって気になって仕方なかったのではなかろうか。しかしそれはあなただけの反応ではない。日本人全体がこの未知の新型コロナウイルスに対し過剰に反応した結果なのだ。
しかし実際に咳や唾などで感染した人がどれほどいたのだろう。たぶん夜の街とか、飲食店とか、カラオケなどの3密必至の環境以外では、まったく考慮に入れる必要がないほど感染機会すらならなかったのではあるまいか。これは日本人の他人の目を気にする気質ゆえである。
だから逆説的に日本における感染の主体は、飛沫感染よりも接触感染の比率が図抜けて高かっただろうと推定される。そして接触感染が主な感染形態ならば日本では感染爆発は起きづらい。なぜなら日本は歴史的にも社会慣習としても、元々スキンシップなど端(はな)から他人に求めはしない『非接触社会』(最終章で詳述)だからだ。
それが証拠に現実にも感染者の大多数は飛沫感染ではなく、他人との接触やウイルスに汚染された何かに触って感染した人たちだ。例えば電車のつり革、電車やドアのガラス、会社のドアノブやドアレバー、不特定多数が触る公共交通機関の改札機。そして今何かと話題の『夜の街』『飲食店』『カラオケ』、数え上げればきりがない。
<2020/07/02 6:27 追記>
以下文末、いつの間にか消えていたのに気づきませんでした。
この追記以前に読まれた方には些か唐突感のある終わり方だったと思われます。たぶん後20行くらいは書いていたと思います。でも忘れたので思い出して書こうとは思いません。最終章で内容は十二分に補完できますので・・・。
ゴメンナサイ!
<第三章> 終わり
最終章は明日2020年7月3日午前00時00分更新。
是非ご覧下さい。
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東京都の7月1日発表の新型コロナウィルス感染者が67名でしたね。
前日に東京アラートの基準と項目を変えて、恣意的に運用できるよう改悪したのをあざ笑うかのような感染者の増加ぶりです。
今になって数値化を外した理由は、余剰病床以外の数値が基準値を軒並み超えていて、それでも経済的事情により東京アラートを発令できない矛盾を解消するためと思われますが、数値を示さない新たな基準を設けても(2020/07/02 9:37追記:都民に数値化したアラートを示さないと)意味はないというのが分からない小池都政。
これで人々が何を基準に警戒したり対策を講じるのか、まったく曖昧になりました。
何だか経済活動を再開して1日4万人を超える新たな感染者が出ている米国と、2ヶ月前のニューヨークの惨状を東京の未来に感じさせる出来事です。
あらゆる感染症は人智を超えているということが分からない安倍政権と小池都政。
侮って勝てる筈もないウイルスとの戦い。
こんな形骸化したアラートに意味はあるのか。
誰一人未来など想定できない。心の隙を病と災厄は見逃さない。
そして改めて言うまでもなく一寸先は闇だ。
<2020/07/02 14:41 追記>
必要以上に不安を煽っていると事ある毎にマスコミを批判しているIronbridgeさんご自身が、正にそうした不安を煽るフェイクニュースをいつもながらに垂れ流しているのは、いったい全体何故なんでしょうね (^0^))☆爆笑☆((^Q^)v
こんな事を発言していると、李克強氏は近々習近平より粛正されるかも知れません。日本人もこの香港問題はもっともっと深刻に考えなければなりません。イージスのブースターの残骸が落ちるよりも早く、チャイナの核ミサイルが飛んで来ると思います。
このコメントに何か根拠はあるのでしょうか?
ないでしょうね。思いつきでしかもバイアス掛かっているから。