<注:写真と記事の内容はまったく関連がない事をはじめにお断りして置きます>
「三つ子の魂百まで」 の譬え通り、
三歳までに人の基本的な性格や気性そして人間性までもが決まってしまうとしたら、その三年間の子育てはいかに重要であるか分かろうというものだ。
<注:写真と記事の内容はまったく関連がない事をはじめにお断りして置きます>
「三つ子の魂百まで」 の譬え通り、
三歳までに人の基本的な性格や気性そして人間性までもが決まってしまうとしたら、その三年間の子育てはいかに重要であるか分かろうというものだ。
そう思い一心不乱に子育てに専念する親もいれば、子供にまったく無関心な親もいる、そして子供に無関心な親の元で育った子供の大部分は救われない。現代社会の根源的な病巣はそこにあるような気がする。
親が子供に与える影響は計り知れない。・・・そう分かってはいても子育てに時間を取られるのを嫌う親は意外と多い様な気がする。少子化が加速する現代、子供は親だけのものではなく社会全体の宝だと思う。にも関わらず自分の事しか考えない親。働くのに精一杯で子供に目を向ける余裕のない親。物を与えておけばそれで良しとする心ない親。すぐキレて暴力を振るう親。夫婦喧嘩が絶えない家庭。そんな家庭環境や親たちの元で、放任主義という名のなほったらかし環境で育てられ、物質的なものだけ与えられ甘やかされた子供達、又は物質的なものも愛情も満足に与えられずに育った子供達の将来は悲惨だ。現実に今の若者と仕事上で接して来てこの子は一体どんな育て方をされて来たのだろうかと疑問符が付く人物に出くわす事が多くなって来た。
余談だが最近まで職場で一緒に仕事をしていたある若者は昼食は毎日カップ麺だけであった。注意しようと思ったが普段から言葉遣いや態度が良くないと感じていたので変に反発され不快な思いをするのも嫌なので注意するのをためらった。食習慣は人格形成に大いに影響を与えるというのがわたしの持論だ。この様な偏った食習慣は偏った人格を形成すると思っている。そして現実はそれを実証している。しかしそうなったのはすべて親の責任である。
話を元に戻そう。 とはいえ、そんな疑問符がつく若者でも自分を変える弛(たゆ)まぬ努力や環境の改善によって後天的に自分を作り変える事は可能であろう。何故ならば人間は取り巻く社会環境から絶えず影響を受ける動物であるからだ。基本的な人格や性質は変わらないにしても様々な経験を重ねる事によって自分を取りまく社会環境に順応して本来不適応な部分を矯正していくのが本来の人間の姿だとわたしは思っている。
これをわたしは「社会化学習」または「社会適合化」あるいは「社会順応化」と云っている。例えとしては不適切かも知れず恐縮だが、犬は生まれてからの「社会順応化」の期間が生後三ヶ月頃迄だそうでそれ以降に新しい情報が入っても受け付けないのだそうだ。だからその三ヶ月の間に同じ犬や他の動物や人間という生き物に慣れさせて置かないと一生自分以外の動物や人間を拒絶する犬になってしまうとの事だ。躾けもこの時期にしておかないととんでもない「問題犬」になる事もある。翻ってこの犬の例ではないが人は自分を取り巻く環境から多くの刺激を受けたり感化されてその社会に適合していくのである。
もしその社会が間違った社会だったとしたらこれほど不幸な人生はないであろう。
誰でもが納得できる社会など本来はないのかも知れないが少なくとも「理想的な社会」というのはあるだろうと思う。それは人を殺めたり争ったり羨んだり憎んだりしない、自分以外の者に思い遣りや優しさを持てる社会だと思うが、現代社会はそれと反対の方向に向かって突き進んでいる様な気がしてならない。
人は幾ら貴重な経験をしたり知識として多くのものを身につけたとしてもそれが良い意味で生かされるとは限らない。いろいろな人を見て来てつくづくそう思う。経験から何を学ぶか、何を身につけるかは人それぞれだ。そして経験と認識の間には「三つ子の魂」が常につきまといその者を支配する。何事もプラス思考で物事を捉える明るい性格の者もいれば、陰湿な性格と歪んだ人間性で凝り固まった者もいるだろう。素直な感性は素直に物事を捉え、歪んだ性癖を持つ者は何でもねじ曲げてしか見る事が出来ないのかもしれない。
<明るい家族には明るい未来が訪れる>
「清く、正しく、美しく」
という言葉がある。わたしの理想型のひとつである。わたしは出来ればそうありたいと願うが、日々の生き方過ごし方の積み重ねが考え方や行動を決定づけるとしたら生半可な事ではその様な理想は達成できないであろう。しかし後悔ばかりの人生は送りたくはない。己を変える力は己自身にある。わたしは今日から理想に向かって一歩一歩着実に歩いていこうと思う。正しい事を成し遂げたり理想に向かって邁進するのに年齢的に遅いという事はないのだから。
素直な心にこそ真実と正義が宿る!
わたしはその事を知っている。
<私信>
どうも歳を重ねると心は弱くなる様です。
本当に久し振りに挫折感を味わいました。その時から約三週間が経ち現在は心の中は落ち着いています。人生いろいろあるけれど、挫折の度にそこから這い上がって来たわたしであれば今回もまたそれを乗り越えなければならないと思っています。人生の過半をとうに過ぎたわたしでもまだ自分の弱い心に負けそうになる事があります。これも良い機会と捉え、もう一度自分を見つめ直して再起を来そうと思っています。その気持ちを持ち続ける限り未来は開かれているのですから。
<追伸>
浅田真央は銀メダルでしたね。インタビューで悔しさが込み上げて来たのかしばらく声が出ませんでしたが素直に負けを認め言い訳しなかったのが良かった。次のオリンピックでは是非とも金メダルを取って欲しい。