歴史への招待＜日本は近隣諸国とどう向き合って来たか＞VOL．1

 

＜朝鮮李王朝の日時計、これを得々とガイドさんが説明してくれたが日本はこの同時期、既に機械式時計を作っていた＞ 

　李明博（イ・ミョンバク）と韓国政府は日本国の宰相である野田首相の親書を読まずに返す方針を決めたのだという。これは国辱ものだが日本政府は一体どの様な対抗措置を取るのだろう。日本国民の過半はしっかりその事を見詰めている。

　わたしの中学以降の社会科や歴史の成績は学年で常にトップであり、テストでは満点以外取った記憶がない。あっ、一度だけ98点があったかな（笑）　そしてそれがちっぽけなわたしの人生の中でささやかな自慢の一つであった。しかし今回の中国や韓国との領土問題を通して調べれば調べる程分かったのは、わたしの学んだ歴史は史実とはかけ離れたものであったという事だ。教科書に書かれていた事は事実とはあまりにも異なり誤った歴史を教えられたという思いを今になって強く感じている。日本の歴史教科書のこと近代史については試験に出る項目以外は殆ど端折られ教えられる事がない。そしてその近代史こそ殆ど「自虐史」といってよい類いのものだったのには正直驚いてしまった。焚書坑儒ならぬ日本の歴史の教科書をすべて焼き尽くすべきだと主張したいくらいである。

　日本の歴史の教科書は、特に近代史においては何でこうも真実を伝えていないのだろうか。明治維新以降の近隣諸国との関係について事実とこうも乖離した教育をなぜ日本は戦後続けて来たのだろうか。たとえ学業の場では優秀であっても真実を知らなければ無知蒙昧な者と何ら変わらないではないか。わたしのささやかなプライドは粉々に砕け散った。

　そして今わたしは思っている。日本政府はどうしてこうも外圧に弱く、近隣諸国にああも弱腰なのだろう。日本人は自分たちの歴史を知らなくて本当に良いのだろうか。近隣諸国にどうしてもっと毅然とした態度が取れないのだろうか。そう思うと居ても立ってもいられない思いがして、今こうしてこの記事を書こうとしている。

　前の二つの記事は残して置くが、改めて近隣諸国との関係を明治維新から順を追って書いてみる事にした。歴史学者でもなく浅学なわたしだが今の日本の歴史教科書よりはマシなものが書ける事だけは保証しよう。

　その前に現在の状況について掻い摘まんでわたしの考えを述べて置きたい。

 

＜何を造るのかといったら皇太子を造る御殿なのだという。李王朝における王の役目はこれ位しかなかった事の証明＞ 

　今の中国や韓国、特に韓国との史上最悪な関係を解消する一番効果的な方法は『国交の断絶』である。そしてこれが今の近隣国との関係に憤慨している日本人にもっとも受けが良い。多分ネットではこの様な主張がこれから多くなっていく事だろう。予言しておきます（笑）

　しかし、わたしがちょっと考えてもすぐに思いつくくらいだから誰だって思いつくに違いない。しかも誰だって思いつくという事は取りも直さず『愚策』だという事だ。これでは韓国人や中国人並の短絡思考回路しか持ち合わせていない民族と同類である。アジアで一番初めに近代文明社会を「自らの力」で築き上げた日本人ならばもっと頭を使うべきである。短絡思考は下の下である。しかしもし短絡思考でも突っ走りたいというならば止めはしない。どうせ玉砕するなら『国交断絶』 だけでなく『日本国内の韓国資産凍結』、ついでに一方的な『二百海里領有宣言』まで主張してしまおう。これですべてが解決だ。大いに暴れたまえ馬鹿丸出しで！　しかし、一言だけ云っておこう。中国人や韓国人は愚かかも知れないが狡猾さにおいては日本人の比ではない事だけは知っておくべきだろう。日本人の正直さは馬鹿がつくくらいである。「孫子の兵法以来伝統的に謀略を国是とする中国」、「ストーカー並のしつこさと徒党を組む事が身に染み込んでいる韓国人」この事をよく知らないと痛い目に遭うだけだろう。

　ついでに云ってしまえば『出来るだけ穏便に』とか『冷静に対応した方が良い』という考えも無能だという事の証明にしかならないと明言してしまおう。自分なりのしっかりした考えを持ち合わせていなかったり具体策を示せない人間が往々にしてこの様な発言をする傾向にある。日本人にはこのタイプが意外と多い。平和ボケしてしまっているのかも知れない。 

　少なくともわたしならばそれら愚策を講じたり無策で手をこまねいていたりはしない。無い頭でも捻れば知恵の一つぐらいは出て来るのである。こんなオジサンでもね。韓国の弱点はどこかという事を考えれば自ずと答えは出て来るものだ。歴史を紐解けば答えは出て来るだろう。日清戦争以前の朝鮮は清国の属国であり、皇太子や王妃を決める権限すら李朝国王には無く、清の皇帝の意に染まなければ簡単に廃嫡、廃妃されたのだという。李朝国王は清国の使者にも頭が上がらず、迎恩門という中国皇帝の使者を出迎える為に作った門の前で「三跪九叩頭の礼」（文字通り三回ひざまずいて九回地面に額を打ちつけて出迎える礼のこと）で出迎えたのだという。李朝国王の地位というものは清の皇帝の使者以下だった事がこれで分かるのだが、歴史は繰り返される。

　実はこれを現代に当て嵌めると暴走を始めた韓国政府でさえも頭が上がらない国家があるのである。それは皆様よくご存じの米国である。日本政府はその事を良く考え、速やかに対応した方が良い。万億の日本人の声よりも合衆国大統領の一言の方が効果は絶大である。ならば、オバマ合衆国大統領に

「韓国政府及び大統領の言動はあまりにも国際ルールを逸脱したものであり非常に憂慮している」

と一言云わせれば良いのである。これで李明博の息の根は止まるだろう。野田首相！、増税に政治生命を賭けるのではなく、こういう時こそ身命を賭してアメリカ合衆国大統領と真摯に話し合い対応策を話し合うべきではないだろうか。今すぐ訪米したまえ。野田総理大臣殿。

　次回は歴史への招待＜日本は近隣諸国とどう向き合って来たのか＞VOL．2です。『征韓論』にまで遡って当時の中国・朝鮮と明治日本政府の関係を紐解いてみたいと考えています。皆様の知らない当時の国際関係と状況が明らかになります。このシリーズを読めばあなたは堂々と中国人や韓国人と渡り合える様になるでしょう。

　「毅然とした日本人」

　これこそが今あなたの取るべき態度です。その為には過去の歴史をしっかり勉強して堂々と反論できる様にするのが一番の早道です。次回を乞うご期待。

　ではでは皆様ごきげんよう。