旅に出るとは日常から離れることである。

 そうであるが故に新鮮な驚きと感動がともなう。それはその地の歴史であり、そこに住む人々であり、その生活であり、そこでしか見ることが出来ない風景そして情景である。今回のスコットランドとウェールズへの旅ほど実り多いものはなかった。優しい人々、波乱に満ちた歴史、北国の雄大な風景どれをとっても語りつくせぬ想い出をたくさん脳裏に刻み込んで帰国した。

 また行きたいと思う。しかしそれはもう叶わないかもしれない。