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At Stirling Ⅱ [随筆]

御嶽山の噴煙.jpg 

 <2014.10.25 安曇野長峰山の展望台から御嶽山方面を眺める。肉眼で噴煙を確認した>



 明けましておめでとうございます。 

 前回の更新からだいぶ時が経ってしまいました。

 10月22日からの更新ですから随分とソネブロ放置プレイでした。その間わたしの身辺でいろいろ変化があり過ぎて新たに記事をアップすることが出来ませんでした(笑

 下書きは月1~2回ほど赴任地の安曇野から自宅に戻れたので帰宅中に時間が取れれば記事を書き足していました。けれど、安曇野では職場の近くに借りたレ〇パレスそのものが専用のネットワークに加入しないとインターネットに接続出来ない環境でした。その上、たとえ加入しても1500円も毎月払う事になるので赴任地での更新は諦めました。それでなくとも家族全員のモバイル通信費だけで月3万円近く払っているので自宅と赴任地の二重負担はしたくなかったのです。・・・アハッ!(つい最近モバイル機器が1台増えまして4万円近くになってしまいました・・・大〇鹿者ですね) 更に、プライベートでは色々ありましてこの数ヶ月親戚と会ったり病院や官公庁、金融機関に行くなど野暮用ばかりで自由な時間は殆どありませんでした。

 その様な訳でありまして任期を終えた今、こうして記事を更新している次第です。お許し下さい。

 実は長野県の安曇野での仕事は11月末で終了しました。12月3日にこちら(千葉県船橋市=あのふなっしーの本拠地)に帰って来ました。1年8ヶ月弱、安曇野には行っていた計算になります。安曇野では、わたしが船橋に戻ったその夜にまとまった雪が降りそれ以来長野県全体が十数年来の大雪になっている様です。ノーマルタイヤで帰って来てぎりぎりセーフでした。(スノータイヤは前日に別便で船橋に発送済でした)

 本当は仕事が他にもあれば安曇野から離れたくはなかったのですが致し方なしです。

 気が付けば衆院選も終わり、自公与党の勝利でこの国は何処へ向かうのかますます分からなくなってしまいました。或る著名な作家が、「いつの間にか日本は阿呆の国になってしまった」と語ったそうですが、選挙結果を見る限りそれをわたしは否定しません。何故なら日本人は経済優先という目先の損得勘定を優先して自らの生命も生存権も安全で安定した社会環境の実現も放棄したのですから。

 国民が安心出来る社会の実現を目指さない政権などわたしは望んでいません。戦争をし易くしたり、国際間の緊張が高まるのを助長する様な政権など望んでいません。しかし現実は悪い方向に向かうばかり。安心出来る社会の実現は遠退いたと云えましょう。

 世の中を変えられない自分も含めて今の日本は自分達の事しか考えられない〇鹿ばかり。常々そう思っています。

 休養期間を終えて新たな仕事に師走半ばから就いています。都内数カ所掛け持ちの仕事です。今年は公私共に忙しくなりそうです。

 本題の前にまずは小咄をひとつ。

主客転倒 若しくは 本末転倒>

 これはうちの奥様の会話に於いては日常茶飯事の、しかし・・・

 他人にとってはにわかには信じがたい怪奇現象もしくは超常現象である・・・訳がない(^_^) 

英国出発前日の昼食.jpg 

 朝食を食べていた。

 ・・・と云っても上の写真はその朝食ではなく、昨年の英国旅行出発前日の昼に、船橋駅から少し歩いたところにある或る割烹料理店で食べたランチメニューである。十穀米とヘルシーな野菜を主とした美味しいものでした。揚げ物もさっぱりしていましたね。

 

 うちの奥様が作ってくれるのは大体がイングリッシュ・ブレイクファースト風である。

 残念ながら全粒粉で作られたブラウンブレッドは日本では手に入り難いからライ麦パンか玄米パンで我慢している。

 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 

 その天然さんであるうちの奥様は今朝も今朝とてこんな事をおっしゃった。

 「そのパン、ウインナーに挟ん食べてね」

 ・・・起きたばかりで頭はまだ寝ぼけていたがわたしの常識センサーは速やかに反応した。

 「あのさ、どうやってこんな細長いジャーマンソーセージで四角いパンを挟むの?」

 「え~~~、そんな事言ったっけ?」

 「言った。いつものことだから驚かないけど・・・」

 「?!?!あらっ!ん~~~云ったかも知れない。でもいいじゃないどっちだって」

 「・・・良い訳ないだろ~」と思ったが追求する程の事ではないしぬか釘なので云うのを止めた。

 しかしながらこれは主語と述語が明らかにだろうと思うのだが如何だろう?(爆)

 白を黒と言い張ったり既成事実を自分の都合の良い様に作り替えてしまう「現実歪曲フィールド」は故スティーブ・ジョブスだけの専売特許ではない。うちの奥様が自分の間違いをこんなに素直に認めることは滅多にない。しかし「どっちでも良い」という語尾の発言は否定に近い認め方だ(笑) その点ちっとも素直ではない。うちの奥様はあくまでも自分の非は認めず主張はとことん押し通すのが常なのだ。

 しかし彼女は現役の高校のセンセーである。そんなことで良いのか!

 まあ国語の教師ではなくて英語教師だから日本語が多少おかしくとも・・・許される訳ではない!

 と思っているにも関わらずわたしも含めて皆うちの奥様の発言を許してしまうのは何故だろう。否、許しているのではなく諦観だろうか。終いには肯定こそしないがその発言を大いに楽しんでいるフシがある。まあ希有なキャラクターではある。

 そこで何故うちの奥様の発言はオカシイのか考えてみた。

 わたしの分析では、うちの奥様が英語の教師だから頭の中で文章の組み立てが英語風になるという訳ではない様だ。頭の中が英文法の配列で主語と動詞と目的語と補語そしてそれらに掛かる修飾語で構成されているからではなくて、単に生まれつき日本語の使い方がオカシイ人だからというのが結論である。

   それが証拠に(信じられないことだが)うちの奥様は英語教師、しかも一応進学校と呼ばれる高校に勤務しているにも拘わらず英文法が苦手だ。その上、日本人なのに日本語のネイティブスピーカーとは思われない奇体な言葉遣いをするうちの奥様は果たしてどこのお人なのでしょう。たぶん大家族の末の方であまり構われもせず「それオカシイよ」と誰にも注意されないまま大人になってしまったんだろうね。可哀想に、今更直し様もない。

 という訳でどんな訳だぃ!)自分の発言には至って無頓着。

 突っ込まれるといつも笑って誤魔化す。それでも追及の手を緩めないと最後は居直る。

 そんなトコトン自分の発言には責任を持たないうちの奥様であった。

   そして類稀なるいじられキャラでもある。わたしや兄弟だけでなく姪や甥にさえからかわれる。

 たぶんうちの奥様の授業を受ける生徒は毎日が楽しいだろう(*⌒O⌒*) 

ohatukiityou.jpg 

 <大町市内の霊松寺にある有名なお葉付き公孫樹。何と葉っぱの上に銀杏が出来る!>

 ※お葉付き公孫樹(おはつきいちょう)~秋に実る銀杏の一から二割が葉の上に出来る。 葉の上に出来る実は通常の実よりかなり小さいがれっきとした正真正銘の銀杏である。この様に葉の上に実がなるのはかなり珍しいことの様で、この土地の地質と地形が関係しているのではないかと言われている。


 

 

 それでは英国旅行記の再開です。

 

スターリング2日目その6.jpg 

<櫟(一位:いちい)の実。安曇野の実に比べて大きい。実は甘く食べられるが(実際にわたしも食べている)、種にはアルカロイド系の毒があり食べられないので要注意。日本では一位彫など木彫りの原木として使われる。> 

 夜来の雨は一旦上がって今朝の空は鈍色の雲が低く垂れ込めていた。

 スコットランドの夏は寒い。 

 朝であればほぼ間違いなくウィンドブレーカーやフリースなどのアウターウェアをシャツやスウェーターの上に重ね着しなければならない。

風景画.jpg 

 スコティッシュ・ブレイクファーストを頂いて部屋に戻り、その後スーツケースを車のトランクルームに積み込んでからホテルのフロントに立ち寄りチェックアウトを済ませた。フロントにはスターリング城を見て戻って来るまで車を専用パーキングにおいて置くことを了解して貰った。

 外に出ると空はどんよりと曇っている。今朝のBBCではスコットランド全域がほぼ曇りのち雨で北に行けば行く程雨脚が強くなるとの事。夕方はところにより晴れだがあまり期待はしない方がいいだろう。まあUK(ユナイテッド・キングダム)では変わりやすい天候は珍しくもないので気にもせずに出掛けた。もちろん雨具や傘は「出掛ける時は忘れずに」である。

 すぐ隣の教会の前を通って歩いて城に向かった。朝は近くの噴水も止まっている様だ。昨日とは道を変えてメインの道を通ってスターリング城を目ざした。昨日見たBIG CANONやBAGPIPEの店の前を通ってSINGERミシンの店先を通り過ぎUNICORN像を見上げながらい石畳の道を歩いた。殆どの店がまだブラインドを閉ざし開けていない。

スターリング2日目その5.jpgスターリング2日目その1.jpgスターリング2日目その2.jpg 

<スターリングのシンボル:ユニコーン>

スターリング2日目その3.jpgスターリング2日目その4.jpg 

<前日に見たバッグパイプのお店。今朝はブラインドを閉ざし開店前だった> 

スターリング2日目その7.jpg 

<スコットランド観光案内所。今朝は窓も扉も開いていたが中を覗いたら準備中だった>  

 相変わらず空からは今にも雨が降って来そうで肌寒い。わたしはレスキューオレンジのウインドブレーカーを、妻はパープルのゴアテックスオールウエザージャケットを着込んでいた。

 「U3(ゆうさん)にウインドブレーカー買って貰って正解だった」

 「ウインドブレーカーじゃなくてジャケットだよ」

 「どっちだっていいよ。ありがとう」

 「・・・お礼はこれで三度目(笑)」

 坂は結構きついので肌寒いとは言っても途中で少し汗をかいた。湿度は思っていたよりも高い。もう九時を過ぎているというのにまだ眠りから醒めやらぬ静かな街並みを眺めながら、私達二人は少し急なスターリング城への石畳の道を再び歩き始めた。(スコットランドは緯度も高く夏至の頃は夜十時を過ぎてもまだ空が明るい。その為人々は宵っ張りである)

スターリング2日目その8.jpgスターリング2日目その9.jpg 

 監獄博物館の前の道を右に折れ暫し進むとスターリング城はもうすぐだ。道の左手に城への案内板が見えたらその案内にしたがって十数段の階段を昇る。すると観光客用の駐車場が目の前に広がりその先の古色蒼然とした城壁がいきなり目に飛び込んで来る。

 駐車場を縦断して昨日潜った城門をさも手慣れた様に進む。妻は左手のチケット売場で観覧券を買い求め日本語ガイダンスのヘッドセットをレンタルした。その時点でまだ日本人は一人も見掛けていない。考えて見れば一昨日のエジンバラ空港到着から見掛けた日本人は昨日のアーケード街で出会った男性ひとりだけだ。

スターリング2日目その10.jpg 

 妻がチケットを買っているうちに晴れ間も見えているというのに雨がポツリポツリと降りだした。チケットを受け取りアーチを潜ってすぐ左の城の歴史などを展示しているハウス(城壁の一部)に入った。ヘッドセットがあるが使わずに順路にしたがって見て廻る。スコットランドとスターリング城の歴史と歴代の王や女王などの略歴が年代ごとに展示されていた。

 「これが有名なクイーン・メアリーだね。最期はロンドン塔に幽閉されて処刑されたらしい。毀誉褒貶相半ばした人物だね」

 「どういうこと?」

 「英語が読めるんだから説明書きを読んでみたら」

 その言葉に従い妻はしばし説明を読み耽る。わたしはその間それ以前の歴史の展示を見ていた。

 「・・・ふーん、そうなんだ」

 「何がそうなの?」

 「悲劇の女王とか悪女とか色々書かれているわね」

 「実際のところは分からないけどね。見方は十人十色だから実のところは本人にしか分からないのだと思う。日本でも忠臣蔵の吉良上野介は世間一般の悪い評判と地元領民の名君だったという評判はあまりにもかけ離れているよね。賄賂を露骨に要求したり吝嗇家で他藩からの評判も悪かったと伝わっているけれど、それは一面ではそうだったかも知れないけれど他面では違っていたかも知れない。実像は分からないんじゃないかな」 相変わらず人の話を殆ど聞いていない妻が本筋ではない事に反応して聞いて来た。

 「え、吝嗇家(りんしょくか)ってどういう意味?」

 「自分で調べなさい。何事も人に頼っていては身に付かないよ」・・・こちらに来て以来、英語が話せる妻を何かにつけて矢面に立たせているにも関わらず、平気でそんな矛盾した事を云う。ちなみにわたしは英語を今更覚える気はまったくない。独学でウェールズ語の挨拶や簡単な会話くらいは出来る様に様になったが発音は今市・・・じゃなかった。今一(笑)

 ところで日光の手前の今市は日光市と合併して今では市ではなくなっているらしい。ところで日光宇都宮有料道路の徳次郎(とくじら)インターは宇都宮市に属するのだろうか?

 忠臣蔵で名高い浅野家の仇討ちは徳川綱吉施政の時代である。元はといえば喧嘩両成敗が原則の江戸城内での狼藉や刃傷沙汰が、浅野匠頭だけが即日切腹で吉良上野介はお咎めなしという不公平な沙汰であったが故に後に有名な仇討ちとなったものだ。世間では浅野家への同情が多かったと伝えられるが言論弾圧があったため当時の資料は実は殆ど残っておらず六十年後に歌舞伎で「仮名手本忠臣蔵」が上演されて評判になった事からその筋書きが通説になってしまった感がある。つまり史実とは異なる部分も多いと思われる。

 ところで吉良上野介だけでなく、その沙汰を下した徳川綱吉そのものが前半の善政と後半の悪政(生類憐みの令など)で毀誉褒貶相半ばする人物であるのは興味深い。・・・あっ、英国旅行記なのに日本の歴史の話をしてしまった。本筋に戻ろう。

 

 歴史展示室を出ると雨は入る前より少しだけ強くなっていた。グレート・ホールの外壁などコンデジで撮ってそれから城のアーチを潜ってグレート・ホールの内部に入り監獄など見て廻った。そこから一旦外に出てレディース・テラス(だったかな?)という展望台から風景を望む。中世はこのテラスに立って眼下で繰り広げられる屈強な騎士達のレスリングや丸太投げなどのゲームを貴婦人が楽しんだのだという。展望台というだけあってすこぶる見晴らしが良い。

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 雄大な風景を眺めていると雨脚が強まって来た。通り雨だろうとは思ったが傘を差さずに5分も外にいたらずぶ濡れになるほどの雨だ。建物の中に退避する事にした。雨が止むまでグレート・ホールの中に入りあれこれ見て廻った。牢獄などもあり見ていて興味は尽きない。一旦外に出ると雨は上がっていた。めまぐるしく一日の天気が変わるのもUKの天気の特徴だ。時折晴れ間さえ広がり日差しまで降り注ぐ。19世紀から20世紀前半まではアーガイル・アンド・サザランド・ハイランダーズの連隊の司令部だった城内の一角は、今では連隊博物館となっていてあのフォークランド紛争までの戦争の経緯とか16世紀から現代までの戦争の歴史が兵器や軍装備・写真や文献などと共に展示されている。わたしはそうではないがミリタリーマニアには堪えられない内容の濃いものだ。

スターリング2日目その15.jpgスターリング2日目その16.jpgスターリング2日目その17.jpgスターリング2日目その18.jpgスターリング2日目その19.jpgスターリング2日目その20.jpg 

<後半の三枚の一枚目はスコットランドハイランダーのソードダンスだ。踊りながら交差させた剣の間を軽快なステップで踊るというものでかなりの危険が伴う剣舞らしい。本来は戦闘的な意味の濃いダンスであるが周りで見ている子供達が真剣な眼差しで見ているのはそれが憧れの舞いだからだ。後の二枚は19世紀のイングランド軍とスコットランドの戦闘を描いたジオラマと油絵だ。横断的に隊列を組んで銃を構えているのはイングランド軍で、その戦陣目掛けて剣を掲げて騎馬で突っ込んでいくのはスコットランド軍の騎兵隊のようだ。何だか逆の様な気がしたがジオラマを良く見ると横列の兵がイングランドの旗を掲げているのでどうもこちらがイングランド兵と分かった次第です。そう見れば騎馬の兵の軍服がスコットランド国旗と同色なのが理解出来る。
 英国の近代戦争には、小隊が移動を繰り返しながら小規模な局地戦を繰り返したり、近代に見られるゲリラ戦などはなく(ウィリアム・ウォレスの時代はありました)、戦陣は違えどすべて全軍が正面から正々堂々と向かい合って敵軍に向かって突き進むというのが常道だった。つまり総力戦でその勝敗の行方が双方の国の行く末を決定するというものだ。それら戦闘方法を根本から変えたのは第一次世界大戦だったと云われている
> 

 そこから表に出てまた城内の教会に入った。城の歴史からすれば比較的新しい建物の様だがなかなかに荘厳で美しい。内部は近年に改装され当時の面影はないが古い壁面の一部が壁の上部に残されており往時を偲ばせる。わたしとってここがスターリング城で一番落ち着ける場所だった。昔はここでスコットランド王の戴冠式なども行われたらしい。祭壇の上から写真を撮る。

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 ここを出ると妻は日本人女性観光客を発見。外向的な性格の妻は積極的に話し掛ける。わたしは見ず知らずの人達との会話がすこぶる苦手なのでその場を離れ広場を見渡しあちこち写真を撮り時間を潰す。しかしあまりにも会話が長いので待ちきれずひとり次の順路の建物に向かう。妻は話しに夢中でわたしを振り返りもしない。ふと見上げると屋根の棟にユニコーンが見えた。

スターリング2日目その22.jpgスターリング2日目その23.jpgスターリング2日目その24.jpg 

 一通り展示を見ているうちに妻が追いついて来た。福島の会津若松や郡山市から来た女性客三人組だという。何とわたしと同郷だった。

 グレートホールの外に出ると、遠くにアビー・クレイグの上に建つナショナル・ウォレス・モニュメントが見えた。右の方角が少し霞んで見えるのは今まさしくそこに雨が降っている証拠だ。

 このあと下に降り日本への土産物を買い求める。時間はもう午後1時を廻っている。今日中にインバネスまで行かねばならないが焦りは全くない。取り敢えず街中に降りて昼食を摂る事にした。その後ホテルに取って返し車で移動だ。まずはスコットランド名物「ハギス」を食べたい。

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 わたしがハギス。妻がカレーの昼食を摂った。ハギスはわたし好みであった。イギリスのカレーは殆ど当たり外れがなく美味しい。妻も満足した様だ。表に出て今食事を取ったばかりのパブを振り返って見た。店の名前は「ベーカーストリート2番地」シャーロック・ホームズの探偵事務所のあった場所だ。そう云えばロンドンのその場所にも同じ名前のパブが存在する。チェーン店?(笑)

 ちなみに食事代は妻が支払った。この旅行が始まる前に妻とは旅行費用分担の約束をしていて、妻が旅行滞在期間中は食事代を負担し、航空搭乗券やレンタカーや燃料代、鉄道バスなど交通費とホテルなどの宿泊費とそのすべての手配支払をする事で合意している。

 実は観光施設の観覧費用とか入場料までは話し合っていなかったのでその場その場で出し合っていました。いや~お金の事は片方に任せきりにすると後で夫婦間のトラブルの元になりますからこういう事は始めにきっちり話して置くのが我が家のルールです。特にうちの奥様は「現金な女」ですから有耶無耶にすると後の仕返しが恐い(笑)

 日本に戻れば外食費用はすべてわたしの負担。これも妻が定めたルールに従っています。でもね、常日頃の生活費諸々は私持ちだから結局全部私持ちなんですよね(爆) 

 さあ次はナショナル・ウォレス・モニュメントだ。


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般若坊

あけましておめでとうございます。
今年は、東雲の後ろから昇る初日の出を、拝む事ができました。
ブログでの交流 楽しみにしております。
本年もどうぞよろしくお願いします。

by 般若坊 (2015-01-01 10:10) 

アレクリパパ

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくで~す♪
by アレクリパパ (2015-01-01 11:26) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

明けましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願い致します。(o^-^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2015-01-01 12:04) 

Silvermac

明けましておめでとうございます。
by Silvermac (2015-01-01 12:25) 

侘び助

明けましておめでとうございます。
イチイの実子供時代食べましたね。知識がなく美味しいと
見つけては・・・毒のあるところは食べなかった?(ピンピン現役~)
本年も宜しくお願い致します。
by 侘び助 (2015-01-01 14:29) 

めもてる

明けましておめでとうございます。
我が家も外食は私も地です。チェックを妻の方において行くのにいつも私の前に移動させてしまいます。
by めもてる (2015-01-01 15:16) 

K

おじゃまします

旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます^^♪。

by K (2015-01-02 00:16) 

吟遊詩人41

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

↑ ↑ ↑ コピペじゃないです。ちゃんと心をこめて打ってます^^;
by 吟遊詩人41 (2015-01-02 10:55) 

てんてん

旧年中は、大変お世話になり ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします♪
by てんてん (2015-01-02 19:27) 

なかちゃん

明けましておめでとうございます。
奥様の言い間違いの部分、笑ってしまいました。
なんと我が家と似ているのか…と ^^;
今年もよろしくお願いします <(_ _)>

by なかちゃん (2015-01-03 09:11) 

たいへー

今年は良い年に・・・なるでしょうか? ^^;
by たいへー (2015-01-05 08:49) 

youzi

お邪魔するのが遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
by youzi (2015-01-08 06:44) 

わーこ

ご挨拶がすっかり遅くなってしまいました 
今年もよろしくお願いします。
奥様語録 楽しみにしていますね
by わーこ (2015-01-10 00:31) 

ポレンタスキー

こんにちは。
スコットランド紀行、楽しく読ませていただきました。
私はUSよりヨーロッパに心惹かれるのでUKは2度行きましたが、イングランドとウェールズのみ。
スコットランドはあこがれの地です。必ずいつか行ってみたいと思っています。
なまりは大丈夫でしたか?
やはりスコテッシュイングリッシュはなまっているようで、彼の地へ行ったアイルランドの友人もたまに分からない言葉があった、と申しておりました。

by ポレンタスキー (2015-05-30 23:36) 

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