人間は何故こうも小賢しく且つ愚かになってしまったのだろう。
人間は何故こうも刹那的で且つ自己本位になってしまったのだろう。
人間は何故こうも理性を捨て且つ感情的になってしまったのだろう。
人間は何故こうも和を尊ばず且つ争いを好むようになったのだろう。
人間は何故こうも美しさからは程遠く且つ醜くなってしまったのだろう。
且つ、且つ、且つ、、、数え上げればきりがない。
そう思うことが度重なるようになった。
どの世界に行っても争いの絶えることはない。
思えば弱肉強食とか自己責任なんて言われる遙か以前から、
人間性はとうに失われた世界が広がっていて、
この地球は実は人間性喪失の時代に突入しているかのようにさえ思えたものだ。
それでも思う。希望を失ってはいけないと。
もう過去に戻ることは出来ないけれど今を変え未来を切り開くことは出来る。
そう思うのだが誰ひとり聞く耳を持たぬ。
そうした毎日を見るにつけ皆心の余裕を無くしているように思えてならない。
それは人間性の恢復や人間性への回帰というより、
これからの時代を生きていく新しい人間性の定義をそれぞれが見いだしたり、
現在(いま)と未来(あした)を切り開く、
これまでとは異なる生き方とは何かを、自己中心的な考えにけして偏らず、
他人の多様性を尊重し、憎しみや妬みや怒りから解放され、
寛容性を学び、自らも、自分以外の人々も受け入れて、
共に生きられる世の中を目差してみることではないだろうか。
なぜなら、周りといがみ合い争うより、その方が何倍も何十倍も生き甲斐があり、
それこそが真に人間的な、調和の取れた幸福と呼べるものだから。
たった一人では叶わないけれど、皆が力を合わせれば為し得ないことなど何一つない!
ねえ、君も、君達もそう思わないか?