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NO MORE HIROSHIMA , NAGASAKI .3 [思っている事を述べよ]

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VOL.3/3 

NHK討論番組「日本の、これから」”核”について考える。

 < 最 終 回 >

 シリーズ冒頭(VOL.1/3)で述べた①核の力に頼るべきではない。を日本が選択した場合に必ず問われるであろう「核兵器を持たないで果たして日本を守る事が出来るのか」という問いに漸く答える時が来た様だ。

 答えは「守れる!」である。

 しかしクリアしなければならない課題は山積している!

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 いきなり本題から外れます。

 わたしが何故①を選択し②や③を選択しなかったのかはVOL.1/3及びVOL.2/3を読んで頂いて十分に分かって貰ったと考えております。しかし、核の傘や核兵器の保有をわたしが否定するのにはもう一つ理由があります。VOL.1/3のコメント欄にもチラッと書きましたが、実は核兵器とは現実にはまったく<使えない兵器>だから必要ないとわたしは考えているのです。わたしは何も感情論で②や③を否定している訳ではなくて①を選んだのはあくまでも合理的な考えに基づくものです。合理的な考えからすれば<使えない兵器>など持つ必要はないと考えるのは実に当たり前です。わたしが「核」は<使えない兵器>だと云っている訳は皆様もVOL.2/3を読んでもう気づいて居られる事と存じます。使う事は可能だが現実には<使えない兵器>だとしたら日本が国内世論や被爆者の声を無視してまでその様な「お荷物」を持つ必要はさらさら無いのではないかとわたしは思います。とにかく現世界で核兵器を使用すれば使用した国は必ず国際世論で集中砲火を浴び厳しい制裁を受けるでしょう。今の日本が孤立したら生き延びる道はまったくありません。一気に奈落の階段を転げ落ちるしかないのです。

 これまた余談となりますが、広島長崎の原爆投下は間違いなくアメリカのトルーマン大統領によるホロコーストだと思います。トルーマンは日本人をモルモットにしたのです。その何よりの証拠は広島と長崎に落とされた原子爆弾は同じ型ではなかった事で明らかです。もし戦争終結の手段として原爆を使用したと主張するのであれば異なった型を使う必要などなかった筈です。それを2つの異なった形式の原子爆弾を投下したとしたならばこれが日本人を標的とした人体実験といわずして何と云えばいいのでしょう。

 1996年オランダハーグの国際司法裁判所において「核兵器の使用は原則的に国際法違反である」と勧告的意見が勧告されました。これはWHO総会における核兵器の使用は国際法違反かどうか国際司法裁判所に勧告的意見を求める決議がされた事を受けてのものだったのですが、この「勧告的意見」は法的拘束力を持たないのです。そしてその内容も核保有大国の反対に遭い歯切れの悪い内容となっています。その為にアメリカの広島・長崎への原爆投下は「核兵器を非戦闘員を巻き込む無差別攻撃に使用する場合は国際法違反である」という裁定が下されたにも拘わらず、法的拘束力を持たないが故にアメリカの国家的犯罪は問われなかったのだ。それは2年後のインドとパキスタンの核実験に口実を与えてしまったに等しい。くやしい。

 しかし、嘆いても始まらない。・・・だからこそ日本人は毅然とした態度をとるべきである。広島と長崎の原爆投下について外国人に問われたならば、日本人ならば誰でもこう答えるべきである。「アメリカによる広島と長崎への原爆投下はナチスドイツのユダヤ人虐殺以上に、人類に対する最大の冒とくであり許し難い犯罪行為だと。この事を日本人は声を大にして云いましょう。アメリカ合衆国がそれを認めて正式に謝罪するまで云い続けましょう。・・・

 そうは云ってもアメリカの「戦争を終結させる為」という大義名分が通ってしまってアメリカが罪に問われなかったのは紛れもない事実です。しかし、だからといって次にどこかの愚かな国家が核兵器を使用して他国を攻撃した場合にその正当性を主張できるかと云ったらそれは”NO”だろう。「核兵器を非戦闘員を巻き込む無差別攻撃に使用する場合は国際法違反である」という国際司法裁判所の勧告的意見は法的拘束力は持たなくとも国際上の大多数の賛成を得ており有効である。そして非戦闘員を巻き込まない核兵器の使用などあり得ない。だとしたらその様な無謀な行為をした国家は間違いなく世界から孤立し滅亡の道を辿るだろう。核を使用する事によって国家が滅びるとしたらいったい誰がそれを使うだろうか。狂信的な国家でない限りそんな愚かな行為はしないだろうとわたしは考えます。だから日本は広島長崎への原爆投下という歴史を踏まえることもさりながら<使えない兵器>などには目も呉れない方が良いのです。もっと違う視点に立って核兵器以外の方法で核の脅威から日本を守りましょう。

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 もう一つ本題から外れた事を挙げます。

 わたしはを選択肢から外していながら③ほど議論の俎上には挙げていません。しかし「核爆弾を落としたアメリカに核の傘で日本を守って貰う必要はない」というコメントを為された方もおられたので、これも実は多くの方が思っている事なのだろうなぁと思い、もう一度わたしが何故②を外したのか違う切り口で説明する必要を感じ以下に説明する事としました。
 をわたしは選択していませんがの方が云っていた「感情論では国を守れない」という考え方には賛成です。ですからわたしは感情論で物事を推し進める積もりはありません。皆様にはVOL.2/3の最後の段でわたしがを選択した方々を随分とこき下ろした様に感じられたかもしれませんが、あれは日本人としての心構えの話をしたのであってを選択した方々の言論を封殺した訳ではありません。「とても大事だと思う事柄は、実際にものを見て、いろいろ調べて、考えに考えた末に結論を出しなさい」と云いたいだけなのです。わたしの様な拙い者でさえ「核」といえばこれだけの事を背景にして自分の意見を述べています。ですからわたしは少なくとも自分の主張がNHKという公共の電波に乗るのであれば軽々に言葉を発するなと警鐘を鳴らしたかったのです。

 では合理的かつ現実的な理由により②を選択しなかった理由を説明いたします。

 わたしは、②アメリカの核の傘に守ってもらう。という事自体が日米間で協定や条約がある訳でもなく何ら具体性もない事柄だから外す事にしました。故佐藤栄作総理が打ち出した「非核3原則」の裏には米国と密約があったという事がこの討論会でも提示されましたが、明文化されていないものに果たして効力があるのかどうか甚だ疑問です。「でも日米安保条約があるじゃないか」という人がいるかも知れないけれど、安保条約には非核3原則は盛り込まれていないし、当然の事ながら核を使用して日本を守ってくれるなんて条文はどこにもありません。あるのは1972年の佐藤栄作内閣で決定された「核の脅威に対してはアメリカの核抑止力に依存する」という閣議決定だけなのです。そして非核三原則を国是とするという決議が衆議院で為されましたがこれは茶番だとわたしは思っています。何故ならそれを検証する方法が一切日本にはないしアメリカから認められている訳でもないからです。日本の国家当局がアメリカ艦船の臨検をする事は現日米同盟では認められていません。ですからそんなものわたしは信用できません。例え佐藤栄作が非核3原則でノーベル平和賞を受賞したとしてもそれを一切わたしは日本人として認める事は出来ないのです。アメリカはとにかくどんな理由があろうとも使えない兵器である核兵器は日本の為には使用しません。つまりNHKが討論の議題に②を載せた事自体がはじめから無意味なのです。従ってアメリカは核兵器ではなくて通常兵器によって日本を守ると考えるのが常識的な見方だとわたしは思います。確証のないものに頼るのは合理的でも現実的でもありません。

 だから日本が核攻撃をされたらアメリカが核兵器で相手国に反撃してくれるなどと思うのは愚かです。現在の国際情勢と核を巡る過去の歴史から判断すれば核兵器を使えばどんな事情があろうと世界から批判されるのは確実です。それは大国アメリカ合衆国とて例外ではないのです。アメリカがしてくれる事と云ったら国連の場において常任理事国として緊急に相手国への非難制裁決議を掛けてくれる事と、国際世論を日本の味方になる様に誘導する事、そして同時に通常兵器によって自衛隊とともに反撃してくれるぐらいでしょう。

 しかしその成果が顕れる頃には日本の首都や自衛隊基地並びに原発などは核攻撃に晒されているでしょう。有事のアメリカの核使用は上記で書いた理由によって、予想外の重大突発的な危機(例えばアメリカ本土が核攻撃を受ける)でも起きない限りあり得ないのですから、敵対核保有国への牽制効果が多少はあるかも知れない(つまり気休め)程度に解釈するに止めて置いた方が無難でしょう。

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 ②も③も駄目というなら、では核兵器を日本が持たずしてどの様に日本の国土を守るかと皆様仰るでしょうね。それではわたしの考えを述べるとしましょう。いよいよ本題に入ります。

 日本は世界に冠たる技術立国です。

 日本の民生品の技術レベルやノウハウはアメリカの軍需産業を遙かに凌ぐ分野がある事は世界の識者であれば誰でも知っています。電子部品は云うに及ばず機械の精度はもちろん常に世界のトップを走っているのは間違いがありません。例えばアメリカのステルス戦闘機に塗られているフェライト塗料は日本のT〇Kの開発した磁性体技術そのものです。アメリカの要望によって他にも軍用に転用したものがいくつもあります。日本が独自に防衛システムを構築しようと思えばシステムに欠かせない高性能CPUの開発だって日本の頭脳を結集すれば独自のものを作る事だって不可能ではありません。日本はスーパーコンピューターの分野では今でも世界一です。つまり民生品の技術と応用で日本は独自の超ハイテク兵器の開発が自前で出来てしまう世界で数少ないと云おうか希有な国なのです。

 にも係わらずそれをしないのはアメリカがそれを許さないからだ。もし日本の自立というのならば外交手段によってこの部分から切り崩していく事こそ本当の自立であろう。けして核兵器を自前で持つ事が自立なのではない。日本が本当に世界に互して尊敬される国家になるにはなにも軍事力を背景に力には力をの威示行為を示す必要など何処にもなくて、その時々で政治的判断をけして誤らない事と外交手段を有効に活用する事の方が肝要なのだ。

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 話を元に戻そう。最終回だというのに云いたい事がいっぱいあり過ぎて、どうも行ったり来たりと落ち着かないU3です。

 電機メーカーだけでなく軍需産業においても日本は世界のトップクラスだ。ただ日本の国内法上の事情により輸出が出来ないので世界がそれを知らないだけである。それだけでなくもはや宇宙開発技術に於いても世界のトップクラスである事は国際宇宙ステーションでの日本人宇宙飛行士の活躍を見ても明らかであろう。

 ミサイルやロケットの姿勢制御をする三つのジャイロセンサーに使われるローターは米・露(当時は「ソ連」)の大陸間弾道ミサイルのそれよりも、当時の日本の家電メーカーが作っていたVTRに使われていたそれの方が遙かに真円率に近い精度を持っている事が話題になったのは今から二十数年前の事である。

 日本独自開発の短距離ミサイル迎撃システム短SAM改の命中精度はアメリカのPAC3(皆様ご存じのパトリオットミサイル)と比較して用途及び飛距離は違うにしてもほぼ遜色ない命中精度を保持している。日本の防衛システムはアメリカのPAC3と短SAM改によって今後は守られていくだろう。

 しかしそれが万全でないのは北朝鮮の一連のミサイル発射によって明らかになった事である。

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 だが、日本が核兵器を持たずに核攻撃から自国を守る方法は核ミサイル迎撃システムの進化がもっとも短期間で構築できる技術的にも資金(財政)的にも実現性の高い方法であるのもまた事実。

 そしてそれを独自に開発する技術力が日本にはある。

 もちろん核ミサイル以外にも日本国内に核兵器を持ち込んで核を使ったテロ行為をするという事も考えられないではないが、それはまた別の手段によって防止すべき事であって軍事とはまた切り離して日本の安全保障全体の中で考えるべきであろう。

 日本はここでアメリカの意向ばかりを気にするのではなく「日本独自のミサイル防衛構想」を新たに打ち出すべきであり外交手段によってもアメリカ合衆国を説得し日本独自の防衛技術を一刻も早く確立すべきであろう。それからミサイル防衛システムを構築する上に置いて、核ミサイルを撃墜するのは日本の領海を越えた遙か洋上で撃ち落とさなければならない。しかも近隣諸国に驚異と映らない程度に性能を向上させなければならないのだからさじ加減は難しい。

 これは余談だが性能は中途半端にせず大陸に楽に届くくらいに航続距離も速度も向上させた方が良いとわたしは思っている。北朝鮮がもし日本に向けて核ミサイルを発射したと仮定しよう。その場合に核ミサイルの迎撃は核ミサイルが発射されて1、2分の内に迎撃対空ミサイルを発射させなければ日本海洋上で撃墜できない。その為には判定システムも向上させなければならないが、迎撃ミサイルの命中精度と初速と最高速度を劇的に向上させないとノドンやテポドンは日本の国土に到達してしまう。その為には航続距離があまりにも短い今の短SAM改では駄目なのだ。高速高航続距離迎撃ミサイルを新たに作るしかないだろう。それが完成したとしても近隣諸外国の驚異にはけしてならないだろう。要はそれで実際に大陸までミサイルを撃ち込まなければ良いのだから。そしてそれはシステムで制御できる話なのである。
 もちろん迎撃ミサイルだけが迎撃システムなのではない。レーザー照射によるミサイル破壊だって考えられる。医療分野における日本のレーザー技術は世界に冠たる技術力を持っている。その技術を応用すれば地上や監視衛星にレーザー放射機を搭載配備して核ミサイルを撃墜する事だって不可能ではない。他にも案はあるだろう。しかし日本はその道筋を早く付けて一歩前へ足を踏み出さなければならない局面に来ているだろうとわたしは思うのです。

 本題に戻ろう。日本が独自のミサイル防衛構想を構築するに当たって、アメリカとは距離を置くのであって敵対してはいけない。アメリカにかつて原爆を落とされたからといってこの際日本の技術で見返してやろうなどと思ってはいけない。その様な事をしてもアメリカは何ら痛痒を感じないだろうし米議会や米国民の反発をかえって招くだけだろう。ならばこの際アメリカにも技術供与して開発した防衛技術は両国で共有するといった政治的配慮は日本の方針を通す意味でも必要であろう。

 日本の安全保障を考える上では日本の技術力だけを頼みにしてはいけない。外交手段や政治的な駆け引きも誤ってはならないのだ。日本の経済に占めるアメリカとの貿易の影響は大きい。そして中国は今後そのアメリカを抜いて長い将来にわたって日本の最大の貿易国になるだろう。韓国との交流も同様である。日本人はその様な状況の中で日本の安全保障を考えなければならない。安全保障には軍事的な防衛の問題だけでなく食糧も含まれる事を忘れてはならない。日本の食糧自給率はもはや40%台なのだ。これら交易国から食料を止められたら日本の生きる術はない。その事を考慮せずに議論をすれば日本の安全保障は絵に描いた餅に終わってしまうだろう。

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 上記の様に諸外国に配慮しなければならないのは当然の事ながら、ここで一番大事な事を話さなければならない。実は今までわたしが話して来た事は、実はこの事の解決を見なくては全て机上の空論で終わってしまう。それは憲法問題である。
 日本の安全保障を語る上で”最大の障壁”となるのは、実は諸外国への配慮や、日本の防衛を語る上で重要な核を保有するとかしないとか、核の脅威から日本を守る為にミサイル防衛構想を独自に推進しなければならないと云う様な個別の問題の討議よりも遙か以前に、「憲法第9条問題」を日本国民自身が話し合う事をなおざりにしていた事なのである。日本の安全保障を語る上でこの問題を避けて通る事は出来ない。当然の事ながらそれなくして拙案である「新・非核三原則」の議論もあり得ないのである。

 日本国憲法第9条はこう規定している。

第2章 戦争の放棄

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達する為、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 読んで字の如く、これが日本の法律の根幹である憲法の規定であるならば、自衛隊の存在そのものが違憲である。ましてや国際貢献の名の下に行われている自衛隊の海外派遣は言語道断の暴挙である。紛れもない国民である自衛隊員を国策として国際貢献という美名の元に海外派遣という実質海外派兵を行いながら、憲法の規定により交戦権すら認めていないのである。お国に命令された挙げ句に攻撃されても黙って死ねというのならこれは戦前の軍国主義と何ら変りがない。しかし、現実はそうして動いてしまっているのである。このまま国民(自衛隊員)を危険に晒したままで良いのか。よく考える必要があるだろう。

 これが日本の現実である。日本国民として受け入れ難い事実だがしかしながらそれを否定する事は果たして現実的だろうか。 自衛隊員に済まないとは思ってはいても大方の国民がそれを否定はしないだろう。しかし、そのままで良いと思っている国民もまたいない筈だ。そうならばこの問題に背を向けて日本が国際社会で生きていく事は不可能だ。憲法第9条について国民的議論をし憲法第9条を改正しない限り全ては空論のままで終わってしまうだろう。もちろん日本の憲法第9条改正という問題は近隣諸国やアメリカをはじめとした世界各国の注視を浴びるだろう。日本の過去の過ちは戦後64年経った今でもこの様に影を落としているのである。難しい舵取りであり越え難い高いハードルである事は論を待たないが確実にこの問題をクリアしなければ日本の将来もまたあり得ないだろう。

 以上、日本国民が日本の安全保障を考える上で重要な「核」の問題を中心に話をして来たが、実は日本の核問題以上に憲法第9条が日本の置かれている現実と合わない事は更に重要な国民的問題なのである。憲法第9条の改訂は何よりも先に国民的な結論と合意を得なければならない最優先事項なのである。 憲法の改正は国会議員だけでは決定できません。その審判は「国民投票」によって為されます。この問題はだからこそ日本国民ひとりひとりが考えなければならない最重要課題なのです。※憲法改正法案が国会で審議され可決されたのはこの憲法9条改正を視野に入れての事だと誰でもご存じの筈です。そしてこの法律は2010年に施行されるのです。

 わたしは現在の情勢の中で上記の条文を日本が遵守する事は日本の滅亡を招く事だと思っています。世界の趨勢からしてもこれほど現状と合わない条文はありません。だから一刻も早くこの事を審議し憲法改正をすべきだと思っています。ただし侵略の手段として軍備を持つ事には強く反対します。あくまでも専守防衛の理念に則ったものでなければ日本が近隣諸外国の理解を得る事は出来ないでしょう。また専守防衛に限定しなければ軍事予算が膨らむばかりで戦前の日本の様な轍を踏む事にもなりかねません。
 国民投票によって専守防衛の理念が憲法に依って裏付けられれば、残る問題は日本を核や戦争行為からどう守るかという安全保障項目のひとつである防衛問題の具体的解決だけだと思っています。わたしの掲げた「新・非核三原則」をわたしは正しいと思っているし現実的で実現可能な提案だと思いますがこれも皆の議論を待つ事としましょう。

 兎にも角にも、憲法第9条問題とその決定に基づいた核への対応は不可欠で不可避です。

もはやそれは

「やれるかやれないか」

という単なる技術論ではなく

「やるかやらないか」、「変えるか変えないか」の

日本国民の総意による政治的判断と決断である。


  

 わたしの核に関する考察は以上ですが、こういう議論をしているにも係わらず、アメリカの核の傘の下に入らないでミサイル迎撃システムが完成する前に核攻撃されたらどうするのかという質問がここで出て来るかも知れませんね。

 その質問にはこう答えるしかありません。

 『腹をくくれ、じたばたするな』

 有事に備える事は重要ですが、あるかないか分からない事に怯えることほど愚かな事はありません。「人事を尽くして天命を待つ」の心境で行きましょう。


 
 以上で"核三部作"の連載は終わりです。
隔日3回連続記事更新にお付き合い下さりありがとうございました。

 次回は「U3の今日の格言」シリーズを改題して新シリーズの開幕を予定しています。

 ではでは皆様ごきげんよう。

 


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コメント 69

くまら

3部作、読んでて思ったこと。
あくまでも個人的主観ですが
核にとらわれず、今現在世界に蔓延るありとあらゆる
武装を解除する事が、平和への第一歩かと・・・
ま、無理でしょうけどね。
日本は世界唯一の被爆国だから、と言う議論より、
どんな兵器を使っても、少なからず人は死んでいくわけだから
力の抑制ではなく、話し合いの解決を真剣に望みます。
by くまら (2009-08-22 00:19) 

U3

☆くまらさん コメントありがとうございます。
 武力の放棄は難しいでしょうね。というより不可能です。
わたしも暴力のない世界であればと思いますが日本国内でも暴力は日々起こっているし無くならないですからね。
お気持ちは良く分かりますが・・・。
by U3 (2009-08-22 00:25) 

がぁこ

すみません、、出遅れたのでまとめ読みさせていただきました^^;
核問題は机の上で解決するのが一番なんでしょうけど聞く耳持ってくれなさそうな国があるのも現実のようで、、
個人的には②の考え方なんですが守ってくれないと今知って勉強不足でした(^^;
迎撃ミサイル。。。ほんとに間に合うのかなーっとは思ってたけどやっぱり(T∀T;)
by がぁこ (2009-08-22 00:37) 

kaisersd

幼少の頃、喧嘩は素手と決まっていました。
泣いたら終わりとも決まっていた。自らの腕力だけを信じていた。が、しかし、背丈が伸びるにつれ、そうもいかなくなってしまう。相手は武器を手に入れて、最後まで手をゆるめない。
どう身を守るか。応戦できるぐらいの武器を堂々と見せて、来るならやむをえず戦うのみ。
「来るなら来い」「やられたらやり返す」で過ごしてきた不肖、少し反省する事もあるのですが、基本的に人間はそう変われません。人の愚かな一面だと思います。
第9条を改訂すべきだと思っています。
核も侵略戦争も放棄しなければなりません。ただ他国からの侵略の脅威、有事には堂々と国を守らなければなりません。
核に対する武器も含めて装備し、専守防衛につとめるべきと考えます。
不肖常に、家族だけは守りたいと心にあります。
守るには、何をするか何を使うか解りませんが、命がけだと思っています。

by kaisersd (2009-08-22 01:39) 

mamii

平和を願うのですが、民族の意固地で、戦争したい国もあるようです。
核兵器は現在では核抑止力になっているだけで使用は難しいと思います。
by mamii (2009-08-22 02:06) 

chichiの母

日頃からくまらさんと同じ意見で居ます。
人に残された良心を信じます。
綺麗な写真ですね。
遅くなりましたがBLOG開設記念、おめでとうございます。
長く続けていると、いい事も嫌な事もありますが
どうか楽しんで続けて下さいね。
by chichiの母 (2009-08-22 06:41) 

ダー

平和が一番♪ ヾ(^▼^*)ノ

by ダー (2009-08-22 07:37) 

水郷楽人

平和と戦争、紙一重ですね。微妙なところでバランスがあるのでしょう。まさに3部作は格言(核言)ですね。肝に銘じます。
by 水郷楽人 (2009-08-22 07:50) 

sak

終戦から64年...終わってから生まれた人が64歳なのですよね
私もだけど戦争・原爆の現実を知らない人の方が多くなった日本
もっとその現実を知らなきゃと思います
広島の原爆ドームや長崎の原爆資料館とか
たまたまでしょうが外国の方の観光客の方が多く
真剣に見入っている気がします
核兵器...できてしまったものは
地球上からなくなることが難しいのかもだけど
日本以外の被爆国がないのはその脅威をみんなが知ってしまったから?
いつの日か地球上から核兵器のなくなる日がくることを願います。
by sak (2009-08-22 08:12) 

バロックが好き

3部作お疲れ様でした。
民族や宗教上の問題で戦争をしている国も
ありますね・・・。
武力行使好きではないし、もっと、みんなハッピーに
生きていければ・・・と思います。
戦争をするために生まれたのではないと思うし・・。
一人一人がやさしい気持思いやる心を持って
戦争という名の人殺しに参加しないで済むような
世の中に少しづつ変えていけるといいですね。
by バロックが好き (2009-08-22 08:19) 

ケイ

最新記事にいくつかの過去記事をトラックバックしてますので、是非ご覧ください。
by ケイ (2009-08-22 09:21) 

扶侶夢舎

3回連続の長文でお疲れ様でした。とにかく誠意を感じます。これくらい真面目に人間的に思いやりを持って意見を述べる事は、疲れますが大切な事ですね。
意見としては原則的に同感です。とくに最後の「腹をくくれ」は痛快ですね。
by 扶侶夢舎 (2009-08-22 09:22) 

ねじまきけんいち

ご苦労さまです。
これだけの文章を書かれた情熱に拍手を送りたいと思います。
日本国民自身が、日本の安全と将来を決める(間接的、直接的にせよ)
これこそ国民の権利と義務だと思います。
ある意味で塩漬け状態の憲法改正に向き合う時だと思います。
by ねじまきけんいち (2009-08-22 09:53) 

SilverMac

「持たず、造らず」は継続すべきと思います。また、核防衛システム構築は膨大な予算をかけても、これで十分と言うことにはならないと思います。ドイツ、オランダのような有事の際の核協定をアメリカと結ぶのが一番現実的ではないでしょうか。
 仰るように9条問題は国民的議論にかけて、その場しのぎの解釈ではなく、明確な国民的コンセンサスがなされるべきと考えています。中国のチベット、モンゴル侵略を考えれば、国の防衛は「性悪説」に立って考え、準備すべきと信じています。
by SilverMac (2009-08-22 10:08) 

EF135L

物欲、支配欲等の欲がある限り、この構造は形を変えながらも
永久へと続くのでしょう。ですが、その支配仮想の皆様も少し
その形態の変化の必要性を感じ始めたみたいですが、
神のみぞ知ることでしょう?この結果は。
ご苦労様でした。また読ませてやってください。

by EF135L (2009-08-22 10:13) 

めもてる

憲法改正の国会論議がまたれますが、早く開始すべきですね。
by めもてる (2009-08-22 10:17) 

とりのさとZ

日本の軍事費は、世界5位だという報告があります。

憲法9条が現実に合わないとはよく言われますが、それは世界が平和ではないからでしょう。ただ、現在は、9条が専守防衛拡大、核兵器保有、海外派兵などの問題にブレーキを掛けているのは間違いのないところだと思われます。

客観的に言うと、改憲派は5割を超えていますが、3分の2を超えていません。護憲派は3分の1以上程度です。当分この比率は続くと思われるので、当面の改憲は不可能でしょう。
by とりのさとZ (2009-08-22 10:52) 

スミッチ

3回に渡ってお疲れ様です
②の話確かにそうでしょうね。それは考えていなかったです
ミサイル防衛システムはかなり難しいと思うのですが、かならず打ち落とさなければいけないわけですから、できないことを出来る出来ると言ってお金を使いまくる人々はいますよね。
短SAMも改良される前は不良品でしたね、技術はあっても実践は無い(幸いなことに)日本の兵器は微妙な気がします
世界がテロなどのにようる、混乱が大ききなったのは世界各国の隅々までグローバルか資本主義化が進んできたからのような気がします、その頂点に立つのがアメリカ、発展途上国はグロ-バール化により貧困が生まれそこにテロが多く発生したような気がします。
ちょっと脱線してますが
多くの国の紛争は主導権を取った民族が有利な立場に立ってしまうこともあると思いますが、レアメタル欲しさも先進国の横槍で不安定な政情になってる国もあるようですし
これからはアメリカと中国を両方見ながらどう考えて動くかになりそうですね
核兵器は使われたらしゃーないとあきらめるしかないような気がしますが、もちろんそれまでの努力はするべきですが、躍らせて利益を得ようとする勢力も多いのでよくよく注意すべきだと思いますが
しかし読み応えある文章さすがですね

by スミッチ (2009-08-22 10:56) 

U3

☆とりのさとZさんおはようございます。
 見方が異なっているのかも知れませんが、「日本国憲法改正手続きに関する法律」に依れば、衆参両議院のそれぞれ2/3の議員の賛成可決後、国民投票により「投票総数の過半数が賛成すれば成立」となっていますので改憲は十分可能な状況にあると思われます。
by U3 (2009-08-22 11:09) 

シービーちゃん

核兵器不要論には納得したのですが、いざ銃口を向けられたら、ジタバタしそうです。腹はくくれそうにありません。
by シービーちゃん (2009-08-22 11:25) 

たいへー

心を「サムライ」にして立ち向かえ、という事ですね?
by たいへー (2009-08-22 11:31) 

nyankome

>腹をくくれ、じたばたするな
そのときは世界中がとんでもないことになっているでしょうから。
政治家の皆様には外交面でしっかりと働いて欲しいと思っています。
ほとんど国土を持たないヴェネチア共和国が長い間反映できた裏には優れた外交手腕があったとききます。(軍事力も持っていましたが。)
by nyankome (2009-08-22 11:31) 

U3

☆SilverMacさん いつもコメントありがとうございます。
 仰る通り日本の領土全域をカバーする事は不可能でしょう。逆に北朝鮮も日本の全域を核攻撃する事は不可能でしょう。ですから日本も何処の何を守るのかは今後考えなければならないでしょう。そうでなければ日本の財政が破綻してしまいます。
 わたしは日本はアメリカと核協定を結ぶべきではないと思っています。中国と韓国が黙っていないでしょう。中国と韓国とは友好国にならなければならない訳ですからこれ以上仮想敵国をわざわざ増やす事は無いと考えています。それに日本国内でも拒否反応も未だ大きいと思います。わたしは②も③も日本の国益にはならないと考えていますので。
by U3 (2009-08-22 11:56) 

U3

☆スミッチさんこんにちは。
 PAC3も配備されるのは全国11カ所です。日本全域をカバーするのは無理でしょう。どんなにシステムを向上させたとしても日本全土の100%のカバーは不可能です。でも地域限定であれば100%は実現可能です。要は何を守るかでしょう。難しいところです。
 北朝鮮が核ミサイルを日本に撃ち込む可能性についてわたしの考えを云いますと「打ち込む可能性がゼロとは云えない」程度の可能性だと思っています。
by U3 (2009-08-22 12:11) 

みそぎ。

3部作、お疲れ様でした。

「腹をくくれ、じたばたするな」
その時になったら???かも知れませんが・・・
家族を守る覚悟は持ちたいです。

by みそぎ。 (2009-08-22 13:45) 

nano

国境が無ければ基本的に武装は不要になりますが
グローバルに「地球防衛軍」くらいがあればいいんですけど
そうなるとなったで、革命だとか騒ぎ出すんでしょうね
大なり小なりいずれにせよ、人間の意識が変わらなければ
武力闘争は無くなりませんね
by nano (2009-08-22 15:21) 

jewel

両親が地元で「九条の会」の
会員になっているので、
私も関心大です。 

by jewel (2009-08-22 16:10) 

cocoa051

北朝鮮との関係は、とても複雑に絡み合ってしまったようですが、
小泉訪朝のときの「ピョンヤン宣言」に立ち返ることが第一歩では
ないかと思っています。
やみくもに「核には核を」という感情論には同意できないです。
by cocoa051 (2009-08-22 17:16) 

La_vbl_kok

日本のこれから はかなり厳しい物が有りすぎて、何から手を付けたら良いのか正直分からない程山積みですよね・・・。
核にしろ最近ではインフルエンザ対策にも、全く他の国から比べ対応が遅い×
何故でしょ^^;
by La_vbl_kok (2009-08-22 18:41) 

ICEMAN

U3、こんちわです。

硬~い記事ですね。 でもこれから先ずっと付きまとうことですよね!!
①核の力に頼るべきではない。
②アメリカの核の傘に守ってもらう。
③核兵器を持つべきだ。

ICEMANは.....結局、核そのボタンを押された時全てが終わりだと思ってます。
全てが終わりとは地球のことです。
押した国、落とされた国、落とされた国はもちろん押した国はきっと別の国から総攻撃を受けて消えてしまい...
地球は急速に破滅への道をたどるしかないでしょう。
核保有や軍縮など...結局文章だけで交わした約束、誰がちゃんと減らしたって正確に確認してます!?
核を持ったところで維持が大変なだけで押すことなんで出来る訳ないんですよきっとね。
押せばどうなるかみんな知ってるはず。

そして、今何かとごちゃごちゃ騒いでる国、日本は世界銀行の自らのお金を凍結して
一切そう言う国には融資しないって無視無視コロコロしちゃえばいいんです。
散々振り回されて、どれだけ無駄な時間を使ったのやら...あっ!! 話が逸れちゃった( ̄― ̄)ゞ ポリポリ

で、結局①、②、③のどれかと言うと...どれでもないような気がします。
by ICEMAN (2009-08-22 19:09) 

七不思議

使ったら終わり…ですよね。
脳味噌が付いていけず、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが…。
学びます!
by 七不思議 (2009-08-22 19:36) 

U3

☆ICEMANさんこんばんは。
 次回はICEMANのご要望をかなえようと思っています!(*^ - ^*)
by U3 (2009-08-22 20:04) 

トメサン

3部作、知らないことや多分大切なこともいっぱい書かれていて
最後まで興味深く読ませていただきました。
日本が今の平和憲法を改正したとなれば、一気に世界中に不穏な空気がただよいそうなのと、条文の解釈次第では自衛隊違憲の問題は回避できると思うので、憲法9条の平和的な文言は変える必要はないというのが自分の考えですが、
とにかく、今回の一連の記事はたいへん有意義だったと思います。
書いてくれたU3氏に感謝です☆ 。
by トメサン (2009-08-22 21:33) 

こうちゃん

最近、日本が核を保有したほうが
いいのでは・・・という
話しがあるとか、ないとか???
by こうちゃん (2009-08-22 22:45) 

tonta

日本の技術は高いってのは良く分かります。
ただ、日本人の悪い所は誰かが成功したらそれに準じるって形が多いですね。
たとえば、
日本の研究者が世界を変える凄い研究を発表したとしても研究の為の資金を払わないもしくは危ないから相手にしないってことがまかり通っていて
何時の間にか外国がその研究に目をつけてその研究が外国の物に成ってから日本人は初めてあたふたし始めるってのが多くありませんか?

これを克服すれば良い方向に行きそうですね(^-^)

by tonta (2009-08-22 23:07) 

chiwarin

今年初めて広島に行きました。
核について、考えなかったことはなかったけど、
その地に立ってみて、やはり核は消滅させたいという
強い気持ちがつのりました。
有史以来、戦争がない時代はないと聞きますが、
人間が争いをなぜやめられないのか、
どうして争いなく暮らせないのか、悲しいですね。
by chiwarin (2009-08-22 23:27) 

U3

☆トメサンさんへ
 憲法9条をもう一度良く読んで頂ければ分かって頂けると思うのですが、解釈だけでは自衛隊の海外派遣を正当化できません。
 「専守防衛に限る」という文言で尚かつ自衛の為の交戦権を認める様にしないと自衛隊は自分達を守る為に武器を使用する事も出来ないのです。
by U3 (2009-08-22 23:43) 

shige

核って世界にとって
重要な問題ですよね…

僕も自分なりの核に対する
考えを持ちたいと思います。
by shige (2009-08-22 23:45) 

U3

☆tontaさん こんばんは。
 そのうち世の中変わっていきますよ。
by U3 (2009-08-22 23:45) 

U3

☆chiwarinさんへ
 実際に目で見て感じる事は大切ですね。
広島へ行き直にご覧になられた事は「核」の本質を知る上で本当に良かったと思います。その思いを大切にして下さい。
by U3 (2009-08-22 23:51) 

hituji

「やるか、やらないか」・・・・・
「変えるのか、変えないのか」・・・・・
判断と決断ですか・・・難しいですね~。
色々、考えさせられました。

by hituji (2009-08-23 00:02) 

まめ助の母

難しいけど大切な事ですね
真剣に考えなくてはいけないです
戦争責任をよく問われますけど
終わりのない戦争責任には疑問を感じます
もう少し自国の考えがあってもいいのでは…
でもそれには国民の意見がばらばらかな?

間違いなく言えるのは
核ミサイルは落とすべき物ではなかったでしょ?
って

どう考えても降伏するのは目に見えていたのに…
あきらかに人体実験だったんじゃないか…と
思えてならないです
by まめ助の母 (2009-08-23 00:17) 

じぃじぃ

こんばんは、
いつも来訪ありがとうございます。(^▽^)/
今日昼の番組で、「日本は未来、核を持たない」
という考えに、
各党首全員が「〇」をあげました。
本当ならすばらしいことだと思いました。
by じぃじぃ (2009-08-23 00:18) 

kurakichi

意志の勝利を観て来ました。
私達は一方的なプロパガンダに踊らされことなく 自分で考えることの重要性を改めて認識しました。
脅威を煽り立てる裏側には必ず意図された何かがあります。
それをしっかり見据えないといけないのですね。
by kurakichi (2009-08-23 00:18) 

なかちゃん

実験だったから違う型の原爆を使用した…初めて知りましたが、確かに辻褄が
合いますね ^^;
独自の防衛システムに関しては、難しい問題です。
『平和ボケ』と言われようと何だろうと、今の戦争のない世の中がいいなぁ…

by なかちゃん (2009-08-23 00:34) 

ノラハンター

初めまして。ノラハンターと申します。

日本人って危機感が薄いなぁって思うことがあります。
同列に扱うことが正しいのかは人それぞれだと思いますが、
振り込め詐欺ってありますよね。初めて被害者が出てから7年くらいでしょうか。
手口は巧妙になってきていますが、基本の部分「なりすまして騙す。」は
変わっていないにもかかわらず、それでも未だに被害者は絶えません。

何故でしょうか?騙された大半の人が「他の人は騙されても自分は騙されない。」
と妙な自信を持っていたようです。そしてまだ被害にあっていない人達も持っているのでしょう。騙されてから慌てる、銀行に文句を言う。

結局は被害者になってからでないと慌てない。声もあげない。
戦争についても同じではないのだろうか?と思ったりします。

解り辛いコメントで申し訳ございませんでした。
by ノラハンター (2009-08-23 00:37) 

U3

☆☆☆皆様へのお願いです☆☆☆
 いつもご訪問いただきありがとうございます。
ご存じの事とは存じますが、拙ブログの記事及びコメントはすべてU3に著作権があります。ですのでわたしに無断で拙ブログの全文若しくは一部を複製(COPY)したり、ご自分のブログへの引用は堅くお断りいたします。もしその様な事実があれば引用文の削除を求める事もあり得ますのでご注意下さい。なお、無断複製、無断引用は明確な法律違反ですので皆様もご注意下さい。
それとこれに伴いこれに抵触する一部の方のコメントとそれに対するわたしのコメントを管理者権限により削除いたします。
どうかご理解願います。

by U3 (2009-08-23 00:38) 

釣られクマ

今更現状に対してあがくな、と言われても普通の人は困るんじゃないか?
おとなりの国は日本海や排他的経済水域で挑発的な行為をしている
チベット、東トルキスタン、南モンゴルはずたずたで民族浄化レベルの
虐殺でもう何十万人も殺されている
東トルキスタンは核実験でぼろぼろだ
この状況を俺は深刻な脅威だと受け止めている

あと、パート2あたりに書かれている戦争に突入した経緯が日本の暴走
みたいに受け止められる記事が書いてあるが、これは俺の認識と違う
そもそも資源に乏しい日本が戦争に突入したのは、ABCD包囲陣、
アメリカの禁輸制裁、そして最終的にはハル・ノートが原因だと考えます
核の保有と9条に関する論議は慎重にするべきであって、間違った歴史
認識の持ち主に大きな影響をあたえかねない
9条を日本が守っても他の国が無視して侵攻してきたら意味がないんだ
日ソ中立条約だって破られているのが現実だ

どちらにせよ日本が核武装するかしないかは個々人の現在の日本の
おかれている状況の認識によって差がでるもので考察がさまざまで
しかるべきであり、自由な考えであって俺はそれをどうこうしようとは
思っていない
これがこの記事を読んだ俺の感想です
by 釣られクマ (2009-08-23 06:35) 

U3

☆釣られクマさんおはようございます。
 釣られクマがお書きになった<戦争に突入した経緯に対する歴史認識>は人それぞれあると思います。一言だけ申し上げれば「日本の暴走みたいに受け止められる記事」とあなたは決めつけている様ですが、それはあなたの感想であって受け取り方は人それぞれだと思います。
 わたしの書いた物が他の方に影響を与えるかはどうかは分かりませんがそれは釣られクマさんも同様の事と存じます。 
 もとよりわたしは他の方の考えをどうこうする積もりはありませんのでご安心を。わたしはわたしの記事を皆様がご覧になってこの事に関心を持って<自分なりの考え>をしっかり持って頂ければと思ってこの記事を書きました。どう捉えるかは人それぞれでありその為の心構えも記事の中に書いています。
 とにかく主旨はそういう事です。ご理解願います。
by U3 (2009-08-23 07:14) 

あら!みてたのね

おはようございます・・・
北の暴走が恐い・・・が、核保有の根拠になっていると思うのですが。
攻撃されっぱなしでいいのか!? 報復すべきか!? 微妙な問題で難しいのですが、核の開発をせずの原則が唯一の被爆国のポリシーかも!?
by あら!みてたのね (2009-08-23 08:42) 

モモパパ

技術があっても海外に輸出が出来ないので儲からない・・・><
根絶は難しいのでしょうが、核兵器は少なくなって行って欲しい。
by モモパパ (2009-08-23 11:38) 

ROSA

ひっひひっさびさに見たらやっぱり文章が長くて頭に言葉が入っていかない・・・大切なことが書いてあるのに。

それよりなにより美人時計が素敵。
by ROSA (2009-08-23 13:54) 

楓○

3部作完結、お疲れ様でした。
これだけ、はっきりと自分の意見を述べることができる
U3様の思考力とそれを裏付ける知識に感服です。

私は、勉強不足で断片的で浅い知識しかないのですが、第2次世界大
戦開戦の要因は、かなり複雑で複合的だという印象を持っています。今でも、私たち一般人には知らされていない真実が埋もれている。くらいに考えています。だいたい、あの東条の話が出てこない。いろいろ語っているらしいのですが、遺族は固く口止めされているそうです。しかし、戦争体験者がご存命のうちに詳らかにしていただきたいと個人的にではありますが、思っています。

敢えて、国防と言わせていただきますが、大筋ではU3様と同じ考えです。ただ、私は憲法9条を変えたくない。

いろいろ話したいことは山ほどありますが、私は浅学ですし、コメント欄ですから遠慮しておきますm(__)m

それにしても、最後の
「腹をくくれ じたばたするな」には爆笑しました。
同じことを考えている人がいた!(大笑)

by 楓○ (2009-08-23 15:24) 

雪渦

死ぬ時は死にますから・・・§^。^;§
でも核兵器は要りませんね
もし使ってしまえば結局は自分に降りかかってくるんだってことを
わかってらっしゃらないんだと思います
by 雪渦 (2009-08-23 16:39) 

ryon

vol1.2.3お疲れ様。
武器としての核、必要は無いと思っています。
でも、その議論より、この国はいったい国なのか、守るって?
てなことを思います、個人、所属する集団、国、何のためか
議論は必要、答えは。。。 まだまだですね。
by ryon (2009-08-23 22:00) 

milk

お疲れ様でした。
お盆に実家に帰ったときに米国が60年公開していなかった原爆とその後の日本の悲惨な様子を写した記録を見せて頂きました。大変生々しいもので、焼きただれた背中や耳を失った方などが当時の様子を語って下さっていました。私たちは確かにモルモットだったのだと思います。こんなことあってはならないことですよね。。
by milk (2009-08-23 22:40) 

トメサン

>解釈だけでは自衛隊の海外派遣を正当化できません。

コメントへのコメントありがとうございます。
憲法条文に限って言えば(自衛隊法とか特措法とかはよく知りませんけど)
「武力」(9条1項)を「侵略戦争遂行のための実力」、
「前項の目的」(9条2項)を「侵略戦争のため」と解釈すれば
自衛隊の海外における活動も可能です。侵略戦争じゃありませんから。
・・・とってつけたみたいですけど、条文解釈ってそれでいいのカモ。
by トメサン (2009-08-24 00:42) 

楓○

23日の自分のコメントが矛盾してるなあ。
と思ってコメントの追加に出てきました(汗)

大筋では、U3様と同じ考え。

というのと

憲法9条を変えたくない。

は、自分でも矛盾してる部分があると思っています。

唯一の被爆国の一国民としての矛盾なのか?
私だけの自己矛盾なのか? わかりません。

憲法の解釈は専門家でも意見が分かれるらしいので
私のような素人が判断はできませんが
自衛権を認めて自衛隊を合法だとするなら
やはり、一部分だけでも変えないといけないでしょうね。

でも、変えたくないんだなあ、9条。
ジレンマです。
失礼いたしました。m(__)m

by 楓○ (2009-08-24 15:11) 

aranjues

三部作完結お疲れ様です。
私も3部作を執筆中ですがずいぶんレベルが違います(^_^;)。
PS:話題のコメントを全く見過ごしていたようです。

by aranjues (2009-08-24 15:24) 

なちゃ

三部作お疲れ様でした。
大変有意義な記事、自分の無知を知ると同時に本当に色々と考えさせられました。
過去記事として埋もれて行くのが、あまりに惜しい。
僕がブログを書いてる限り、8月が来る度にこの三部作を読みに来ます。
どうか消さないで下さいね。
by なちゃ (2009-08-24 18:29) 

U3

☆ROSAさん お久し振り。
 湿布は洗濯できませんよ~(笑) いつも楽しいコメントありがとう。
by U3 (2009-08-24 18:58) 

U3

☆楓○さん こんばんは。 憲法9条・・・お気持ち分かります。
 自衛権の行使範囲は日本の領土とその近海に限るという様な事を明確に法律化する必要があるでしょうね。
 わたしは憲法解釈でどうにでもなるという考えには反対なのですね。それでは結局今までと同じだからまたどこかで紛糾すると思うのです。だとしたら条文の矛盾を無くすためにも憲法改正をした方がいいとわたしなら思います。条文の矛盾とは「国権の発動たる戦争は・・・国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」という条文の事です。では戦争を相手から仕掛けて来られたらどうするのかという事がこの条文では解決されていないのですよ。戦争を仕掛けて来られたら自衛権の行使を名目に交戦する。でもそうしたら「国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」という文言はどうなってしまうのでしょう。交戦したらこれはもう戦争そのものですよ。そして戦争とはまさに国際紛争そのものでしょう。だからわたしは改憲派なのです。
by U3 (2009-08-24 19:25) 

U3

☆anjuesさん そのうち「A」からブログ荒らしみたいに誘導nice!が来るかも知れませんよ。
 もう実際にあちらこちらでそうしてるみたいですから(笑)
ところで3部作わたしは楽しい方が小難しい核や戦争の話題なんかより余程世の中のためになってると思います。
by U3 (2009-08-24 19:31) 

U3

☆なちゃさん ご要望に添いたいと思います。
by U3 (2009-08-24 19:35) 

U3

☆楓○さん こんばんは。 憲法9条・・・お気持ち分かります。
 自衛権の行使範囲は日本の領土とその近海に限るという様な事を明確に法律化する必要があるでしょうね。
 わたしは憲法解釈でどうにでもなるという考えには反対なのですね。それでは結局今までと同じだからまたどこかで紛糾すると思うのです。だとしたら条文の矛盾を無くすためにも憲法改正をした方がいいとわたしなら思います。条文の矛盾とは「国権の発動たる戦争は・・・国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」という条文の事です。では戦争を相手国から仕掛けて来られたらどうするのかという事がこの条文では解決されていないのですよ。戦争を仕掛けて来られたら自衛権の行使を名目に交戦する。でもそうしたら「国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」という文言はどうなってしまうのでしょう。交戦したらこれはもう戦争そのものですよ。そして国際紛争の最たるものが戦争なのです。だからわたしは改憲派なのです。

by U3 (2009-08-24 19:56) 

U3

☆トメサンへ 追加コメントの存在に気付かずコメントレスが遅くなってしまいました。
 まさにとってつけてますね(笑)
 それと、前のコメントでは条文の解釈次第で自衛隊の違憲性は回避できると言っている事と今回のコメントの解釈次第で自衛隊の海外における活動も可能ですという記述は論理のすり替えだと思いますよ。自衛隊の海外派遣が可能という事に触れてはいても、先の自衛隊そのもの合憲性は解釈次第で可能としたあなたの考えの説明にはまるっきりなっていませんから。
 それにあなたの主張している「侵略戦争」なんて言葉は条文の何処にも書いていないですよ。まさにそれこそ拡大解釈そのものです。
 自衛隊の艦船への給油といった支援は戦争を後方で実質的に支えているつまり「国際紛争を支援している」事実には何ら変わりはないし、ソマリアの海賊対策だって国際紛争でしょう。何も国同士の争いだけが国際紛争じゃないんです。
 条文の解釈なんて小手先の対応ばかりしていたからいつまでも第9条の問題は解決しないんです。
 だったらはじめから「侵略のための戦争はしない。自衛権のための戦力はこれを保持できる」と明確にうたった方がいいんです。
 わたしからの回答は以上です。
 なお、一人の方とコメントの遣り取りを何度もしないというのがわたしの設けた拙ブログの暗黙のルールですので、この記事への更なるコメントはお控え下さい。もしこの事についてご自分の考えを述べたいのであれば貴ブログにてご自分のお考えをご披露下さい。
 ご意見を頂いた事は感謝いたします。お陰でいろいろ考える事が出来ました。ありがとうございました。
by U3 (2009-08-24 20:36) 

ムネタロウ

U3さん、3部作ありがとうございました。
 コメントが遅くなり、申し訳ございません。
 特に、方法としての「技術」の部分は、
勉強になりました。
 あらためて、「核」について考えるいい
機会となりました。ありがとうございました。

by ムネタロウ (2009-08-27 02:38) 

ととろん。

長編の感想をありがとうございました。
この番組やってみた甲斐がありました。
by ととろん。 (2009-08-27 16:45) 

SAKANAKANE

一筋縄では行かない問題に、渾身の三部作、お疲れさまでした。
総体としては、私の持論と大差無いと思いました。
違いが目立った点としては(突き詰めれば同じ考えかも知れませんが)、
私は、今の形態の自衛隊は必要無いと思っています。災害救助隊で良いのではナイかと思います。(戦争も、人災であり戦災なんですから。)
そして、国防的な役割を担う組織(軍隊ではない!)が必要なら、全く違う形のモノを新設するべきだと思います。(具体的な事は割愛させて頂きます。スイマセン。)
そして、核兵器に対抗する手段(敢えて兵器とは言いません)についても、別の考えを持っています。(現実的という面では、現在は難が有りますが・・・。)
私の考えは、国家にとっては、最強の不沈戦艦ビスマルクを建造する事よりも、名宰相ビスマルク(実際にそうだったのかは別として)を育て上げる事こそが、真の国益になると思っています。
軍備にお金を掛けるよりも、教育や啓蒙にこそ投資すべきだと思います。キレイ事のように思う方も多いでしょうが、そういう「国家五十年の計」というモノは、とても大切な事で、そして本当に切迫してしまったらその猶予も無くなってしまいます。
ただ、ここ最近になって、テロと言う存在がより問題を複雑にしてしまって、この世界における最大の難問となってしまうかも知れませんね。
遅れ馳せで、長々とスミマセンでした。
by SAKANAKANE (2009-08-29 14:39) 

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