花は咲く〜咲いた花なら [戒め]
東京で桜の開花宣言がでました。三月二十三日に用事があって上野の「東京都美術館」と根津の「子規庵」と「三平堂」に行って来ました。
この日の上野恩賜公園の桜は見頃はもう少し後という感じでしたが、もう花見客はそれを待ちきれないかのようで皆笑顔が溢れていた。あれっ!・・・気づいたら中国人観光客が矢鱈と。
この日の上野恩賜公園の桜は見頃はもう少し後という感じでしたが、もう花見客はそれを待ちきれないかのようで皆笑顔が溢れていた。あれっ!・・・気づいたら中国人観光客が矢鱈と。
さくらは散り際が美しい
さりながら
自分という一個の人間の
何と不甲斐ないことか
By H☆imagineU3
人間とはなんと矮小なのだろう。
桜の花のような散り際を理想とし、
その潔さを美徳と感じながらも尚、
自分には殊の外甘く、他人には厳しく、
それでいて怠惰で遣るべき事を為さず、
何時も行動や決断を先延ばしにしている。
他人のアラはよく見えるクセに、
自分の至らない部分には見て見ぬ振りをする。
他人はさて置き自分の事となれば、
ああだこうだと言い訳ばかりして、
甚だ往生際が悪く、四六時中あたふたと、
それこそ無様に足掻いている。
こんな自分を誰が美しいと思うのだろう。
桜の花のような散り際を理想とし、
その潔さを美徳と感じながらも尚、
自分には殊の外甘く、他人には厳しく、
それでいて怠惰で遣るべき事を為さず、
何時も行動や決断を先延ばしにしている。
他人のアラはよく見えるクセに、
自分の至らない部分には見て見ぬ振りをする。
他人はさて置き自分の事となれば、
ああだこうだと言い訳ばかりして、
甚だ往生際が悪く、四六時中あたふたと、
それこそ無様に足掻いている。
こんな自分を誰が美しいと思うのだろう。
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< オマケ〜小さな自分を感じる時 ① >
上野恩賜公園の帰りに、根津の子規庵や三平堂を訪ねて鶯谷経由で日暮里までテクテク歩いて行った。ここの名物「羽二重餅」を食するための腹ごなしである。久し振りに食べるのですごく期待していた。だがその期待は見事に裏切られた。まず記憶にあった場所にお店が見つからない。右往左往して工事中のビルの前にいた警備員に聞くとここが本店で現在工事中だという。日暮里駅前に別に店舗があるのでそちらに行って欲しいという。そこで更に迷いながらも交番に聞いてようやくその店に辿り着く。だがそこで決定的に羽二重餅への期待は裏切られた。
注文したものがなかなか来ず後から来た客に次々と先を越されていく。羽二重餅など既に作られているのだからすぐに出されるはずだと思っていたのに、手間が掛かるものを注文した客の方が先に来るとはこれ如何に。わざと少し大きな声で妻に云った。
「なかなか来ないね。後から来たお客さんに次々と先を越されてくよ。羽二重餅ってそんなに作るのに時間が掛かるのかね」
接客係は五名ほどいたが注文をひとりの係が聞かないで複数で聞いてしまったためだろう。どの客に何を出すとか、どれが先だとか後だとか注文が錯綜していたのだ。だからわざと聞こえる様に云ったのである。狭い店内だった。
それを聞きつけた店員が慌てて羽二重餅とお茶を運んで来た。だが・・・眼の前に置かれた羽二重餅は店頭ディスプレイの蝋見本より餅の大きさは約半分。それでいて値段は税別一串二百五十円。うちの近所のさくら屋の餡団子だってこれより大きくて値段は税込百円。しかも旨い。
この羽二重餅、写真では大きそうに写していますが実際はかなり小さい。あん餅一粒がわたしの親指の先ほどしかなく看板に偽りありまくり。
以前はこんなじゃなかった。お味は記憶にある上品なお味の様でしたが何かが違う。それにこの大きさからすればコストパフォーマンスは皆無。
たぶんお砂糖は三温糖とか高級なものを使っているんでしょうね。でも駄目なんです。味に何かが足りない。やはり決定的だったのはその大きさと味が価格に見合っていないということ。他の名だたる和菓子店の値段からすればもっと高いお団子はそれこそ幾らでもあります。ですが、他の老舗は一度味わえば価格に見合っていると納得のお値段。
しかし羽二重餅は明らかに内容品質が価格に見合わないベリーエクスペンシブなイッピンです。
久々のガッカリでした。
注文したものがなかなか来ず後から来た客に次々と先を越されていく。羽二重餅など既に作られているのだからすぐに出されるはずだと思っていたのに、手間が掛かるものを注文した客の方が先に来るとはこれ如何に。わざと少し大きな声で妻に云った。
「なかなか来ないね。後から来たお客さんに次々と先を越されてくよ。羽二重餅ってそんなに作るのに時間が掛かるのかね」
接客係は五名ほどいたが注文をひとりの係が聞かないで複数で聞いてしまったためだろう。どの客に何を出すとか、どれが先だとか後だとか注文が錯綜していたのだ。だからわざと聞こえる様に云ったのである。狭い店内だった。
それを聞きつけた店員が慌てて羽二重餅とお茶を運んで来た。だが・・・眼の前に置かれた羽二重餅は店頭ディスプレイの蝋見本より餅の大きさは約半分。それでいて値段は税別一串二百五十円。うちの近所のさくら屋の餡団子だってこれより大きくて値段は税込百円。しかも旨い。
この羽二重餅、写真では大きそうに写していますが実際はかなり小さい。あん餅一粒がわたしの親指の先ほどしかなく看板に偽りありまくり。
以前はこんなじゃなかった。お味は記憶にある上品なお味の様でしたが何かが違う。それにこの大きさからすればコストパフォーマンスは皆無。
たぶんお砂糖は三温糖とか高級なものを使っているんでしょうね。でも駄目なんです。味に何かが足りない。やはり決定的だったのはその大きさと味が価格に見合っていないということ。他の名だたる和菓子店の値段からすればもっと高いお団子はそれこそ幾らでもあります。ですが、他の老舗は一度味わえば価格に見合っていると納得のお値段。
しかし羽二重餅は明らかに内容品質が価格に見合わないベリーエクスペンシブなイッピンです。
久々のガッカリでした。
名物・暖簾に胡座をかいた商売はいけません。
と云いながら、自分の貧乏人根性と、食い意地が張っているその様と、
小事に憤慨するその矮小さに、我ながらあな浅ましやとただ涙。
小事に憤慨するその矮小さに、我ながらあな浅ましやとただ涙。
順番を飛ばされたら腹が立ちます。
見本と現物があまりにかけ離れていたら、やっぱり頭にきます。
それに対して文句
言ってしまいます。
言ってしまってから自分を顧みて切なくなります。
でも、そんな気分にさせたのは、その店なんです。
こちらはごく普通に、常識的に生活しているのに、その店が全て悪いんです。
ここまで考えたら尚更惨めになってしまいます。
そうなって初めて、そのことを考えるのを止めます(^^;
by なかちゃん (2018-03-26 18:08)
☆なかちゃんさんへ
アハ! 正直でよろしい。でも最近は外では怒らなくなりました。云っても詮無きことと諦めてしまうのです。云って分かる人は殆どいません。顔には出さねども大概がふて腐れるか反感を持つかのどちらかです。つまり、世の中には「出来た人」など殆どいないのです。諦めましょう。
しかしつい最近、珍しく納得がいかないことがあって、その飲食店の本部のHPにクレームのコメントをしました。千葉に多い「銚子丸」という回転寿司チェーンです。その西〇橋店の店長から直に電話があり、店長が不在の時に起きたクレームに対する謝罪の言葉がありました。正直気持ちが良かったです。相手の誠意ある対応は、迷惑を掛けた方も、掛けられた方も、そのどちらもハッピーにしてくれるのですね。・・・ちょっといい話です。
by U3 (2018-03-26 19:07)
歴史のある名店なら、値段据え置きで矮小化するのではなく、
堂々と価格を上げて勝負して欲しいかな。
by starwars2015 (2018-03-26 23:36)