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似合わないね [U3の独白]

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「これから書く事は、人生の先達である鋭理庵さんが拙ブログに以前書かれた「老子」の言葉に触発されてわたしがそれに呼応する様に妄想を逞しくして持論を展開したお堅いおはなしである。それは箴言(しんげん)に満ちている。これはあなたにとって有益な話であるかも知れない。しかし同時にあなたにとっては危険極まりない過激ではあるが魅力的な思想を含んでいるかも知れない。であるからにしてこれから先に進もうとする者は心して読み進めるが良い」

 <はじめに>

 このブログに書いてある事は全てフィクションです。これはわたしが自分の考えを展開する為に創作した物であって具体的な事例があって書かれた物ではない事をはじめにお断りしておきます。従って登場する人物等も一部具体的な名称を除いて全て架空のものです。なお、この記事の著作権はU3にあります。この記事の全体もしくは一部を無断転載または複製(コピー)する事は著作権侵害に当たり法律で禁じられています。'09.08.03.7:05追加記入

 ある若手ブロガーが老子の一節の和訳文を記事の中に引用していた。その一節の他に四字熟語や他の中国の歴史上の人物の一節も記事に載せていたが冒頭に老子の一節があってしかもそれだけが和訳であったが為にとても印象に残ってしまった。印象に残ってしまったと云ってもけして良い意味でではない。見ていてとても不快に感じたのだ。

 その一節は、鋭理庵さんに頂いたわたしへのコメントの引用文とまったく同じものであった。しかしその使われている意味はまったく異なっている様に思えた。それは識る者と識らざる者との用い方の違いと云えなくもなかった。 

 鋭理庵さんが拙ブログのコメント欄に老子の有名なその一節を書かれた数日後、わたしはある若手ブロガーの記事の中にまるで写真の添え物でもあるかの如く取り扱われたその一節を発見した。どう見てもそれは自己のブログイメージを飾り付ける為に引用されたとしかわたしには思えなかった。もし老子の遺した言葉を権威と考えているのならば、この者のしている事はさながら『虎の威を借る狐』であった。

 穿った見方であることは百も承知だが第一印象でそう思ったのだ。わたしは我慢してその記事を最後まで見たがその間とても居心地が悪く不快な思いが消える事はなかった。わたしは自分の感覚を大切にしている。この時わたしの頭の中には警報が鳴り響いていた。 

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植物侍参上シリーズ1「お、おのれは何者だ!」・・・「拙者でござるか?拙者はショウガ科の家中では知らぬ者のない熱帯育ちのトーチジンジャーと申す者」・・・「な、なるほど道理で松明(たいまつ)に似て居られる訳ですな。失礼つかまつった。お許し召されい」> 

 そのブロガーがどの様な考えでその一節を用いたのか分からないし、考え方は人それぞれであって特に目くじらを立てるべきものでもないというご意見もあろうかと思う。しかし偏見かも知れないが年齢の若い方が古典や権威を引き合いに出すのは似合わないと思う。わたしが見た限りに於いてはその言葉が身についているとはとても思えなかった。わたしの考え方が偏っているというのならそう思われても一向にかまわない。考えは人それぞれでありわたしはただ自分の考えを述べているだけだ。それを人に強要もしないし、読んで頂いた皆様の共感を得ようなどとは更々思っていない。意見や考えはいろいろあるから面白いのだ。

 ブログを飾る為か、自分のブログに箔を付けたいのか、大した必然性も感じられないのに中国のいにしえの言葉を引用していて、言葉がまるでファッションの様に扱われていて節操がない様に思えてならなかった。しかも記事全体の中で老子の言葉は浮いて見えてしっくり来ない。完全なミスマッチとしかわたしには思われなかった。このブロガーは何かを意図して老子を引用したのだろうが、老子がもし現代に生きていたとしたらわたし同様さぞかし不快な思いをしただろう事は想像に難くない。わたしは「そうかい、この様な一節を用いるからにはお前さんはさぞかしたくさんものを知ってるんだろうなぁ」とその記事に向かって皮肉のひとつも云ってみたくなった。

 この若手ブロガーのブログイメージは若い方達には受け入れられているのかも知れないが、わたしの様な年配者にとってはあまり良い印象を与えている様には思えない。わたしから見れば着飾ってはいても見る者にただみすぼらしい印象を与えるだけの様に思えてならなかった。つまり、使われた引用文とは裏腹に「中身がない」という印象だ。「襤褸(ぼろ)は着てても心は錦」のまったく逆ではないか。「己のブログを身にも付かない言葉で飾り付けるのは止せ、どうせ飾るのなら己のブログは己自身の言葉で飾れ」と云いたくなってしまった。余計なお世話だろうがそう思ったよ。

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 もしかしたらこの若手ブロガーは実際にそれだけの教養を持ち合わせているのかも知れない。しかし、だとすれば尚更の事それをひけらかさない事が肝要であろう。本人は何らかの考えや意図があって書き記したのかも知れないが、引用した老子の言葉が言葉だけに真の意味を知らずして書いたのではないかという疑問を知る者に与えてしまうのは否めないであろう。日本では昔から「能ある鷹は爪を隠す」というではないか。まあ自分も若い頃はそうだったかも知れず格好を付けたい気持ちも分からないではない。しかし、自己主張するのも良いけれど、幾つになっても謙虚さと謙譲の美徳は必要であろうと思う。そうでないと能ある鷹どころか「能なし犬の高吠え」になってしまう。

 老荘思想は世捨て人や現役を引退なされた方にこそよく似合う。実際に中国でもそういった歴史的変遷を経て今日に伝わっている思想である。覇気があり意欲満々で働き盛りの者等には実利・実用的でかつ立身出世的な説話や問答が多い孔子を始祖とする儒教こそ似合えども、厭世的な側面を持つ老荘思想はまったく以て似つかわしくない。だから若い者が唐突に有名な一節などをさも自分がその思想を理解している、或いはその文言を体得し悟りを開いているとでも云う様なポーズを取ったり、または有名な一節を格好良さを演出する為に引用し書かれている様を見掛けてしまうと、まるで借り物のよそ行きを着ている様で落ち着かない。しかも、あまりにも老荘思想の本質と乖離したその不釣り合いさだけが目立ってしまって大いに鼻白む事になる。

「似合わないね。ちっとも似合っていないよ」

「・・・らしく」生きる者は幾つになっても颯爽とした印象を見る者に与え清々しい気持ちにさせて呉れる。しかしその逆は不快以外の何ものでもない。

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 この様な事を書くと反発を招くだけかも知れないからもはや誰も苦言を呈さなくなってしまったね。自分が何もかも正しいとは思ってはいないけれど、おかしいと思う事をおかしいと云える年配者が少なくなった現在、果たして世の中は良い方向に進んでいるのだろうか。

 「そんな些細な事どうでもいいじゃないですか、いちいち目くじら立てずに楽しく仲良くやりましょうよ」という人もいるだろう。「年を取ったらそれなりにいい加減に枯れて黙っているべきだ」いう人もいるだろう。けれどもわたしはそうではない。黙っているばかりが利口でも大人でも分別をわきまえている訳でもなかろう。第一わたしは利口ぶった人物を見ると吐き気がする。

 齢を重ねた者がただただ齢を重ねただけに終わってしまって、若者に伝えるべき事を何も教えなかったからこそ、倫理観も矜持もない、いやに即物的で自己主張だけやたらと強い今日(こんにち)の若者を生み出してしまったのだ。もしそうだとしたらその様な齢を重ねた者の妙な達観こそが今の日本をおかしくした元凶といえるのではなかろうか。団塊の世代のおじさまとおばさまにはリタイヤして悠々自適の生活はまだ早いし似合わない。まだやるべき事は沢山残っている。世の為人の為、未来を担う若者や子供達の為に一汗も二汗も掻いて頂きたいと思う。団塊の世代と一廻り近く違う若輩者のわたしですらこうして頑張っているのだから。(麻生総理の「年寄りは働く事しか能がない発言」とダブるが意味はまったく違う事に注意して下さい)

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植物侍参上シリーズ2「お、おのれ黄色い妖怪め。な、名を名乗れ!」・・・「拙者か?拙者はアオギリ科のココア申す苦み走った中にも甘い雰囲気を漂わす洒落者よ」・・・「さ、左様か、道理で二月十四日になると婦女子に急にモテるのか分かり申した。失礼つかまつった。お許し召されい」>

 『老子道徳経』第五十六章には有名な『知者不言 言者不知』→『知る者は語らず、語る者は知らず』という冒頭の一節があるが、これは老子とその時代にあってこそ謂える言葉であって、物を知らぬ現在の日本人にはまったく当て嵌まらない。現代日本人の実情からすれば『知者有言 不知者不言』→『知る者は語り、知らぬ者は語らず』つまり、「知る者は語れるが、知らぬ者は語れない」というのが実情に合った妥当な解釈であろう。

 『知者不言 言者不知』という言葉だけを解釈するならば

 この一節に意味が一番近い言葉は先にも述べた『能ある鷹は爪を隠す』であろう。

 つまり知っている事をひけらかさない事だ。

 人は往々にして『知る者は語らず、語る者は知らず』という日本語対訳だけで意味を解釈するものだから間違いをしでかす。まあ調べてもせいぜい「故事ことわざ辞典」の類を見て確認するくらいが関の山で、原典にまで遡って意味を解釈しようともしないし、誰も日本語に翻訳した時に老子の言葉が本来の意味から離れて言葉が一人歩きするとは考えない様だ。

 他の国の言語を国語に翻訳する際に誤訳や奇訳・珍訳が多いのは何も「英語」ばかりではない。「漢語(中国語)」だって日本語に翻訳する時に訳者の誤った主観が入らぬとどうして云えるのか。訳者のその言葉に対する理解度が高いつまり絶対間違いのない翻訳文だとどうしていえるのだろうか。興味のある方は一度原典を調べて見る必要があるだろう。現に、この日本語対訳には主語が無い。主語がない為に本来の意味と齟齬が生じている。それを考えた時に答えは自ずと明らかになるのではないか。つまり、「知る、知らない」の対象が何かを考える事はとても重要な事である。

 それからもう一つ云って置きたいが、ひとつの言葉はその前後の文脈の中で初めて意味を成すのである。いくら漢語が表意文字だからといって一文節だけで本来の意味が分かる筈もない。言葉を何の疑いも抱かずに使う事の恐ろしさをあなたは理解しているのだろうか。自分で納得のいくまで調べる労力なしに「真理」に到達する事は到底適わぬと人は知るべきであろう。ちなみに『知者不言 言者不知』は第五十六章の冒頭の言葉だから前後の文脈から意味を理解しろと云っても前はないのでこの文節以降の文章全体を見て理解するしかない。余談だが第五十六章は老子が「名誉・不名誉」について述べた章である。

 今の日本人は原典を紐解かないで訳文だけで理解した積もりになっているから間違いを平気でしでかす。現に『知る者は語らず、語る者は知らず』という日本語訳から人はとんでもない答えを引き出している。「口数が少ないまたは無口な者こそ物を知っており、口数(言葉)多く話す者は口数程(多くの言葉を費やす割には)本当は物を知らないのだ」などという誤った解釈である。ハッキリ申し上げて拡大解釈も甚だしい。

「言葉は言葉以上の意味は持たないのである」

 それでも分からない人にはハッキリとした物言いをするしかないかも知れないね。

「原典の何処に口数(言葉数)の多い少ないが書いてある?」

 ・・・わたしにそう問われてハタと気づく者はまだマシかも知れない。

 だからものを知らない(=人生経験の少ない)若輩者が知ったか振りをして軽々しく古典などブログに載せるとわたしは無性に腹が立つのだ。それを差別だ偏向だ偏見だというならば云えばいい。但しわたしの考えのどこがそうなのかを論破できる覚悟があなたにあればの話だ。感情論で議論しても何も得るものはなく時間の無駄というものであろう。物を知らない者が幾ら知っている振りをしてもいずれ馬脚を現す事は目に見えている。知ったか振りは知る者から見れば愚者以外の何者でもない。それだけではない・・・

 『言葉はただ知っているだけでは真に知る事にはならない』

 そこに自分なりの確たる裏付けのある解釈が入ってこそ初めて己の身につくものであって己の言葉として外に発する事が出来るのである。付け焼き刃などでは太刀打ち出来ないのだ。とにかく己の言葉にせよ。そうする事によっていにしえの教えは現代の言葉となって生き返り、いまに生きる者の新しい指標、格言となるのである。

 「古典」とは死んだ言葉ではない。もしそうであるならば学ぶ意味もない。現代に生かしてこそ価値があるのである。これは「歴史」も同じだ。

 しかし人類は「古典」や「歴史」から果たして何を学んだと謂うのであろうか。同じ過ちを幾たびも繰り返し「過去」から何も学べていないのではなかろうか。

<つづく>

 わたしが本当に皆様に伝えたかった事は次回述べる事になる。たぶん「大山鳴動して鼠一匹」という結果に落ち着くに違いない(笑)。わたしは大笑いだが皆様は唖然とするか、腹を立てるか、呆れるか、果たしてどの様な反応を示すのか大いに楽しみではある(^o^)//^^^^^ '09.08.04.06.06:45訂正waiaiさんよりご指摘を頂きさんに位置を移動して貰いました。さんの前の位置は「大山鳴動して一匹」・・・指摘を受けてそんな馬鹿なと思って見たらたしかにご指摘通り。大笑いしてしまいました。

 実はこの記事は1回読み切りで終わらそうと考えていたのですが長くなってしまったので2回に分けて掲載する事にしました。その為にわたしが皆様にお伝えしたい事が明確に伝わっていない恐れがあります。ですので、結論は次回申し述べるとして、今回の内容についてのみ下記に誤解の無い様にお伝えして置きたいと思います。

 この記事はあくまでもわたしの創作による物で登場人物等は具体的に書かれている人名を除いて全て架空のものです。しかし書き方がその他の人物も実際に存在するかの様に書かれている為、皆様の誤解を招く恐れがある事を心配しています。読みようによっては実在する特定の人物を批判している様に見受けられるかも知れません。しかし、わたしは具体的な誰がしかを想定して書いている訳ではありません。もしその様に思えたとしたらそれはわたしの望むところではありませんのでので誤解なさらない様にお願い致します。

 わたしは拙ブログを訪れた方々があらゆる意味で楽しみ、笑い、感動し、時には深く何かを考え、それぞれのひとときを過ごされる事を望んでこの記事を書いています。ですので如何なる理由があろうとも個人攻撃や他人を貶める行為はけしてないという事をご理解願いたいと思います。

 ただしブログ規約や法律を犯す恐れのある者に対しては断固たる措置をとります。

<'09.08.03.10:15追記>

  
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植物侍参上シリーズ3「高貴なお方とお見受け致すがどちらのご家中の方で御座ろうか!」・・・「儂に問うておるのか?儂はクワ科の家中でインドボダイジュと申すもの。以後お見知り置き下されい」・・・「こ、これは失礼つかまつった。かのお釈迦様がその樹下で身まかられたというあの印度菩提樹様であらせられまするか!ひ、平にひらにご容赦下されよ~。あ~ナンマイダブナンマイダブ」>


  
<おかしな光景>
 

 先日狭い道でゆっくり車を走らせていたところ赤信号に捉まったので車を停止させた。ふと信号の向こうを見ると側溝のある道路際に立ってしきりに道路に向かってお辞儀をしている三十代のセールスマンとおぼしき男を見掛けた。かの男は助手席側である道路の左手に立っていたのだが、まるで米つきバッタの様に頭をぺこぺこほぼ45度の角度まで何度も下げていた。男の左手は耳に当てられておりそこには携帯のストラップがぶらりぶらりと揺れていた。一方の右手は重そうな茶色の鞄を持っていたが時折鞄を地面に置いてはハンカチで首筋や額の汗をしきりにぬぐっていた。外の気温はたぶん35度を超えていただろう。

 あに図らんやではなく、来るだろうと確信していたが、

助手席に乗っていた妻はそれを見てU3 あれなあに?」 とわたしに問い掛けてきた。

 妻は持って生まれた習性だろうか、それとも後天性だろうか。自分の耳目で見聞きしたものを自分自身で判断せずに一々わたしに確認して来る。本当にうるさいぐらいだ。・・・という訳でその時もわたしは半分面倒くさげに答えた。

「たぶん、道路がお得意様なんだろう!・・・今日は暑いからな」

 もちろん妻はわたしの回答にえらくご満悦であった。曰く、

「あはっ、まったくU3ったらぁ♡」・・・(*^ _ ^*)

 職場でもいるよね。受話器を待ったまま相手に見える訳でもないのにそれまでふんぞり返って座っていた椅子から慌てた様に立ち上がり直立不動の姿勢を取ったと思ったらそれからしきりに机に向かってペコペコ何度も何度も頭を下げて謝っている変なヤツ(笑) わたしがサラリーマン時代にはそんな上司が実際にいたが、きっとあの机の抽斗(ひきだし)には社長や専務や常務や上得意やらといったお偉いさんが目一杯詰まってるに違いないと密かに思ったものだ(TOT)/^^^^^


        

 では本日はこれまで。

 また次回お会い致しましょう。

※この話が一回で終わらなかった為、前回予告した「恋愛」のお話しは次々回以降となる見込みです。

   


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雪洞

おはようございます(^^)
「道路がお得意様」には笑っちゃいました。
電柱やバス停がお得意様の方もいらっしゃいますよね(笑)
by 雪洞 (2009-08-03 07:55) 

青い鳥

おはようございます。
植物侍参上シリーズ、楽しく勉強させていただきました。
by 青い鳥 (2009-08-03 09:56) 

流離いの音太浪

お久しぶりのコメントをします m(_ _)m
U3さんのこれを拝見して、音太浪、アマチュアながらも、自我は物書きの端くれ、善し悪し共々、以後も肝にめいじていきたいと、感じました。
ですが、ひとつ!
若者とて、言葉を使わなければ意を表現できないのでは、間違った使い方でも、話をしなければ、人間分かり合えないのでは?間違うことを恐れていたら、何も言えないと言うことは何も自己の意思を伝えられないということなのでは?この世に存在する人間が全てエスパーなら話は違ってくるとは思いますが…… (^_^;)

長々コメントになってしまってすみません m(_ _)m
by 流離いの音太浪 (2009-08-03 10:14) 

U3

流離いの音太浪さんへ nice!&コメントありがとうございます。
 わたしはご指摘頂いた様なご意見が皆様から寄せられるのではないかと思っておりました。その為追記を2度にわたってしたのですがわたしが皆様に伝えたい事を言葉で全て表すのは難しいですね。何故なら捉え方は十人十色ですから。
 ご指摘頂いた件ですが、わたしには人の間違いを糺す意図はありません事をご理解願いたいと思います。また間違いを容認しないなどとは一言も書いていない事も合わせて申し述べて置きたいと思います。わたしは「人は間違いを犯すもの」という前提に立っております。その前提の元にわたしは今回の記事を書いています。
 ブログは自分の意志や考えを多くの皆様に伝える事の出来る素晴らしいツールです。しかし、それはある意味諸刃の剣でもあるのです。気楽に書くなとは努々云うつもりはありませんが、よく考えもせずに書く事の危険性については口を酸っぱくしてもけして云い過ぎる事はないと思っております。
 それから何らかの引用文を掲載する際にはその中身を十分精査し問題がないかどうかを事前に検討するのは書く者の務めだとわたしは思っています。ご指摘の様に書くのは自由です。自由ですが書いた事による責は書いた者が負わなければならないというのがわたしの考えです。
 何度も申し上げますがこの記事はわたしの創作になるもので、具体的な人物を想定して書かれたものではありません事を最後に申し述べて置きたいと思います。

わたしの云わんとしている事をご理解頂ければ幸いに存じます。
by U3 (2009-08-03 10:57) 

shouyuu

私も電話しながら頭下げてて子供達から指摘されます;-;
OLやってたころはそんなことしてなかったのに…^^;
by shouyuu (2009-08-03 11:34) 

gyaro

先日、父に「おごるから焼肉行こう」と誘ってみましたが、
「焼肉いらない、その分のおカネちょうだい」と言われました。。。
少しはU3さんを見習って欲しいと思います^^;
by gyaro (2009-08-03 13:43) 

U3

☆雪洞さんへ ええ、まさに十人十色の世界でございまする(笑)
by U3 (2009-08-03 14:38) 

U3

☆青い鳥さんへ ありがとうございます。どう表現するのか考えていている時が一番楽しかったです。
by U3 (2009-08-03 14:39) 

U3

☆shouyuuさんへ 人は無くて七癖ですね。他人の振り見て我が振り直せとも申します(笑)
by U3 (2009-08-03 14:42) 

U3

☆gyaroさんへ わたしはそういうお父さん好きですけど(笑)
by U3 (2009-08-03 14:44) 

ラブ

老荘思想の間に入る、植物侍の記事が、何ともおかしく
思わず笑ってしまいました。
ただでは終わらないのはいつもの事ですが、ユニークで
すねぇ。
by ラブ (2009-08-03 14:49) 

なかちゃん

おっしゃるとおりですね。
自分の発する言葉には責任を持ちたいです。
若い人は失敗しながら学んで年を取っていくのだろうから、その後に学ぶ姿勢があるかどうかかもしれませんが…

by なかちゃん (2009-08-03 16:37) 

U3

☆ラブさん ユニークとは原義的には「ただひとつしかない=唯一の」という意味ですがその意味で云えば皆さん一人一人もそうだと思います。「とても個性的ですね」と云われれば「変わり者という意味であればそうかも知れません」と答えるわたしです。
by U3 (2009-08-03 17:02) 

U3

☆なかちゃんさんへ 確かに人間は失敗を重ねてそこから何かを学んで大きくなっていくもの。
 だけれどもその失敗や過ちを他人に指摘されると途端に頑なになって、反省も出来なければそこから何か有益な事も学べないというのが人間というものの本性です。
 次回の記事ではその事についても言及しています。近々記事を更新しますのでご覧になって下さい。
by U3 (2009-08-03 17:11) 

aranjues

次々回ですか。引っ張りますね~~(笑)。
by aranjues (2009-08-03 17:42) 

くまら

うーーん私のブログにも古典の冒頭文載せてるんですが・・・
by くまら (2009-08-03 18:37) 

U3

☆aranjuesさん 毎度の事ですみません(笑)
by U3 (2009-08-03 18:43) 

たいへー

お得意様が「道路」。 わろた。^^v
by たいへー (2009-08-03 19:04) 

U3

☆くまらさんへ へ?そうなの・・・見てなかった(笑)
 今度見てもし間違っている様だったら「Xサイン」送ります!
by U3 (2009-08-03 19:07) 

U3

☆たいへーさんへ わろてもろて おおきにm(゜▽ ゜)m
by U3 (2009-08-03 19:08) 

えれあ

そのブロガーさんに限らず、ドラマ、マンガ、アニメなど彼方此方で「歴史上の人物の一節」は使われていますね。キャラ設定がし易いからだと思うのですが。そういった文化に慣れている人には、ファッション的に使う事がごく普通に思えるでしょう。
表現の放棄だとは思いますが、私は完全に慣れてしまっていますね。
自分の言葉で話すのが当然とうは思うのですが...
(少し的外れなコメントかも)

by えれあ (2009-08-03 21:20) 

七色音

U3♪ 深い深いお話でしたぁ。いつも 想うのね。
コメを書くときも その人のことを知りうる限り知り、自分なりに理解してから
書こうって・・・。いや~ん それで これ?なんて言われちゃう?!きゃっ♪
by 七色音 (2009-08-03 22:10) 

U3

☆えれあさんへ コメントありがとうございます。ちょっと長くなりますが最後まで読んで頂ければと思います。
 表現の自由は憲法二十一条で保障された権利です。しかしこれは言論の弾圧を禁じるが為の表現の自由であり、わたしが書いている事とはあまり関係がない様に思われます。しかし個々人が「何を書くのも自由」だと自分勝手に考えて、何を書いてもいい、何を表現しても良いという事にはならない訳です。例えば人をネット上で誹謗中傷すれば名誉毀損で訴えられますし、いかがわしい写真などを公開すれば公然猥褻の罪で捕まります。自由とは人に迷惑を掛けないという制約下で許された行為なのであって野放図に許されるべきものではないのです。
 えれあさんがお話しになっている事柄について申し述べるならば、昔から歴史上の人物が登場する荒唐無稽な小説があったしそれが法律に違反するとはわたしにも思えません。従ってえれあさんの仰る「歴史上の人物の一節」についてわたしがどうこう述べるものではありません。ひと言で云えば「どうぞご自由に」という事です。
 わたしが書いた架空の人物に対してわたしが危惧を抱いているのは、その様な事ではなく「自分を飾る為に歴史上の人物の言葉を流用する事の是非」を問題にしているのです。もちろんこれも法律で禁止されている訳ではないので何を書いても良いのです。ですが、わたしは「道義上の問題」を論じているのであって、この架空の人物が「歴史上の人物の一節」を用いたシチュエーションはその「道義上の問題」があるかないかを判断する重要な要素であろうという事です。書いた事はなんら法的に咎められる事でもなく書く事自体は何の制約も受けません。もちろんの事わたしの言葉がそれに影響を与える事もないでしょう。しかし書いたものへの「道義上の責任」は書く者は負わなければならないという大前提なくしてはモラルは何もなくなってしまうだろう事をわたしは危惧しているのです。
 わたしの書いた架空の人物からすれば、もしかしたらその様な気持ちで書いたのではないと反論したい事もあるかも知れません。しかし書いた内容によってはその様に捉える人もいるという事だけは知っておくべきだし、今後ブログ活動を継続する上でも配慮しなければならない事であろうとわたしは思っています。
 以上の説明にてご理解頂ければ幸いに存じます。
by U3 (2009-08-03 22:35) 

U3

☆七色音さんへ 気楽にコメント書いて下さい(笑) わたしは一々目くじらを立てたりしませんから(爆)
by U3 (2009-08-03 22:41) 

七色音

あたしは目じりにカラスですから・・・。だから・・・なに?ってぇ(爆)
by 七色音 (2009-08-03 23:17) 

nano

耳が痛いなぁ・・・・私のブログに「中身」は
あるんだろうか?ヾ(´▽`;)ゝ
by nano (2009-08-04 00:30) 

waiai

もし仮に引用しておいてそれを明示しないのは、やはりよろしくないでしょうね。U3の言われようとしていることの本質は、この点ではないようですが。

ところで揚げ足取りのようですが、文中にある「大山鳴動鼠して一匹」ですが、「大山鳴動して鼠一匹」だと思うのですが、、、確かめようとして調べたら、中国の諺じゃないことを見つけて、ちょっと驚いたりもしました。
by waiai (2009-08-04 02:54) 

鋭理庵

8月1日より何十年購読していた日経新聞やめました、そして地元の神奈川新聞に変えました。新聞見ていてもトゲがないですね、自然に読めます。
今後、貴ブログでコメント蘭以外の本文で「鋭理庵」の名の使用をご遠慮願いたくお願い致します。
陛下には敵いません!尻尾を巻いて逃げて行くだけです....。
by 鋭理庵 (2009-08-04 03:39) 

U3

☆nanoさん グッド・モーニング,アメリカの記事とても良かったです!
 色々思い出されて思わずコメントを長々と書いてしまいました。ご免なさいね。
by U3 (2009-08-04 07:24) 

U3

☆waiaiさん 記事楽しく読ませて頂きました。高級カツカレーに驚きました。それから、ご指摘ありがとうございました。「鼠」さんには元の位置に戻って貰いました(笑)
by U3 (2009-08-04 07:30) 

U3

☆鋭理庵さんおはようございます。
 無断で本文中にお名前を拝借しました事お詫び申し上げます。以後この様な事のなき様十分注意したいと思います。
 トゲについては・・・出来るだけ留意したいと思います。恥多き人生とならない様に気を付けます。またソネブロに戻ってきて下さる事を切に願っております。
by U3 (2009-08-04 07:36) 

U3

☆七色音さん たびたびコメントありがとうございます。
by U3 (2009-08-04 07:55) 

つなみ

ゆーさぁん
私も耳が痛いデス~☆^^
でもね、まあね、日々思うことを書いてても
それでも良いかなって・・^^
だってブログだから~。
って、コメントになってないですネ^^;
ご無礼いたしました。
私は、個人的に「ココア侍」が好きデス♪きゅふ♪(≧▽≦)σ♪
by つなみ (2009-08-04 11:44) 

U3

☆つなみさん こんにちは。ココア侍を気に入って頂いてありがとうございます。
 実は、3度書き直した「傑作です」(笑)
by U3 (2009-08-04 13:18) 

U3

☆☆☆訪問頂いた皆様へ☆☆☆
「人の心を抉る舌鋒の鋭さはけして人を愉快にはさせない」
わたしの今回の記事内容はそれに該当するかも知れません。ブログはあまり重い内容を書く場ではないという考えもあるかも知れませんが、わたしはこれからも時折こうした内容の事を書いて行く積もりです。当たり障りのない内容のブログもそれはそれで良いのですがそればかりじゃ詰まらないですからね。

 わたしが皆様と同じじゃ詰まらないでしょう?それじゃU3ワールドじゃなくなっちゃいます。

 U3の様なお馬鹿さんがいて時々警鐘を鳴らす。

 皆さんがそれぞれの思いでそれを受け止める。

 そして考えて何かが少しずつ変わっていく。

 それがもしよい方向に、徐々にではあるけれど進んでくれるのであれば書き手としては本望です。
by U3 (2009-08-04 13:31) 

nano

Good morning, Vietnamは流石のRobin Williamsも
いいですが、Forest Whitakerもいい味出してます♪
by nano (2009-08-04 13:40) 

risingmoon

電話の仕事をしているんですが、私もよく頭下げたり、揉み手しちゃったり、端からみていると滑稽なことしているとおもいますヽ(´ー`)ノ
でも言葉って口にだすと態度にも出ちゃうんですよね~(´ε` )

by risingmoon (2009-08-04 14:08) 

オッサ

U3 さん様

私のブログに立ち寄り頂きまして、ありがとうございます。
まだ私なんぞブログの駆け出し者です。どうぞよろしくお願いいたします。
一回のnice!数には、驚きました。
暇があったらまた立ち寄ってください。
by オッサ (2009-08-04 18:32) 

るる

こんばんは^^ 一日遅れで記事を読ませていただきました。
本当に勉強になりました。 
by るる (2009-08-04 20:02) 

ICEMAN

U3、こんばんわぁ~

今回は時代劇風ですね(( ´艸`)クスクス
ならばっ!! 拙者通りすがりの風来坊ICEMANでござる(-ι_- ) クックック
風来坊?? ウン((・_・)!? アカン(-⊥-●三●-⊥-)アカン 風来坊じゃ ダメ(´x`=)≡(=´x`)ダメ

着飾ってはいても見る者にただみすぼらしい印象...使われた引用文.....「中身がない!!」えっ(;゜∀゜)
ちょっと耳が痛い記事だったかも...(。´ω`;)A ふきふき

植物侍参上シリーズのトーチジンジャーってなんだか凄い印象を与える植物ですね。スゲ~(屮゚Д゚)屮”

職場で受話器を待ったまま机に向かってペコペコ頭を下げてって、マンガの世界じゃなくいますよねぇ~
がぁーーーしかしっ!! 意外と自分では気づかず、道端やお店などなどあらゆるところで、相手と話しながら
必要もないのに外人みたいに手を動かしている人っていますよね( *´艸`)ヶラヶラ
意外と自分もしてたり...(´-д-)ノΩ ちぃ~ん!!
by ICEMAN (2009-08-04 21:53) 

takui

お久しぶりです。
んー四字熟語や難しい文章はバカブログを書いてるtakuiには無縁ですね(笑)
でも中身がないっという所はちょっと目を覆いたくなりました(自爆)
by takui (2009-08-04 22:07) 

U3

☆nanoさん その人知りません。
by U3 (2009-08-04 22:41) 

SAKANAKANE

心したのに、途中で終わってて残念。(好意的なツッコミです。)
「老子」の知識が無くて、件の言葉が推測できないのが情けない・・・。
by SAKANAKANE (2009-08-04 22:42) 

U3

☆risingmoonさんへ そうですか。結構多いのですねゼスチャーしてしまう人(笑)
by U3 (2009-08-04 22:52) 

U3

☆オッサさんへ こちらこそよろしくです。
by U3 (2009-08-04 22:54) 

U3

☆るるさんへ これからもよろしくお願いします。
by U3 (2009-08-04 22:56) 

U3

☆ICEMANさん 実は「ウドの大木 U3の人生劇場」検討中です(爆)
by U3 (2009-08-04 22:59) 

U3

☆takuiさんへ 使う使わないは別にして諺とか調べてみると結構面白いですよ。
by U3 (2009-08-04 23:01) 

U3

☆SAKANAKANEさん 次回の記事には老子はもう出て来ませんよ。
今回の記事の中にその一節は出て来ています。もう一度お読み下さればと思います。
なお次回の古典は「葉隠」です。
by U3 (2009-08-04 23:05) 

まつき

先日は、nice!&コメントありがとうございました♪
植物侍参上シリーズは、今後もシリーズ化されるのでしょうか?w
楽しみに待ってます\(^o^)/
by まつき (2009-08-05 01:11) 

kame

真夜中に失礼します!
いつも深い言葉にうなずきながら、今回は耳が痛い感じですが、
その痛みがなんなのか気づいたらイイのかなと一人納得しました(笑)
それにしても最後の<おかしな光景>には爆笑でした。
続編を楽しみにしてます!お邪魔しました。


by kame (2009-08-05 02:41) 

e_chan

道路がお得意様???
ん~ん 気になる仕事ですね。笑笑
by e_chan (2009-08-05 03:52) 

EF135L

うー無、何度読み返しても老子の人柄までもが伺える?
人生の糧となったことをお喜びする次第です。ありがとうございました。
by EF135L (2009-08-05 06:43) 

Ranger

『能ある鷹は爪を隠す』
ホンマですよね
by Ranger (2009-08-05 11:58) 

U3

☆まつきさんへ シリーズ化されるほど撮りだめしていないので今のところ未定です。
 でも何かしら楽しめる事はわたしの事ですから考えるでしょう。
by U3 (2009-08-05 18:35) 

U3

☆kameさんへ ええ続編考えておきます。本文より重要ですから(笑)
by U3 (2009-08-05 18:39) 

U3

☆e_chanさんへ 妻は最初は道路の反対側の住宅に誰かがいてその人に謝っているのかと思ったそうです。
by U3 (2009-08-05 18:41) 

U3

☆EF135Lさん コメントありがとうございます。
by U3 (2009-08-05 18:43) 

U3

☆Rangerさんへ 今でも生きている格言でしょうね。
by U3 (2009-08-05 18:44) 

楓○

こんばんは。
私も「耳が痛い」と、思いつつ
最後まで読ませていただきました。
これほど深く考えることもなく引用しています(滝汗)
最後の道路に謝っている人も自分を見ているよう。がっくし(__ )

by 楓○ (2009-08-05 19:12) 

U3

☆楓○さんへ <おかしな光景>シリーズ化検討中(笑)
 貴ブログ拝見させていただきましたが格言は間違いない引用のされ方をしておりましたよ。
 これからもよろしくお願いいたします。
by U3 (2009-08-05 21:03) 

楓○

ありがとうございます。
ところで、こちらにnice!押し忘れてたようです(汗汗)
押したつもりやったのに(^^;
ちなみに、私は道路に謝ったことはなく机に謝っておりました(爆)
<おかしな光景>シリーズ化、決定!期待しております。
こちらこそよろしくです。
by 楓○ (2009-08-07 18:04) 

nyankome

>道路がお得意様
名言です!最後に笑わせて頂きました。
by nyankome (2009-08-09 18:27) 

モモパパ

机や道路に謝る人って良い人っぽい気がするのですが?!
ちなみにカカオでは無いのかと・・・間違ってたらゴメンなさいませ^^;
by モモパパ (2009-08-23 11:05) 

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