報道の在り方が間違ってやしませんかPARTⅡ：H☆imagine：So-net blog

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報道の在り方と報道の受け止め方が間違って..｜不連続ブログ小説「嵐の夜に」第二話ブログトップ

報道の在り方が間違ってやしませんかPARTⅡ　[U3の独白] [編集]

＜みはらしの丘はネモフィラの花に埋め尽くされていた＞
　わたしもそこに登ろうと思ったがまずその前にしなければならない事があった。
　'10,05.04 国営ひたち海浜公園にて

　《U3時事評論》財政破綻、核廃絶、基地問題、説明責任、冤罪について

　ギリシャの財政危機が明らかになって以来IMF及びEURO各国は次々と財政支援を明らかにし信用不安は下火に向かっているかの様に見える。でも本当にこれだけで世界の経済は安定するのだろうか。

　何で欧米各国が一斉に支援を明らかにしているのかといえばEUROや世界経済への信用不安を払拭する意味もあるが、ギリシャの国債を欧米各国が大量に抱え込んでいるというのが最大の理由だ。ところが日本はギリシャ国債を殆ど買っていない。しかしながらIMFへの拠出金は米国に次いで二番目に多いし、今回のギリシャ財政破綻ではIMFの要請に応じて追加拠出まで決めている。日本のマスコミはこれらの報道ついては通り一遍のことしか伝えていないが本当は掘り下げた論評が必要だったと思う。要請に唯々諾々と応じこんなところにお金を沢山使われて黙っている国家と国民も珍しいだろう。国民の血税を拠出しているのだからこの際ギリシャ政府にもギリシャ国民にもEUROにも一言も二言も三言も言って置くべきだと思うが何もアクションを起こさない。これも、もしかしたら日本人の国民性？　たぶん対岸の火事だと思っているのだろうね。日本人は実際よく考えもせずに事が自分の身に及ぶまでは取り敢えず知らぬ存ぜぬという態度を決め込むのが得意だからね。これを忍耐強いと取るか浅慮と取るかは意見の分かれるところではあるが何事も時を失しては意味を為さない事だけは知っておくべきだろう。本当は対岸の火事ではなく他山の石として大いに学ばなければならないのに。
　ところでギリシャ危機が収拾に向かえばこれで世界経済が安定するかといえばそうは問屋が卸さない。実はEURO圏内は結構爆弾を抱えていて危ないのはギリシャだけではないのだ。スペインとポルトガルもかなり危ない状況に置かれている。以前は財政破綻したアイスランドを含めてEUROの財政危機国の頭文字をとって「PIGS」と呼ばれていたがアイスランドはIMF支援で危機を脱したので今は「GPS」と呼ばれているらしい。これを見てわたしはふと思ったのだがアイスランドを除いてどれもラテン系国家だよね。ラテン系は陽気だけれどあまり計画性がなく後先を考えない民族だということだろうか。人生を楽しんであとは野となれ山となれという訳か・・・。
　ところで日本の財政赤字は1000兆円を軽く超えているらしい。負債の殆どは国債が占めているが欧米各国があまり騒がないのは日本の国債を買っていないからだ。日本国内でしか買われていないから外国もとやかく言わないだけだ。とにかく日本の国債の格付けも先進国の中では最低だから日本人以外は誰も買わないのである。
　ところで日本が財政破綻したらIMFや諸外国は財政支援をしてくれるのかといえば・・・
　答えは”NO”である。
　実のところあまりにも赤字の額が天文学的過ぎてIMFは支援できないと云われている。もし日本が財政破綻したら世界恐慌は間違いなく避けられないがそれでも日本を支援することは不可能なのだ。なのに日本は毎年多額のお金をIMFに拠出している。おかしいよね。助けて貰えないのが分かっているのに見返りがない行為を唯々諾々と続けているなんて。
　もしかして仏教国特有の自己犠牲精神の発露？（笑）
　それにしても地球全体で支えようとしても支えきれない赤字国家っていったい・・・。
ここは一億二千万日本国民総破産、
　総自決しか道はないのかもしれない。あはは！
　もはや「知らぬ存ぜぬ」は通用しない。

　＜ネモフィラってこんな花だよ。直径1cmくらいの可憐な花＞
　先に開催されたNPT（核拡散防止条約）再検討会議は不調に終わった様に思える。冒頭において核保有主要5カ国が「核なき世界」を目指す共同宣言を発表したのはわたしに云わせれば茶番である。オバマ大統領のノーベル平和賞受賞は間違いだったと歴史のページに刻まれるのは時間の問題だろう。クリントン国務長官はイランを名指しで非難したがイランのアハマディネジャド大統領は自国の正当性を主張し米国を含む核兵器保有主要5カ国の欺瞞性を鋭く追及した。米国はイランへの経済制裁をちらつかせたが、アハマディネジャド大統領は「制裁をしたければすればいい。今までの制裁でもイランという国家は消滅していないしこれからもそうだろう」と居直った。
　それはそうだろうイランと北朝鮮を非難するならインドとパキスタンも同じように非難すべきだがそれをしない。そして核保有を宣言したこれらの国より遙か以前から核兵器保有を疑われているイスラエルに関しては触れようともしない。そもそも原子爆弾をはじめて作ったのはマンハッタン計画を主導したオッペンハイマーだ。名前を見れば分かる通りユダヤ系アメリカ人である。そして核兵器を作る事を可能とした「E=mc²」という方程式を一般相対性理論の中で明らかにしたアインシュタインもおなじくユダヤ人。建国後何度も存亡の危機に直面したイスラエルが自国を守る為に核兵器を持ったとしても何の不思議もないだろう。欧米各国は既成事実としてその事を知っている。そしてもはや中東で一番危険な国はイランでもイラクでもない。イスラエルなのだ。だからイランが核開発を止める訳はないのだ。なお同大統領の論旨は明確で筋の通ったものだと云えるだろう。それに対してクリントン国務長官の演説は高圧的でアメリカや核保有主要国の利益に沿ったもので利害関係にない者でも著しく公正さを欠くものと判断できただろう。
　オバマ大統領はNPTどころか「核なき世界」の実現を表明して以来いまだ自国でのCTBT（包括的核実験禁止条約）批准の糸口さえ見つけられない。米国が幾ら綺麗事を言っても自国の利益を優先して未だに臨界前核実験はし放題だ。これではどの国も云う事は聞かないしこれからも際限なく核保有国は増えるばかりだろう。そういうところを見るとオバマは口先ばかりでどうも実行力はなさそうである。
　唯一の被爆国として日本のマスコミはこういう偽善こそとことん追求すべきだと思うが、そんな事よりもお坊ちゃまくんの鳩山総理を寄って集（たか）って苛めるのに忙しいらしい。沖縄の住民には首相を悪く言うように誘導しようとしてひんしゅくを買う場面もあったとか。これが全てとは云わないけれどまともな報道姿勢とはいえないと思う。とにかく小沢幹事長の件にしても沖縄問題にしても本質が何であるかをマスコミは伝えようともしていない。何でもかんでも政局に結びつけ鳩山総理と小沢幹事長を退陣に追い込まなければ気が済まないようだがそれで国民が納得するとでも思っているのだろうか。本当に大事なのは、ひとつは日本国内から米軍基地をなくすことであり、もうひとつは政治資金の透明性と不正操作を防止する根本的な法整備を構築することである。その事に言及せずにただただ政局に結び付けて政治家バッシングをして受けを狙っているお馬鹿なマスコミなどもう日本から出て行って貰いたいものだ。ジャーナリズムの役目は政治家や権力者を批判したり法廷の場に引き摺り出したりする事ではない。そんな事をしても根本的解決にはならない事を悟るべきだ。本来の報道やマスコミの役割とは世の中の不正や間違いを皆に啓蒙する事であり真実が何で我々が何をすべきなのかを提言できる機関なり組織であるべきだとわたしは思うが報道がゴシップや芸能リポーター化した今の日本ではそれを望むべくもない。そんなお馬鹿さんばかりのマスコミはもう要らないしうんざりだからさっさと北朝鮮かギリシャに強制連行または国外退去命令でも出したらどうか。日本のマスコミや報道機関の質を上げる名案だと思うが如何？
　ところで、元自民党の幹事長だった野中広務が官房機密費の使い道について度々発言していますね。野党やマスコミに盆暮れの付け届けとして官房機密費から大金をばら撒いたらしい。前任者から引き継いだノートに書いてある通り機密費を盆暮れに配り歩いたら政治評論家で受け取りを拒否したのは田原総一郎だけだったらしい。それが本当ならお金を受け取った評論家やニュースキャスターも相当いるのではないかと思われるがお抱え評論家と持ちつ持たれつのマスコミはこの事を取り上げようともしない。マスコミは首相や小沢幹事長には「説明責任」があると叫んでおきながら自分達に累が及ぶ事には知らぬ存ぜぬを決め込もうとしている様に思える。気に入らない政治家を非難する前にまずマスコミこそ襟を正して官房機密費についてどうであったかを説明する責任があると思うのだが如何だろう。自分たちに都合の悪い事には知らん振りをする報道機関を含むマスコミなど要らない。まあ、スポンサーには弱い日本のマスコミである事はTV局への投書で経験済みなのでわたしははじめから公正な報道など一切期待していないし信用もしていないけれどね。

＜丘に登る前にした事。それはネモフィラ畑のソフトクリーム。これを食べる為に20分並んだよ＞
　河野義行、管家利和、村木厚子・・・これらの氏名で皆様は何を連想されますか。そう、「冤罪」です。そして報道につきものとも言える誤報道の数々。そしてマスコミはこの殆どに対して謝罪すらしていない。この中で一番ひどかったのは松本サリン事件の河野義行さんのケースだが逮捕・起訴さえされていないのに警察もマスコミも犯人と決めつけ河野さんを責め続けた。村木厚子厚労省元局長は検察による半年に及ぶ拘留と罪状の捏造というこれまた凄い話だ。松本サリン事件では一番ひどい報道をした信濃毎日新聞が謝罪広告を掲載したが河野さんの失われた信用や人生がいまさら戻って来る訳ではない。サリン事件の第一通報者が犯人と疑われた事で、この様な類似凶悪犯罪が起きた時に誰も通報しなくなったら日本の治安はいったいどうなるのだろう。悪い先例を残した事件だった。
　ところで村木局長に対しては未だにすべてのマスコミは謝罪すらしていない。菅谷さんの場合もマスコミの殆どは手を返した様に同情のポーズをとり、初めから犯人扱いした以前の報道に蓋をして知らん振りをしている。日本のマスメディアや報道機関が責任逃れや知らん振りをしても処罰されないのはどうにかならないものか。報道の自由が報道の責任や義務に優先される事があってはならない。・・・少なくともわたしはそう思う。あの故筑紫哲也でさえ松本サリン事件では河野さんの疑惑に対して「火のないところに煙は立たない」と平気で言い放った事実がある。週刊新潮は河野さんの家系図まで掲載して著しく個人の名誉を毀損したのだ。そんなことが許される筈はない。なお、河野さんはサリンによってずっと植物状態に陥っていた妻を14年後の2008年に亡くしている。サリン事件の被害者の認定を受けたことはもちろんである。
　どの様な人間にも「完全・完璧」はない。必ず間違いはあるのだ。悪い事をしたら誤る謝る（あはは、何気に読み直して見たら間違い発見！御免ちょ'10.05.16訂正）というのは当たり前の事である。それが出来ない組織や人間は一切信用がならない。
　そしてコイツをGET！

　旨かったぜ！
'10.05.04.11:34 国営ひたち海浜公園にて

2010-05-13 21:41 nice!(94) コメント(16)
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4/29にここ行った時はそれ程並んでなかったんですけどね。
小さな花ですよね。
by 単騎 (2010-05-13 22:45)

はじめまして。
興味深く読ませて頂きました。
ギリシャ流石に、神話の国、ヨーロッパに世界に、貧乏神を繰り出して来ました。“勇者”は何処に？
小沢氏起訴相当。“人民裁判”やって栄えた国は有りませんからね・・・＾＾；；；困ったもんです。メディアは自分の首を絞めてますね。
by kitazawa (2010-05-14 00:12)