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震災から22日を経過して [U3の独白]

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<'11.02.11 東日本大震災のちょうど一ヶ月前・・・この日をわたしはけして忘れないだろう> 

震災によって大きく人生が変わったのは何も被災者ばかりではない。

 わたしがブログ休止宣言をしたのは二月の初旬だが、その理由をわたしはまだ語っていない。そして現時点でもそれを話す段階にはないと思う。しかし昨年の秋からそのごくプライベートな問題にわたしは掛かり切りだった。そして今年になってその方向性を見出(みいだ)しこの日に漕ぎ着けたのだった。

 ”その事”を終え家路についたわたしの心にはもはや逡巡と後悔はなく諦観と哀しみだけが残った。帰路に就くわたしの心を映してか、朝から低く垂れ込めた空からは雨が落ちて来てそしてやがてそれは雪に変わった。本牧の方から高速に乗ろうと山下公園手前で右折しようとしていた。

 隣には愛する妻がいた。しかしわたしの心の中は空虚であり、それを満たすかのように心の涙が止めどなく流れていた。実際には流れてはいなかったのだが心の中はそうだったのだ。

 喪失感はそれ程に大きかった。しかしもはや後戻りは出来ない・・・。

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<'11.02.11.12:50 YOKOHAMA BAY BRIDGE>



 <震災から三週間を過ぎて>

 はじめの一週間はあまりにも壮絶な出来事の前に心は「遊離」していた事だろう。

 まわりで起きている事がまるで他人の身に起きている様な「錯覚」に囚われていた事だろう。

 しかし・・・三週間経った今。

 我々の目の前にあるのは圧倒的な「現実」である。

 そしてそれは困難な避け難く厳しい現実だが、

 これを乗り越えなければ私達に明日はない。

 明るい未来を迎える為のこれからが私達の正念場なのだ。

 残された人達の為に私達はそれに立ち向かっていくだろう。

 心の傷を抱えながら、

 深い悲しみを心に抱(いだ)きながら、

 『今日も私達は生きていく』

 written by U3

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コメント 10

keykun

こんばんは。^^
いつの日だって~
先人は生きることに必死だった。
そして今が在る!
と思っています。 ^^)v
by keykun (2011-04-04 02:14) 

どぼちょんぱぱ

どんなに辛くても、春は必ずやってくると信じております。
皆様にも早く春が訪れますよう。
by どぼちょんぱぱ (2011-04-04 09:50) 

青い鳥

第二次世界大戦後の廃墟の中から先人達が立ち上がったことをお手本にして
私達も何としてでも立ち上がらなくてはいけませんね。
そして私達が先人から受け継いだと同じように、
次の世代へ手渡してやらなくては。
by 青い鳥 (2011-04-04 09:56) 

なかちゃん

2月11日に何があったのかは分かりませんが、気になりますね ^^;
こちらでは、ペットボトルの水などに若干の品不足があるだけで、震災前と
何も変わらない生活をしています。よって、未だにTVの向こうに映ることが
現実ではないように感じられるときがあります。
この先日本はどうなっていくんでしょうね…

by なかちゃん (2011-04-04 13:15) 

つなみ

ゆーさん
ゆーさんの身の上に何があったのか心配です。
…おかけ出来る言葉が有り体ですが、どうぞお大事になされませネ…。
by つなみ (2011-04-04 15:47) 

U3

きょうは二十四節気の「清明です。
朝の空気は冷たかったけれど日中は暖かくなりそうです。
人々の心にも清々しく明るい日差しが届きますように。
by U3 (2011-04-05 09:00) 

たいへー

山あり谷ありで、
人生はそういうモノなのかもしれませんね。
by たいへー (2011-04-05 14:46) 

U3

☆みなさまへ☆
 悪い予想は当たると申しますが、わたしの指摘通り野菜の次は水その次は魚介類だと書いた通りになってしまいました。政府の発表は次々と覆されています。つまり結果としても実質的にも嘘を付いていた事になります。
「水中に拡散され希釈されるから安全」???・・・現実にどうなっている! 20km離れたところでさえ殆ど希釈されないで検出されている事をどう説明するのだろう。海流がどこに流れるかさえ把握していないお抱え学者の言う事を信用し、そのまま発表してしまうその責任の無さはどうしたのだろう?いったいこのどこが安全なのだろう。国民を愚弄するにも程がある。
 そして低レベル放射能(どこが低レベルだ!)無断放流で国際的信用は完全に失墜した。政府と東電の責任は重大である。万死に値するといってよい。
 国民は政府や東電が嘘をついている事を糾弾しなければならない。国民を欺いている事を糾弾しなければならない。
 今確実に云える予想は、数年後にわたし達は鹿島灘沖で獲れた奇形の魚をそれとは知らずに切り身で買い、日常的に汚染された放射性物質入り水道水を飲み、半減期30年(お抱え学者が云っている体外に排出され無害化するという話は嘘です)のセシウム137入り野菜を食べ、奇形新生児、白血病・癌患者は確実に増加するという事です。後の政府はそれを否定するでしょうが現実に各地の原発で現実に起こっている事です。その事実が広まらなかったのは原発の地元が原発の恩恵に預かっていたから広まらなかっただけなのです。
 国民は今こそ目を覚ますべきでしょう。政府を含む国家とは常に国民の犠牲の上に成り立っている存在です。国は国民の目を真実から逸らし騙し裏切り続ける存在なのです。違うという方が居りましたら云って下さい。外国だろうが日本だろうが歴史はそれを証明しています。
 国家が私達を裏切り続けるのならば私達は自分達の手で自分達を守らなければならない。その為には正確な情報を掴み自衛策を講じるしか方法はないだろう。何しろ日本というこの国家は国民を守ってくれないと分かってしまったのだから・・・。
by U3 (2011-04-06 08:33) 

U3

☆みなさまへⅡ☆
 政府の指示にはまったく具体的な対策が無い。出しっ放し、遣りっ放しである。例えて云えば売り上げを上げろといって置きながら、何を売れば良いのかどう売ればよいのかまったく指示しない無能な上司の様なものである。避難指示を出して置きながら避難した人達の保護もライフラインも何も用意しない。その挙句自主的な避難移動というとんでもない指示を出している。これははっきり申し上げて国民(被災者)に対する責任を国が放棄した事を意味する。
 中途半端な指示を出したが為にいわき市は風評被害で誰も助けに来てくれなかった。
 水道水は飲むのを控える様にと言って置きながらどうしても無い場合には飲んでも差し支えないと言い放ち、健康にはただちに影響が無いと言って置きながら出来れば口にしない方が良いと言う何とも人を食った発表を繰り返している。
 これらから類推される事は政府の発表には何の裏づけも根拠も無いということだろう。だから今まで発表した事がことごとく覆され一度として正しかった事が無いのだ。
 政府の発表する「安全」はもはや「危険」と同義語。
つまり、政府発表は「安全=危険」と国民は解釈すべきだろう。
by U3 (2011-04-06 12:35) 

Silvermac

福島原発の終熄がなによりも望まれますね。
by Silvermac (2011-04-07 15:38) 

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