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シリーズ『朝鮮半島の正しい歴史』(1) [誤った認識を正す]

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 歴史に『もしも』という言葉はないというが、朝鮮半島に住む人々にはそれが通じないようだ。何故なら、韓国も北朝鮮も自国の都合の良い様に歴史を書き換え、それを自国民に小さい頃から教育の中で学ばせ、真実に目を背けるよう洗脳してきたからだ。

 韓国の対日政策の第一は『韓日の正しい歴史認識の共有』という歴史改竄政策(れきしかいざんせいさく)を日本に押しつけ認めさせることに他ならない。日本人ならこだわりもしないそんなことに、何故そうまでしてこだわるのかといえば、そうした歴史認識を日本人に押しつけることによって、未来に渉る二国間関係を韓国側に有利に導こうという思惑があるからだ。そして、その根底にあるのは、朝鮮半島に住む民族の一大特質である『怨嗟』である。

 この怨嗟という言葉は韓国や北朝鮮を語る上で忘れてはならない言葉だ。すべての事象はこの怨嗟が根本にあって生じている。それは南北朝鮮ともに『千年恨』という言葉をそれぞれの指導者が今以て事ある毎に使うことでも明らかだろう。しかもその怨恨の本質には、自分達の為して来た事の結果である現実を、すべて相手のせいにして罪を擦りつける、まったくの『逆恨み』だという際立った特色がある。

 それこそが日朝韓に横たわる今日の関係と諸問題の根源的な問題、そして元凶だといえよう。
 
 今に至る日本と南北朝鮮(本来の国名は大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国だが、英語表記のSorthKoreaとNouthKoreaに合わせて、以降『南北朝鮮』と表記する。但し、南北朝鮮を個別に述べるときには、それぞれ『韓国』もしくは『北朝鮮』と表記する)との関係は、江戸末期から既に始まっていた。

 ゆえに、真に正しい歴史認識を持つならば、まずは日本で言うところの幕末という時代の世界と極東の状況と、それに係わる国々との当時の状況から語らねばならない。日本と南北朝鮮に係わる国家とは、清王朝末期の中国と、帝政ロシアと、イギリス、アメリカ合衆国、フランス、ドイツなどの欧米列強であった。

 朝鮮半島は地政学的にいえば昔も今も中国・ロシアと日本との緩衝地帯である。違いがあるのは今は日本とともに米国があるということだ。(ちなみに米国にとって韓国との同盟関係は日本ほど強固ではない)そして、この地政学的な情況から生じた、新興近代国家日本と、清朝末期の中国と欧米列強の植民地主義とが激しく戦った場所がまさに朝鮮半島だったのだ。

 皆も学校の社会科で習ったはずの、尊皇攘夷思想と戊辰戦争、そして明治維新。その後の征韓論や日清戦争や日露戦争や日中戦争、太平洋戦争、そして朝鮮戦争という時系列の流れはけして無関係ではない。すべて糾われる縄の如く連綿と今に続いている。それはその時々で係わったすべての国のそれぞれの思惑と行動が招いた結果だ。

 そしてこれらの出来事が起こった根本的原因は、李氏朝鮮王朝とその特権階級である両班(やんばん)が、世界の趨勢を見定めることも、国家と民を顧みることもなく、ただ政争に明け暮れていた結果だといえよう。

 ここでハッキリして置かなければならない。それは南北朝鮮の真実だ。

 朝鮮半島に於ける数々の紛争は、そこに住む民族が我執や体裁に拘り、時代の趨勢と己の置かれた情況を、まったく理解していなかったことから始まったという事実だ。歴史にもしもはないと冒頭に述べたが、もし明治初期の朝鮮半島に聡明な君主もしくは政権が存在しており独立独歩を目指していたのなら、『朝鮮問題』などという虚構は、そもそも存在していなかったのだ。

 そして、今の北朝鮮にあって韓国にないもの。それは信念と節操だ。代わりにあるのは自分達が踏み躙られたという逆恨みによる怨念と、コロコロ言うことが変わる不節操さだろう。そして南北朝鮮に共通してあるもの。それはすべてのことは自分達に都合の良い様に書き換えられ、それを真実として自国民そして世界に向けて発信されるということだ。つまりこの二国とも国家自体が、嘘をつくことを国是とするような、そんな情けない国家であるという事実だ。

 日本にとって殊更不幸だったのは、この二つの国が日本の隣国であったという事だろう。相手にしたくなくても、のべつ幕なし声高に相手を非難し続ける隣人。それが南北朝鮮という二つの国家だ。

 因みに、私自身は朝鮮半島に住む人々にも、在日の人々にも、先入観も差別意識も怨嗟もない。そして個々の人間についてどうこういう積もりも更々ない。当たり前の話だが、南北朝鮮の人々には誠実な人もいれば不誠実な人もいる、明るい人もいれば陰湿な人もいる。これは世界のどの国に行っても同じだろう。

 しかし、国民性というものは必ずあると考えている。例えば、熱しやすい気質というか傾向が顕著であるとはいえるだろう。つまり何かあると直ぐに激しやすく、理性的な思考が出来なくなる国民性はあるだろうと考えている。だがもっと根源的で顕著な国民性がこの南北朝鮮に住む人々にはある。それは執拗で粘着的ともいえる怨恨だ。

 喉元過ぎれば熱さを忘れるのが日本人だが、南北朝鮮の人々は千年恨の民族であることは明らかだろう。筆者の南北朝鮮の人々に対する認識は、けしてステレオタイプではないが、怨恨が根本にあるという点は真実だと考えている。何故ならこの『怨恨』というキーワードで、日朝韓に横たわるすべての問題の本質が明らかになり、そこに潜む真実がつまびらかになるからだ。それ故に朝鮮半島を巡る正しい歴史認識は、このキーワードを元に解明すれば、自ずと表に現れ出でると確信している。

 筆者は思うのだが、南北朝鮮のことわざや言い廻し(慣用句)には、「過去を水に流す」という概念や思想は元々、ないのではないだろうか。だとしたら、彼らの言う「未来志向」という言葉は虚構であり、もしその様なものが彼らの頭の中に存在しているのだとしたら、それは「自国もしくは自分達に都合の良いように書き換えられた未来」志向なのだと考えられる。つまり、文在寅の提唱する韓日の未来志向などという虚構はけして実現しない。

 あなたは、自分を事ある毎に激しく非難し続ける隣人と、仲良く未来の夢を語り合えるだろうか。

<つづく>

 

 

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コメント 4

U3

 何だか余りにも反応がないのでシリーズを続ける気がしない。
 というより、幾ら話したとて韓国という国が日本の考えに同意するとは思えず、ただ日本を非難するに終始するのが目に見えているため、対話そのものが成り立たないと云う気が急速にして来た。それを思うと色々な考察や証明をするのが馬鹿らしくなった。
 日本は韓国と話し合う場合には、すべて公開して、その様子を世界に向けてライブ配信すべきだと思う。そうしないと韓国は必ず虚偽の発表をして日本を貶めようとするに違いない。日本政府は韓国の卑劣な言い逃れを許さない姿勢を早急に示して欲しい。
 という訳で、仕事も忙しいしシリーズは今回もしくは次回を以て終了しようと考えている。
以上。
by U3 (2019-07-31 01:37) 

たいへー

最近は、朝鮮半島自体が信用できなくてねぇ・・・
by たいへー (2019-07-31 08:23) 

青い森のヨッチン

最近は中国の方がよっぽどまともな国に思えてきました。(北朝鮮は論外)少なくとも対話というコミニケションはできる相手だと・・隣国だから友好的になんて幻想もいいとこですね
by 青い森のヨッチン (2019-07-31 09:38) 

なかちゃん

来ましたよ ^^
正解かどうかは分からないけど、先の政権が調印したものを平気で反故にする奴らだということはよく分かります。しかもそれに対して何の後ろめたさなども露ほどもない連中だという事です。
そういえば、前の政権のトップは必ず逮捕・収監されているんですよね。最悪ですね。
あんなの相手に時間を使うことさえもったいない気がします(^^)

by なかちゃん (2019-07-31 20:12) 

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