SSブログ

『贖罪の山羊は反撃する』~其の参 [誤った認識を正す]

ファティマの手2.jpg

<スペイン・マドリッド、スペイン国会上院付近にて>
 スペインの家のドアノッカーやドアレバーはかつてイベリア半島を支配したイスラム社会の影響か、「ファティマの手」を模した形をしたものが多い
。厳密に言うと「ファティマの手」と呼ばれるものには甲に眼がなければならないのだが、時代を経る毎に簡略化され本来の意味を失い、その意匠・装飾だけが今に伝えられたという事か。
 ところでこの左手の薬指には指輪が嵌まっていますね。因みにスペインでは結婚指輪は右手薬指にするもの。だとしたらこれは婚約指輪ということになりますね。ここは修道院なのでそこに何か宗教的な意味があるのかもしれません。例えば神に愛を誓うとか。。。

 言論プラットフォームアゴラを主宰する池田氏の山中教授非難はまだまだ続く。

「日本なんか比べものにならないぐらいの対策をやったアメリカで13万人死んだから日本はそれ以上死ぬ」という論理は逆だ。人口で比例配分すると日本でも5万人死ぬはずだが、現実の死者は1000人弱。アメリカより「丸腰」に近い日本で、死者がこれから50倍以上に爆発することはありえない。

 これもフェイクで「日本なんか比べものにならないくらいの対策をやったアメリカで13万人死んだから日本ではそれ以上死ぬ」なんてことは山中教授は一切言っていない。いつもながらに虚構を捏造する池田氏十八番のバイアスの掛かった主張である。というより単なるこじつけか言い掛かりでしかない。

 池田信夫氏に限らず、このウイルスの来襲によってもたらされた「ウイズコロナの世界」を快く思わない者は多いようだ。そしてこうなった原因を作ったと思われる犯人捜しをして、誰かを血祭りに上げようと画策する。そうして自分たちにとって好ましからざるこの情況を否定して、誰かしら『贖罪の山羊(スケープゴート)』を見つけて、その生け贄にすべての罪を被せて溜飲を下げたいと思っているのかもしれない。

 池田信夫氏にとって、その様な贖罪の山羊はかつても今も北大の西浦教授であり、新たに加えたもう一人の生け贄が京大の山中教授ということなのだろう。誰かを貶めなければ気が済まない人は数多い。無責任な言説を吐く人も数知れず。愉快犯や奇異を衒って受け狙いの暴言を吐く者も後を絶たない。

 池田氏はその中の一人だ。

 しかし筆者は思うのだ。東大や京大の理学博士号ならいざ知らず、

 たかだかKO大学授与の<学術博士>ごときが何を言うか。

この先をお読みになりたい方はどうぞ


nice!(97)  コメント(24) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。