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『贖罪の山羊は反撃する』~其の伍(完結編) [誤った認識を正す]

ファティマの手6.jpg

<スペイン・マドリッド>
「ファティマの手」はスペインに限らずヨーロッパでドアノッカーやドアノブになっているがこれは把手になった例だ。

 いきなりでなんですが、これがこのシリーズの最後なので長いですけど時間を見つけて是非とも最後まで読んで頂けたらと思います。大事なことが沢山書いてあります。新型コロナに押し潰されないためにも、皆さまには是非とも読んで欲しいと思っています。

 7月23日の昼前のことだ。

 テレビを見ていたら、雨の中傘を差して渋谷のハチ公前交差点で青信号を待つ歩行者の姿が写っていた。それを見てこう思った。

「この人数でソーシャルディスタンスを守れったってどだい無理な話だよな」

 ソーシャルディスタンスだけでなく、3密などの感染予防対策の全てが遵守困難な状況にあることが、ハチ公前交差点の状況を見ただけで推し量れるのである。人々から警戒心と緊張感が日々薄れ失われていく。これで感染者が増えない訳がない。

 そんなことを思っていたら東京都でこの日366人の感染者が確認された。政治判断を誤るとこういうことになる。安倍政権は小池都政に任せて傍観者にでもなった積もりか。こんなちぐはぐなことを続ければその先に残されているのは破滅の二文字だけだ。為政者がこんな体たらくでは残念ながら400人、500人/日はもうすぐだ。やがて全国でも感染者数が2000人、3000人/日が当たり前になる望まざる日々が訪れるだろう。

 中央政府と地方自治体の対立だけでなく、こんな時にツイッターでは感染防止を優先すべきだとか、経済が死んでは元も子もないとか、お互いの主張への非難の応酬が続いている。なんて日本人は愚かなのか。どうしてこうも劣化してしまったのか。

 大事なのは感染予防と経済対策のバランスだ。

 そんな基本的なことにすら頭が及ばないおバカが激増している日本。自分だけが正しいと思い、異なった考えを持つ者を受け入れない、狭小な度量と劣化した国民性。その上総じてキレやすい。こんな人間ばかりでは日本の先行きは暗い。

この先をお読みになりたい方はどうぞ


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