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『贖罪の山羊は反撃する』~其の壱 [誤った認識を正す]

プラハブルタバ川.jpg

 チェコの首都プラハのヴルタヴァ川に掛かるカレル橋はチェコ最古の石橋だ。しかしこの橋、一つ上流にあるチェコ軍団橋とともに非常に掏摸(スリ)が多い。橋の上でカメラを持って写真を撮ってくれと言って来るチェコ人がいたらほぼ間違いなくそれは掏摸か置き引きである。大概が二人組で行動しているという。現実にも筆者にも掏摸は近づいて来たが余りしつこいので「うるさい! あっちに行け」と怒鳴ったらそそくさと逃げ出した。撮ってくれと差し出したカメラはCanonだったから、たぶんあのカメラは韓国人か日本人から盗んだものだろう。
 ・・・え、なんで韓国人かって? あのね、韓国人ほど本音と建前が違う国民はいないからです。一歩国外に出れば日本製品信奉者なのだ。現にヨーロッパを旅行する韓国人が持つカメラはほぼ100%日本製。しかもCanonだ。日本製品不買運動は韓国国内向けのパフォーマンスだったことがこれで分かろうというものだ。

 現代の日本人は男女老若を問わず、常にスケープゴートを探しているように思えてならない。常に生け贄を探し廻って、その対象を見つけ出すと寄って集(たか)って罵詈雑言や誹謗中層の限りを尽くす。その攻撃性はもはや常軌を逸している。

 これは以前から指摘されていることで別段目新しい話ではない。だがここ数年のSNS上のエスカレート振りは些か異常だと思える。老若男女の区別なくそこには攻撃される側の人権などまったく無視され遠慮会釈がなく、攻撃する側には品性や時にはに人間性さえ見受けられないありさまだ。

 ひとことで言えばおぞましい限りだが、それは取りも直さず日本人の精神構造が、もはや健全ではなくなったことを如実に指し示しているように思えてならない。

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